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『さて・・・獲物としての覚悟はいい?・・・想ちゃん♪』

彼女から発せられ、頭に響いたたその言葉に、僕は、いつものようにワザと棒読みで、こう言い返した。

「はぁ・・・そんな覚悟、出来てるわけ無いじゃないですか。」

僕のその一言を聞き、彼女はモナリザのように絶妙な笑みを浮かべながら、今にも涎が垂れそうな口を開いた。
その口は、どんどん僕に近づいて来る。

・・・いや、この至近距離で"近づいて来る"という表現はおかしい。
だが、"近づいて来る"・・・その表現がぴったりだ。

近づいた口から垂れる生暖かい涎が糸を引き、僕の頬から首筋、そして胸や背中へとかかる。
この少し寒い部屋で、その温かさは僕の中に微かな安堵・・・いわば希望の星のような気持ちを引き起こした。
だがそれは、決して希望なんかじゃ無い。死をもたらす入り口からの、形の無い使者だ。

パクッ!

今どき子供アニメでも出てこないような音を立て、僕の頭に何かが覆い被さった。
その瞬間、鼻に入る空気が変わる。湿った、微かに生臭いものへと変わり、顔の表面が一気に濡れた。
首には固く、鋭い物が当たっている・・・そのまま強く挟まれれば、首がもげ、確実に死ぬだろう。
濡れた顔には柔らかく、ヌルヌルした物を押しつけられ、僕の顔から味を取っていった。

・・・この一連の出来事は、僕が「出来てるわけない」と言ってから僅か1秒の間に起きた。
そう、まさに不意打ち・・・気がつけば僕は、首を歯で押さえられ、頭だけが口内に入っているという状態に・・・

(!?)

その直後、首を挟んでいた歯が閉じて・・・軽く、僕の首に噛みついた。

「うあっ・・・」

『良いわぁ・・・貴方の首、美味しいわよぉ・・・』

頭に響く声。その意味を理解する前に、歯は次の行動を開始していた。

「うっ・・・」

首から離れた歯は、首の下・・・肩を挟むように、噛みついてきた。
その次には二の腕、その次には肘・・・そう、どんどん下へと、甘噛みされる場所は動いていく。
それに伴い、僕の歯形のついた体はどんどん口内へ引きずり込まれ、柔らかな舌が僕を包み込んだ。

・・・想像して欲しい。上半身を柔らかな、布団より暖かく心地いいもので包まれ、
下半身を固いとげのようなもので挟まれ、マッサージを受ける・・・

こんなマッサージをする店を僕は聞いた事がないので、世間一般がどう感じるのか、想像する事は出来ない。
だから、僕のこの感情が正しいのかどうか分からないが・・・僕はこの行為に、快感を感じていた。
そう、快感だ。ゲームやPCをやったり、お腹が空いた時に食事をした時に感じるのとは違う、快感・・・

「う・・・ああ・・・///」

自分でも分かるほど、口から漏れる声が変わってきた。
不快感から出る悲鳴から、だんだん、快感による歓喜の声に・・・

『あら・・・気持ちいいの?・・・フフ、まだまだこれからよ・・・♪』

フェリア・・・君が恐ろしいよ。
僕があんなにも嫌がり、不快に感じていた"食われる"という行為をいとも簡単に快感へと変えたんだから・・・

でも、僕にだってプライドはある。さっきまでの態度をあっさり変え、快感に溺れる訳にはいかない。

「だ、誰が・・・こんなに気持ち悪いのに・・・快感なんて・・・」

その快感を否定する言葉を僕は言う。

『往生際が悪いわねぇ・・・認めちゃいなさい。気持ちいいって・・・』

その言葉が頭に響くと同時に、外に出ていた下半身に舌が巻きつき、口内へと引きずり込んでいく。
僕は無意識のうちに、体を挟む牙を手で掴み、引きずり込まれまいとした。
だが、相手は竜。僕ごときの抵抗で押さえられるはずもなく・・・










・・・そのまま、全身が闇に包まれた。


・・・なりきりチャットのやりすぎだろうか?
文が・・・何だかおかしい・・・

・・・というわけで、誤字脱字、おかしいところ等ありましたら、
感想欄にて教えていただけるとありがたいです。
<2012/11/24 15:07 想西>
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