Rail noir / Editions La Vie du rail

黒線路〔ラィユ・ノワール〕
 〔2002 - 〕

鉄道人生社 (パリ)
     鉄道ノワール

【概説】
鉄道専門の出版社が手がけている犯罪小説コレクション。監修者はバレンヌ社近辺で名の知られているジャッキー・ポップとウーマン。黒表紙に作品名、著者名、叢書名と出版社ロゴだけを配置したシンプルな装丁です。叢書名から予想が付くようにどの作品も「鉄道」をモチーフにしています。出版点数は少ないですがこの後ベストセラー作家となっていくネオ・スリラー名手ティリエの処女作を扱ったことで有名になりました。  

【諸データ】
【2002年1月】
第一弾の『殺し屋の影にもう一人殺し屋が』公刊。出版社の公式サイトとリンクする形で叢書紹介サイトが新設されています。 
 
【2004年】
カリヌ・ジーベルの『エリシウス最終着駅』公刊。同年の地中海ポラール賞を獲得した一作で、この後ジーベルはフルーヴ社へと移っていきます。 
【2005年冬】
フランク・ティリエス『死者の部屋』が話題となり、各書店での売上げ上位に食いこむ健闘を見せる。現地のオンライン・サイト(アマゾン、FNAC)でもメジャー出版社の作品を押しのけてピックアップされていました。 
【2008年3月】
1年以上の活動停止後、出版を再開。価格を当初の3倍近く(7ユーロ⇒19ユーロ)まで引きあげています。 

【作品】
『殺し屋の影に
もう一人殺し屋が』
オリヴィエ・ミーシャ著
『ネズミと列車』
ウーマン
&ジャッキー・ポップ著
『迷走列車、死のワゴン』
ジャン=ベルナール・プイ著
1 : Un assassin peut
cacher un autre
/ Olivier Micha
[2002]
2 : Des Souris et
des trains
 / WoôManh
& Jacky Pop [2002]
3 : Train perdu,
wagon mort
 / Jean-Bernard Pouy
[2003]

『踏み外しは許されぬなり』
レナト・コロナ著
『紅天使行き地獄列車』
フランク・ティリエ著
『列車の毒蛇』
セルゲイ・ドゥノヴェツ著
4 : Faut pas faire
de faux pas /
Renato Corona [2003]
 5 : Train d'enfer
pour Ange rouge
 / Franck Thilliez
[2003]
6 : Vipères au train
/ Serguei Dounovetz
[2004]

『強迫観念:彼女が』
ティエリー・クリフォ著
『エリシウス終着駅』
カリヌ・ジーベル著
『緑青の車』
ジャン=ルイ・トゥシャン著
7 : Obsession Elle
/ Thierry Crifo
[2004]
8 : Terminus Elicius
/ Karine Giebel
[2004]
9 : Le Train vert-de-gris
/ Jean-Louis Touchant
[2004]

『コソヴォ黙示録』
オリヴィエ・ボワィエ著
『軌間ゲージとチョコレート』
フィリップ・デブレーズ著
『中国逆走』
ファン・トン著
10 : Apocalypse Kosovo
/ Olivier Boyer
[2005]
11 : Draisine et chocolat
/ Philippe Deblaise
[2005]
 12 : Ma Chine arrière
/ Fan Tong
[2005] 

『蜜の喪中』
フランク・ティリエ著
『魔法のレールで』
ジョルジュ・フォヴォー著
『贖うために殺したの』
カリヌ・ジーベル著
13 : Deuils de miel
/ Franck Thilliez
[2005]
14 : Aux Rails Magiques
/ Georges Foveau
[2006]
15 : Meurtres pour rédemption
/ Karine Giebel
[2006]

『骨を分かちあう路線』
   サミュエル・デルジアーニ
&グレゴリー・ポミエ著
『苦めのブラック一杯』
  ジャン=フィリップ・ミルジ著
『戦争前の最終ロック』
セドリック・ファブル著
16 : Lignes de partage des os
   / Samuel Delziani et
Grégory Paumier [2008]
 17 : Un petit noir
bien corsé
 / Jean-Philippe Milesy
[2008]
18 : Dernier rock avant la guerre
/ Cédric Fabre
[2008]

 『アトーチャ駅、3月11日』
(再刊)
ベルトラン・ウストリエール著
   
   
19 : Atocha
/ Bernard Oustrières
[2008]
     

 

【最終更新】 2009-06-10
Photo : "Voici le temps des assassins" / Julien Duvivier, 1955
] Noirs [ - フランスのもう一つの文学 by Luj, 2008 - 2010

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