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夢見がち日常 − 旧・小説投稿所A

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夢見がち日常

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元に戻します。


先生は、俺に尻尾を巻き付けたまま、警察署に向けて、全速力で飛んでいた。

二人で行ったら時間がもったいない!
そう思い、先生に頼む。

「先生!下ろして下さい!」

その言葉に驚いた先生に、続けて言う。

「僕は、仲間と一緒に学校に行って、テロの戦力を削ります!だから、先生だけ警察署に…」

そこまで言うと、ゆっくりと下降を開始した先生は、ボソッと一言。

[勉強だけ出来て、頭の回らない奴だと思っていたが…、そうでも無いようだな]

しかし、その声は荒れ狂う風のせいで聞こえなかった。

無事着陸して、地面があることに感謝していた俺に先生が一言。

[…無理はするなよ]

それだけ言うと、また飛んで行った。

先生が着陸したのは、奇跡なのか狙ったのかはさておき、俺の家の目の前だった。
家が学区の端にあって良かった。

家に入り、全員に事情を説明すると、
いろんな反応をした。

ガブリアスは「久々に暴れれるぜ!」と喜んだ。

ブラッキーは「めんどくせー」と言ったくせに、尻尾が凄い揺れてる。多分喜んでる。

グレイシアとバシャーモは「しょうがないな…。マスターの為なら」と嬉しい事を言ってくれた。

エーフィは「僕も行かなきゃダメ…?」とビビっていた。

その他三匹は、「昼飯が増えた」と喜んでいた。というかルギアが凄い早さで皆と仲良くなってた。

と言う訳で、学校まで全速力で行き、校門が見えた所で立ち止まった。

「…ちょっと様子を見てくる」

もう先生達が解決しているかもと思い、学校に近付き、校庭を見る。
すると、誰かが黒ずくめに銃をつきつけられていた。
あれは、図書室で見た…

「校長先生…!」

連中は、校長先生を人質にして、先生達を抑えているのか…。
なら…。

皆の所に戻り、考えた作戦を伝える。

「まず、校長先生を人質にしてる奴を、サザンドラが『竜の波動』で倒す。そしたら、全員突撃。でどうよ?」

その言葉に、ササンドラは、

「いいぜ。余裕で出来るぞ」

そう言った。
さらに、誰も反対意見を出さなかった。
この作戦で決まりだな。

「よし!じゃあ、行くぞ!」

そう言い、俺達は学校という戦場に向かって、音を立てないように歩き出した。


文字数がバンナム!(876って言う事です)
縁起がいいですねー。(どこが?)
<2012/12/16 13:09 ラムネ>
消しゴム
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