症状の内容と、その克服方法について
人混みなど、すぐに逃げ出せない所へ不安で行けないという形で現れてくるのが、広場恐怖と言われている発作性神経症の症状になります。
前ページの密閉恐怖症の場合と共通する部分もありますが、広場恐怖の場合は、いわば、人間によって密閉された状況に置いて起こる症状だと言っても良いのではないかと思います。
デパートのバーゲンセールの会場や、渋谷の駅前の交差点といった道路、コンサート会場、歩行者天国といった場所が、対象になると思います。
ただ、この広場恐怖の場合も、対人恐怖症の場合とはやや異なり、他人に対する緊張や不安が直接的な原因になっている訳ではなく、不安発作に対する、予期不安が原因になっているものなのです。
つまり、突然の動悸やめまい、息苦しさのために人混みの中で倒れ、無様な姿をさらしたくないといった不安が原因になっていると考えて良いと思います。
ただ、この広場恐怖の場合も、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、人混みの中での不安発作に対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ根本的に改善してくるものなのです。
ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。
つまり、薬を飲めば、これですぐに治るという単純なものではないのです。
前ページの密閉恐怖症の場合と共通する部分もありますが、広場恐怖の場合は、いわば、人間によって密閉された状況に置いて起こる症状だと言っても良いのではないかと思います。
デパートのバーゲンセールの会場や、渋谷の駅前の交差点といった道路、コンサート会場、歩行者天国といった場所が、対象になると思います。
ただ、この広場恐怖の場合も、対人恐怖症の場合とはやや異なり、他人に対する緊張や不安が直接的な原因になっている訳ではなく、不安発作に対する、予期不安が原因になっているものなのです。
つまり、突然の動悸やめまい、息苦しさのために人混みの中で倒れ、無様な姿をさらしたくないといった不安が原因になっていると考えて良いと思います。
ただ、この広場恐怖の場合も、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、人混みの中での不安発作に対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ根本的に改善してくるものなのです。
ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。
つまり、薬を飲めば、これですぐに治るという単純なものではないのです。