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太刀 − 旧・小説投稿所A

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太刀
− かれんに優雅に −
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「その太刀は特別なものでな・・・。特別に貸してやるよ」

「何が特別なのかしら?」

「その太刀に宿る精霊と契約すれば・・・異性を、我が物にできるぞ」

「へぇ・・・でも、貴方には効かないのかしら?」

「当たり前だ・・・では、この男を処分するから、俺は戻るぞ」

「待って、ヘリオス・・・また、来てくれるわよね?」

ヘリオス・・・彼は、頷くと屋敷を出て行く。
彼はあの男をどう処分するのかは、知らないけど・・・面倒がはぶけて良かったわ。
しかし、この太刀に男を惚れさせる能力なんてあるのだろうか?
彼を疑うわけではないけど、気になる物よね。

(愛に飢えているね・・・)

「誰!?」

(太刀に宿る悪魔だよ。ヘリオスは、精霊といってたけど、そんな奴とは違う)

「・・・貴方が、私の飢えを癒してくれるのかしら?」

(まぁね・・・私も、情欲があってこそ、この世界に留まっていられるのだからね)

「つまり、私は愛を満たし・・・貴方は、エネルギーを満たす・・・それで、いいのかしら?」

(うん)

彼も冗談を言うのね。
悪魔かぁ・・・結構、面白いわね。
これで、私は・・・なんて、嬉しいことなのかしら。
でも、契約って・・・どうやればいいのかしら?
魂を渡すとかじゃないわよね。
まさか・・・ね。

「契約の仕方は?」

(私と話をしている時点で、契約済みだよ)

「・・・そう。って、ことは」

(男は皆君のものさ)

その言葉を悪魔から聞いた私は、嬉しさに倒れるかと思った。
これでようやく・・・満たされなかったものが、満たせるのね。
ヘリオス・・・貴方も欲しいけど、我慢するわね。
貴方は、最後に貰うことにするわ。
それでは早速・・・男を、我が物にしましょうか。




















「レリイア・・・これを食っていいぞ」

『どうしたのかしら、この人間は?』

「さぁな・・・あ、あと・・・」

『何かしら?』

「・・・前から話していた、クイートラス・スキーラの屋敷に行ってくれないか?」

『いいけど・・・どうして?』


大丈夫だ・・・ヤバイ表現は絶対に出さないから。

捕食要素満載で、行くとしようではないかww
<2013/02/20 01:16 ヘリオス>
消しゴム
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