分離不安障害の子供への対処法
分離不安障害と呼ばれるものは、小さな子どもにのみ出るものではなく大人になるまで発症する恐れもあります。中学や高校に通う人の分リ不安とは、身体的な異変が見られることで明らかになることが一般的だとされています。
腹痛や頭痛以外にも微熱といった症状も現れることがあり、酷くなると過敏性腸症候群や自律神経失調症などのトラブルを招く可能性も高くなります。
朝と夜の生活がまるで逆になってしまったようになることもあり、朝学校に行く時間に目覚めることができない子どももいます。
中高生の子どもがいる家庭では、すぐにでも学校に行かせようと躍起になりますが、分離不安になっている子どもにとってはそういった考えは危険です。
分離不安をなくすことに力を注いで、固定観念にとらわれず、融通をきかせて対応していくことが子どもの気持ちを軽くしてあげられるやり方なのです。
無気力で一日中何もしていなくても、焦らずに余裕をもって見守る気持ちが大事になります。
分離不安では、不安に思う原因がわかることが治療につながりますが、早く治したいからといって無理矢理話を聞こうとするのは危険です。
もしも子ども側から知らせようとしてきたなら、話の最中にこちらから話をしたり間違ったことを直そうとはせずに、全て聞き入れるようにしましょう。
子どもが知らせたいことをきちんと聞いてあげるということが不可欠なのです。
早く学校に行かせようとする気持ちを押し付けることは良い結果をもたらさず、嘆願口調や命令口調になることも控えましょう。
子どもの表情などを読み取ることを十分に行い、不安になるからといって承諾もなく子どもの部屋や所有物を動かすのはNGです。
中学生や高校生くらいの年齢の分離不安に関しては、カウンセリングを受ける方法や家族療法などが有効だと言われています。
親の間違った思い込みをなくして、子どもも親も楽になれる治療を行うのです。
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