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Jean-Christophe Pinpin

ジャン=クリストフ・パンパン
 〔1964 - 〕

     【活動叢書】ル・プルプ、「調査とサスペンス」
 

【略歴】
1964年トゥールーズ生まれ。古典文学専攻。一時期はアキテーヌ地方、スペイン国境に程近い町バイヨンヌでロマン・ノワール専門の書店「うたかたの探偵」を経営していました。  
95年から自身の執筆を開始。拠点をアキテーヌからブルターニュへと移します。90年代後半、叢書ル・プルプからデビュー作を発表。その後ブルターニュ地方の出版社アラン・バルゲンと出版契約を結び、同地に伝わる船乗りの古い言い回しをタイトルに使用した地方ミステリ連作に取りかかっていきます。
 「ウェサン島を見る者は己の血を見る
モレーヌ島を見る者は己の苦痛を見る
サン島を見る者は己の終わりを見る
グロワ島を見る物は己の十字架を見る」
Qui voit Ouessant voit son sang,
Qui voit Molène voit sa peine,
Qui voit Sein voit sa fin,
Qui voit Groix voit sa croix.
基本的には「内地・本土」に勤務していているヤニック・ル・ゲネック警部/警視が島で発生した殺人事件を解いていく内容です。この前後(98〜00年)のブルターニュ・ミステリ(特にアラン・バルゲン社)は地元礼賛色の強い御当地自慢が大半だったのですが、パンパンは外部者の視線を導入し、島人の閉鎖的な姿、あるいは村社会の馴れ合いまで作品化していきました。00年4月にはモレーヌ島町長が「島の宣伝に良くない」とパンパン著作を非難するというトラブルが発生。このエピソードには当時の作家を巡る緊張関係が良く表れています。
パンパン作品にもブルターニュの島々を美しく描いた記述は見られます。内輪誉めの自己完結に終わらない、批評的な美しさをブルターニュ・ミステリに持ちこんだ数少ない作家の一人です。1996年前後にジャン=ベルナール・プイ氏が積極的にプッシュしており、プイ/パンパン/ルコールの3作家による競作短編集なども発表されていました。

【諸データ】
民生委員から提案があって、文芸教室を3度開催、小説を巡る討論会を開くという話を受けいれた。バイヨンヌではロマン・ノワールを書いている書店主がいるという話が広まっていた。門戸が閉じられる時もあれば開かれる時もある。監獄は後者だった。
 「書き物に囚われの身」
レ・タン・モデルヌ誌 595号
ロマン・ノワール特集号
212ページ

"Bagnard en écriture"
in Les Temps modernes
No. 595. 1997. p212.


モレーヌ町長も又ジャン=クリストフ・パンパン氏の作品に感心しなかった一人である。島のホテルのブランド・イメージがモレーヌ島だけではなく、外部に対しても色褪せてしまったというのが町長の見解である。「これはモレーヌ島の宣伝には良くないよ。ブルターニュの島全般の宣伝にも悪い」  
”モレーヌ島町長曰く、「これは島に良くない」”
ル・テレグラム紙。00年4月12日付記事

Le maire de Molène:
"ce n'est pas bon pour l'île"
Le Télégramme, 12/04/2000


【長編小説】

猿轡演戯

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1996年
 バレンヌ社(パリ)
叢書 ル・プルプ 19番

Les Gens bons bâillonnés / Jean-Christophe Pinpin
-Paris : Editions Baleine.
-(Le Poulpe; 19).
-134p. -12 x 18cm. -1996.


ボルドー収穫

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1997年
コメット社(マルシリィ)
序文:ジャン=ベルナール・プイ

Vendanges en bordelais / Jean-Christophe Pinpin
-Marsilly : Editions de la Comète.
-(Faites le noir).
-176p. -1997.


グロワ島を見る物は己の十字架を見る

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1998年
 アラン・バルゲン社(カンペール)
叢書「調査とサスペンス」

Qui voit Groix, voit sa croix
/ Jean-Christophe Pinpin
-Quimper : Editions Alain Bargain.
-(Enquêtes & Suspense).
-p. - x cm. -1998.


サン島を見る者は己の終わりを見る

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1999年
 アラン・バルゲン社(カンペール)
叢書「調査とサスペンス」

 Qui voit Sein voit sa fin
/ Jean-Christophe Pinpin
-Quimper : Editions Alain Bargain.
-(Enquêtes & Suspense).
-191p. -11 x 18cm. -1999.


ウェサン島を見る者は己の血を見る

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1999年
 アラン・バルゲン社(カンペール)
叢書「調査とサスペンス」

Qui voit Ouessant voit son sang
/ Jean-Christophe Pinpin
-Quimper : Editions Alain Bargain.
-(Enquêtes & Suspense).
-192p. -11 x 18cm. -1999.


ベル・イル島を見る者は己の島を見る

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1999年
 アラン・バルゲン社(カンペール)
叢書「調査とサスペンス」

Qui voit Belle-Ile voit son île
/ Jean-Christophe Pinpin
-Quimper : Editions Alain Bargain.
-(Enquêtes & Suspense).
-11 x 18cm. -1999.


世紀末のトゥールーズ

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1999年
 アラン・バルゲン社(カンペール)
叢書「調査とサスペンス」

Toulouse au bout du Siècle
/ Jean-Christophe Pinpin
-Quimper : Editions Alain Bargain.
-(Enquêtes & Suspense).
-191p. -11 x 18cm. -1999.


モレーヌ島を見る者は己の苦痛を見る

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 1999年
 アラン・バルゲン社(カンペール)
叢書「調査とサスペンス」

Qui voit Molène voit sa peine
/ Jean-Christophe Pinpin
-Quimper : Editions Alain Bargain.
-(Enquêtes & Suspense).
-190p. -11 x 18cm. -1999.


オエディック島で狩りを

 ジャン=クリストフ・パンパン著


[初版] 2000年
 アラン・バルゲン社(カンペール)
叢書「調査とサスペンス」

Traque à Hoëdic / Jean-Christophe Pinpin
-Quimper : Editions Alain Bargain.
-(Enquêtes & Suspense).
-167p. -11 x 18cm. -2000.

 

【最終更新】 2009-06-18
Photo : "Un Témoin dans la ville" / Edouard Molinaro, 1959
] Noirs [ - フランスのもう一つの文学 by Luj, 2008 - 2010