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太刀 − 旧・小説投稿所A
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太刀
− るすには気をつけて・・・ −
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「・・・ぅうん?」

俺が目覚めたとき、ベッドの上に居た。
あの時倒れて・・・再び、迷惑をかけてしまったようだ。

「グランー!・・・居ないのか?」

体調も一応いいので、グランを探しているのだが・・・。
幾ら呼んでも彼女の返事は無い。
でかけているのだろうか・・・?

「少し・・・外に出てみようかな」

散歩がてら、俺は外に出ることにした。
ちゃんと俺の靴もあるようだし・・・。






「へぇ・・・ここが、グランが住んでいる地域か・・・」



















「レリイア・・・どうだったの?」

『ヘリオスなら、私のお腹の中で熟睡中よ・・・』

「流石ね・・・ずっと、取り込んでおくのよ?」

『吐き出さないわ・・・その前に、彼が出たがらないでしょうけど』

「いいわ・・・あら?見かけない感じの人」

レリイアが無事戻り、ニコニコしてお腹を見ていた。
少し膨らんでるようにも見えたので、彼女に聞いてみた。
すると、やはり彼女はヘリオスを呑みこんでいるようだ。
膨らみはヘリオスのものらしい。
これで、ヘリオスは私の近くに・・・。
私が吐き出さないよう念を押すと、彼女は吐き出すわけないという。
それに付け加えて、ヘリオスが出たがらないと・・・。
それほど、ヘリオスには効果あるのね。
取り込むってのは、体内で拘束・・・マッサージをさせておくこと。

ふと、窓の外を見ると初めて見る男の人を見つけた。
歳は・・・19歳程。
蒼い長髪よりで・・・結構、カッコイイわ。
決めた・・・。
あの男の人も、私のものにしましょう。

「レリイア・・・ヘリオスを、可愛がってなさいな」

『言われなくても・・・ウフフ』










「へぇ・・・ここが、グランが住んでいる地域か・・・」
「そこの貴方?」
「えっ、俺?」
「えぇ・・・ここらへんの人ではないわね?」

瞳の色も蒼・・・なかなか、面白いわね・・・。

「私の名前はクイートラス・スキーラ・・・この町を治める貴族です」
「・・・えーと、俺の名前はワールハデュ・アヴァシャスです。・・・貴族の方が俺に何のようで?」
「・・・見慣れない方は一度私の家に来てもらわなければいけないのです」
「・・・わ、分かりました・・・行きますよ」

彼は私の言うことを素直に聞いた。
面倒ごとを避けられて好都合ね。
早く連れて行って、新しい男にしましょうね。
ウフフ・・・楽しくなりそうね。



















「ぅう・・・あぁ・・・」

目が覚めたとき、俺は暗いとこに居た。
なんだか、体が濡れているような?
それに、壁が・・・柔らかい?
この奇怪な音はなんだろうか?

「うぅ・・・狭くて、動けないか・・・」

動こうにも、俺を包む壁は柔軟でまた硬い。
押してもボヨンッとはじかれて逆にきつくなっていく。

『・・・?起きたのかしら、ヘリオス?』

「・・・レリ、イア?・・・こ、こは?」

『貴方が大好きな私の胃袋の中よ?』

「胃袋の中?だから、こんなに・・・って、何で俺こんなと・・・こに、あれ?」

声が響いてきた。
聞き覚えのある声・・・メス。
リオレイアのレリイアの声だ。
ここはどこかと聞けば、彼女は自らの胃袋の中だと言ってくる。
どうして、俺はそんなとこに入っているのだろうか?
出して欲しいと言おうとするも・・・。

ムギュゥウ・・・ムニュウゥ・・・

胃肉が俺の体に合わせて形を作り、俺の体に完全に密着し包み込む。
それと同時に俺の体を余すことなく揉みほぐす。
それと同時に甘い香りのする体液が分泌されている。
それを一度口にしたら、なぜか感情が高ぶる。
体が熱い。
焼かれているような熱さではなく・・・恋をしたときのような、なんて言い表せばいいのか分からない。
それによって、俺の意識は出ることから彼女を愛することに変わった。

『・・・ヘリオス、一生私の胃袋の中に居てくれるわね?』

「い・・・嫌・・・じゃなくて、俺からもお願いする・・・・・」

『声が小さいわ・・・大きく言って?』

「貴女の・・・胃袋で・・・俺を、愛してくれ・・・」

そう、今の俺がすることは彼女のためになることをすること。
例えば、彼女が自らの胃袋に居て欲しいと言えば、俺はそれに従い・・・彼女に胃袋で永遠に過ごす。
そして、愛してもらいたい。

『良いわよ・・・なら、絶対に出られないほどにもう少し奥にね』

ズニュニュ・・・

胃肉は活発に動き出し、俺を更に胃袋の奥に送る。
絶対に出られないように・・・絶対に、出ないように・・・。
これで、俺は彼女と永遠に・・・。

『ヘリオス・・・おやすみなさい』

「はい・・・おやすみなさい・・・」

もう、どうでもいい。
彼女に愛されるのなら、俺はここで死んでもいい。


少しヤヴァイかなぁ?
まぁ、ここは大目に見て欲しいなw
この小説は色欲をテーマにしているわけだからww
<2013/03/20 20:59 ヘリオス>
消しゴム
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