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Hors Noir / Editions Hors Commerce

オール・ノワール
 〔1996 -〕

オール・コメルス社 (パリ)
     ノワール・アヴァンギャルド、マッド文学

【概説】
前衛寄りの作風で知られている出版社の犯罪小説コレクション。ポルノ・官能小説の叢書「オール・ブルー」と対になるものです。  
出版社名は「非売品」の意味ですが、実際最初期の作品はISBNも付されておらず入手も難しかったのを覚えています。第24番まで画家ダニエル・オトゥアールの作品を表紙に使用。無駄にゴチャゴチャしたトラッシュな画風が意外と小説にマッチしています。
ノワール版「ガロ」とでも言えそうなアヴァンギャルな文芸空間。自由な気風から優れた作家が多く集まってきました。結果として後の文学賞作家(クレール・ルジャンドル、クロ−ド・アモツ、モーリス・アティア)を輩出。しかし25番以降はラインナップを総入れ替えしてしまい初期の面白さは失われていきます。2001年以降は才女ラリー・ワルケルの作品を主に扱っていました。

【諸データ】
【1996年4月】
叢書第1番となる『よくあることさ』(ジャン=イヴ・ベルシェ著)公刊。19×14センチというやや横長のフォーマットが独特でした。 
 
【1997年】
クロード・アモツが『酒蔵』を発表。同年度のヴィエンヌ市血のインク賞を獲得。 
【1998年】
クレール・ルジャンドル著『メイキング・オブ』公刊。この時点で弱冠19才。この後純文畑のグラッセ社に移籍して評価を高めていきます。 
【1999年】
ジュリア・ベネシュ著『ベッポとリュリュ』公刊。90年代仏ノワールで最もクレイジーな一作。あちこちでカルトな愛読者を生み出していました。 
【2001年】
第25番の『卑劣謝肉祭』からフォーマットが大きくなり、表紙が写真入りに変わりました。
【2001年】
アラン・ピュイゾ著『楽園にようこそ』公刊。同年度エストラパッド賞獲得作品です。

【作品】
 『よくあることさ』
ジャン=イヴ・ベルシェ著
『抜け目なし』
エマニュエル・ロワ著
『銀獅子』
ダニエル・バルディ著
1 : Des Choses
qui arivent
/ Jean-Yves Berchet
[1996]
2 : Le Mariole
/ Emmanuel Loi
[1996]
3 : Lion d'argent
/ Daniel Baldit
[1997]

『ベネチア人暗殺者の日記』
クリストフ・ドゥルエ著
 『太陽は闇で輝く』
ジャン・レイ著
 『酒蔵』
クロード・アモツ著
4 : Journal d'un
tueur vénétien
 / Christophe Derouet
[1997]
5 : Le Soleil est meilleur
à l'ombre / Jean Rey
[1997]
6 : Le Caveau
/ Claude Amoz
[1997]

『ファルーク・プール』
ジャン=イヴ・ベルシェ著
『武器状態』
ドミニク・ルノー著
『黄色のバナナに赤い血』
ジャン=イヴ・ベルシェ著
- : La Piscine Farouk
/ Jean-Yves Berchet
[1997]
- : État d'arme
/ Dominique Renaud
[1997]
- : Jaune banane
rouge sang
 / Jean-Yves Berchet
[1998]

『メイキング・オブ』
クレール・ルジャンドル
『暴力の種』
ヤン・ドゥ・レコテ著
『神の声』
ロベール・ゴルディエンヌ著
10 : Making Of
/ Claire Legendre
[1998]
11 : Gène de violence
/ Yann de l'Ecotais
[1998]
 12 : La Voix de Dieu
/ Robert Gordienne
[1998]

『霧に囲まれた
ウステルリッツ』
クリストフ・ドゥルエ著
『泥炭にて』
クロード・アモツ著
 『血の関門』
ジャック・アルビナ著
 13 : Austerlitz
bordée de brume
/ Christophe Derouet
[1998]
14 : Dans le tourbe
/ Claude Amoz
[1998]
15 : Ecluse de sang
/ Jacques Albina
[1999]

 『沈黙の都』
クリスティアン・スシェール著
『死の病院』
ヤン・ドゥ・レコテ著
『ベッポとリュリュ』
ジュリア・ベネシュ
 16 : La Cité du silence
/ Christian Souchère
[1999]
17 : Mortelles cliniques
/ Yann de l'Ecotais
[1999]
 18 : Beppo et Lulu
/ Julia Benech
[1999]

『So』
フィリップ・デブレーズ著
『オーベルカンプ通り』
モーリス・アティア著
『大渦』
ベアトリクス・フォワジル著
19 : So
/ Philippe Deblaise
[1999]
 - : Rue Oberkampf
/ Maurice Attia
[2000]
 - : Grand remous
/ Béatrix Foisil
[2000]

『エルヴィスとシャイアン娘』
オリヴィエ・ダヴィド著
 『カルマ・ガール』
エリック・ウィーゼル著
『ブルージュの秘密鏡』
ナディヌ・モンフィス
22 : Elvis et la cheyenne
/ Olivier David
[2000]
- : Karma Girl
/ Eric Wiesel
[2000]
24 : Les Miroirs
secrets de Bruges
/ Nadine Monfils [2000]

『卑劣謝肉祭』
モーリス・アティア著
 『熱と薔薇の物語』
ジュリア・ベネシュ
『楽園にようこそ』
アラン・ピュイゾ著
25 : Le Carnaval
des gueux
/ Maurice Attia [2001]
25 : Le Carnaval des
gueux / Maurice Attia
[2001]
27 : Bienvenue
au Paradis
/ Alain Puiseux [2001]

 

【最終更新】 2009-06-10
Photo : "Voici le temps des assassins" / Julien Duvivier, 1955
] Noirs [ - フランスのもう一つの文学 by Luj, 2008 - 2010