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壊れた作者 − 旧・小説投稿所A
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壊れた作者

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「ぅ〜…やっと胃についたか…」
へとへとの状態で胃にたどり着く。
やっぱり狭くぬるぬるしてて…彼女にとって最高の場所なのだ。
「でも♪久しぶりにいいかも♪」
クチュ…ニュチャニュチャ…
胃壁がジュンジュンを包みゆっくりと揉んでいく。そして彼女の体は粘液でベトベトになっていった。




「…あれ?誰か食べたみたいだな。」
ジャローダはお腹を撫で撫でしながらうっとりしている。だがすぐに吐き出す。
ぐぐ…ペチャ…
「あう…ちょっと…」
「………ジュンジュン?」
「………は!?」
うっとりしているジュンジュンをつたで頭をぺしぺしと叩く。
それを受けたジュンジュンは正気に戻る。
「起きたのね♪」
笑顔で見つめているジュンジュンに対して、ジャローダは暗い顔をしている。
「ジュンジュン…そろそろ言わないといけない事がある。」
「な…何?」
ジュンジュンは正直不安な感じがした。
「お前の本名はジュンジュンではない。」
「………へ?」
「本当の名前は…」
ジュンジュンはゴクリ!と喉をならす。
「ジェシー・テナ・ミカエル。」
「……は!?」
いきなり訳がわからない名前を言われる。
「そして…裏の名前は…ジャノン・アリア・ミカエルだ。」
「わからないよ…ジャローダ…」
ガタガタと震え、ジャローダのつるをつかむ。今にも泣きそうになっている。
「あと…私の名前はジャローダではない、そこのカイオーガとルギアも…」
「訳がわからないよ!その話。止めてよ。」
泣きながらジャローダに言う。しかしジャローダは話すのを止めようとしない。
「そして、お前の存在を教える。」
シュルン…
彼女の体を長い胴体で締め付ける。
必死に抵抗するが、逆に力が増していく。
「もう止めて!訳がわからない話は!」
「お前は天の使いの者だ。」
「え……天の使いって…?」
抵抗するのを止めて、静かにジャローダの話を聞く。
「続けて…」
「お前は元々大人で、天の使い=天使だった。だが、地上に出て人助けをしていると何者かに襲われ、命をおとす。それを見ていた私達は必死にお前を助けようと魔法で自分の体を犠牲にして、助けた。しかし魔法の効果は薄く、記憶を失い、体は幼くなり…とても悲惨だった…」
ジャローダは真剣になり、ジュンジュンの存在を必死に伝える。
「そして、体を失った私達はお前がお気に入りだったぬいぐるみに取り付き…今の姿になっている。」
「…そんなことが…ぅぅ…ごめんなさい!私の性でみんなが犠牲になって…(涙)」
話を最後まで聞くと…自分の性でみんなを犠牲にしてしまった。
そう考え、ジャローダに抱きついて大泣きしながら謝る。
「大丈夫だジュンジュン…いや…ジェシー。私達はお前がいて何よりも嬉しいからな…(涙)」
次第にジャローダの目から涙がこぼれる。その涙はジュンジュンの顔に落ちる。
「ジェシー…そろそろ元の姿に戻るか?本当の姿に…」


続く



あ〜…やっと書きたいことを書けた♪
<2012/11/18 17:27 シャビー>
消しゴム
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