バビロニア神話と昔話・伝説・世間話の違い
キリスト教における世界の創造は、旧約聖書の創世記第1章にて語られている。初めに、神は天と地を創造した。地は混沌とし、水面は闇に覆われ、聖霊がうごめいていた。神は光を生み出し、昼と夜とを分けた。これが世界の始まりの1日目である。2日目に神は、水を上と下とに分け、天を造った。3日目には大地と海とを分け、植物を創った。4日目には日と月と星が創られた。5日目には水に住む生き物と鳥が創られ、6日目には家畜を含む地の獣・這うものが創られ、海の魚、空の鳥、地の全ての獣・這うものを治めさせるために人間の男と女が創られた。また創世記の第2章以降では、もう一つの天地と人間の創造が語られている。
アステカ神話では、北方から南進して来たメシカ/アステカ人の祖先(Aztlanと呼ばれる)は、7つのnahuatlacas(ナワトル語を話す種族、tlacaから来た、「人」)の末裔であり、それゆえに、彼らは「Azteca」と呼ばれたという。彼らアステカ人はウィツィロポチトリ神(「左利きの(南から来る)ハチドリ」の意味)の予言に導かれていた。彼らがテスココ湖の島に上陸したとき、彼らはたくさんの実(nochtli)をつけたノパルサボテンに一羽のワシがとまっているのを見た(Tesozomocによる報告が誤訳されたため、ワシがヘビを貪っていたと言う説が巷間に広まった。しかし、最初のアステカ神話においてはヘビについての言及はない)。この光景は、彼らが「そこに新しい家を作るべし」とされた予言の成就と見なされた。
ゴルゴーン三姉妹はポルキュスとケートーの娘で、末娘のメドゥーサを除くと不死であったが、頭部の髪が蛇であった。姉妹の三柱のグライアイは生まれながらに老婆の姿であったが不死であった。ハルピュイアイはタウマースの娘たちで、女の頭部に鳥の体を持っていた。ガイア(大地)が原初に生んだ息子や娘のなかには異形の者たちが混じっていた。キュクロープス(一眼巨人)や、ヘカトンケイル(百腕巨人)がいる。またガイアは独力で、様々な「怪物」の父とされる、天を摩する巨大なテューポーンを生み出した。エキドナは、上半身が女で下半身が蛇の怪物で、ゴルゴーンたちの姉妹とされるが出生には諸説がある。このエキドナとテューポーンのあいだに多数の子供が生まれる。獅子の頭部に山羊の胴、蛇の尾を持つキマイラ。ヘーラクレースに退治されたヒュドラー(水蛇)。冥府で番人を勤める、多頭で犬形のケルベロスなどである。またエジプト起源のスピンクスはギリシアでは女性の怪物となっているが、これもエキドナの子とされる。多くは、神であるか神に準ずる存在である。ポセイドーンとデーメーテールが馬の姿となって交わってもうけたのが、名馬アレイオーンである。他方、ポセイドーンはメドゥーサとのあいだに有翼の天馬ペーガソスや、クリューサーオール(「黄金の剣を持つ者」の意)をもうけた。
エジプト九柱の神々を参照。注:この一覧は英語版からの移植である。参照:エジプト観光省の広範囲に渡るエジプトの神々の情報