どんな病気? 病気の概要■ 女性に特有の疾患です成人女性の約10%、妊婦の約30%にカンジダ菌の膣内感染が認められたとの報告があります。ただ、カンジダ菌の検出だけでは性器カンジダ症とは言えません。また、男性に症状が出ることは少ないと言われています。 ■ もともと多くの人が体内に持っている菌です性行為による感染もありますが、もともと人が体内(膣内、腸管など)に持っていることが多い菌で、何らかのきっかけ(体調を崩すなど)によって、さまざまな症状を引き起こします。 ■ カンジダ菌はカビの一種カンジダ属の真菌(カビの一種)によっておこります。 ■ 性行為による感染とは限らないもともと体内にある菌が原因で症状が出る「自己感染」もあります。出産時の「産道感染」もあります。 どんな症状がでるの? 病気の症状男性の発生箇所男性は、性器にカンジダ菌を保有していても症状がほとんど出ません。包茎、糖尿病、ステロイド剤の投与などが原因で、症状が出ることもあります。 主な症状
女性の発生箇所女性の場合は、膣と外陰部に同時に症状が現れることが多く、 外陰膣カンジダ症(外陰炎参照)といわれます。 主な症状
風邪、疲労、ストレスなどで免疫力が低下したり、ステロイド剤、抗生物質の乱用や妊娠などで症状が出ることがあります。少数ですが、再発を繰り返す場合もあります。 咽喉(のど)への感染もともとカンジダ菌は口腔内に存在するとも言われています。乳幼児や老年者では免疫力の低下などにより、口腔カンジダ症やカンジダ性口内炎を起こすことがあります。 |
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