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夢見がち日常 − 旧・小説投稿所A
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夢見がち日常
− その頃の俺のクラス(3-2) −
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先生目線です。担任じゃ無いですよ。


[それじゃあ、授業を始めます♪]
「起立!礼!」

学級委員さんがきびきびと挨拶をし、授業を始める。
けど、一つ空席があった。

[そこは誰の席だっけ?]
「えっと、ラムネです。今日は、学校に来てました」

おかしいなぁ。
頭は、結構いい子だし、サボる様なこじゃ無いんだけど…。

ま、他の先生に探して貰えばいっか。
そう思い、テレパシーを使い、彼の担任の先生にお願いする。

[それでは、教科書132Pを開いて下さい]

皆が一斉に教科書を開く。

[それでは、加藤君から、後ろに丸読みしていって下さい]
「はい!…………………………………」

皆が教科書を読んでいる間に、テレパシーが飛んで来た。

(居ました。図書室で仕事中に寝ていましたよ。今、連れていきます)
(フフッ…。彼、あんまり寝てなさそうですしね。解りました。ゆっくりで大丈夫ですよ)

そう伝えたその時。

どぉぉぉぉぉぉん!!!

突然の轟音と衝撃。

「うわぁっ!」「きゃあ!」

驚き、慌てる生徒達。

[落ち着いて!まずは、校庭に避難を…]
「その必要は無い。お前らには人質になって貰う」

「[!?]」

その場にいる全員が息を飲む。
けど、私だって竜だ。

[あなた達…、私に勝てると…]
「思うさ。…あれが人質の限り、な」

二人組で入ってきた黒ずくめの男は、校庭を指差した。
気になって窓の外を見ると、また同じような黒い服を着た男が、一人の男に銃をつきつけていた。
あれは…、もしや…、

[校長先生……]

実は、この学校は、かなり特殊で、普通、教員のほとんどが人間なのに対し、ここは校長以外全員竜だ。
教育委員会もほとんどが人間だから、やはり人間同士の方が良いことが多い。

つまり、この学校で一人だけの人間の教員を失う訳にはいかない。
要するに、

[解ったわ…。あなた達の言う通りに従う]

他の先生も同じ判断のようだ。

(誰か…、助けて…)

そんな事を思いながら、奴等の言う事に従った。


自分の状況も書こうと思ったけど、長くなったんでやめました。

この先生女性ですから!
大人の女性の口調が下手だなぁ。
<2012/12/15 10:51 ラムネ>
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