大学のレポートが出来上がったので、息抜きに
カナダのMadameというアートアニメーションを観てみました。
パペットアニメーションなんですが、実写との融合を試みた作品で
僕はパペットの何ていうか土臭い質感が嫌いなんだけど、
実写の潤んだ瞳などと合成することによって、パペットと
実写のいい部分が見事に引き出しあってると思います。
とても魅力的な作品でした。
ちなみにその瞳っていうのがマダム(メインの女の人)の
瞳なんですが、おそらくパペット制作をした2人のうちのひとりの
Maciek Szczerbowskiさんではないかと思われます。
女装癖でもあるのかな。
あと、これは僕の経験論だけど、いい作品って、パペットアニメだから
パペットだけを使うとか、アニメだからアニメ的な表現だけを
使うとかいうのでなくて、そのジャンルの枠を飛び越えた
作品にならないと素晴らしい作品にはならないような気がします。
今回の僕の制作もそれを少し考慮にいれた作品に仕上げる
予定なんだけど、それが”必然”にみえてくるような作品に
しないと、よく分からない、嘘臭い作品になってしまう。
なので、いい作品に仕上がるように頑張ろうと思います。
今は制作するだけで、精一杯ですが苦笑。
それと、これは余談で、Madameの中で室内灯のついていない
電車内のシーンが登場しますが、僕自身、室内灯の全く
ついていない真夜中の電車にのったことがあります笑
うっかり回送の電車に間違えて乗ってしまったんですが、
真っ暗で何にも見えない車内を、電車が走ることによって
ひゅん、ひゅんって外の光によって照らされるのが
とても印象的でした。
よい子は真似しないように。