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夢幻と無限 − 旧・小説投稿所A

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夢幻と無限

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ブゥイイイイイン…

動く歩道の上を歩くこと1分…壁の中に入っていくと、設置された窓ガラスの向こうで…

「お、おいやめ…しょ…消化はしないって言ったろ!?」

「忘れちまったな…へへ…」

巨大な氷を纏った竜はその人間を掴み上げ、ヒョイと口に放り込んでしまった…しかしその続きを見る前に、歩道は俺たちを部屋へと到着させた。


何もない…白い壁に白い床…広さはある。だが唯一設置されている扉が開いたかと思うと、そこから人間が5人…こちらに歩いてきた。全員至って普通…の同年代?


「よう…お前も被食希望か?」

「…は?」

突然とんでもない質問を受け、困惑する俺をフォローするようにレムリアが前に出た。

「この子もそうよ♪あなた達…何時間をご希望かしら。」

「「「「「12」」」」」

「ふふ…わかったわ。いらっしゃい。」

レムリアはニコリと微笑みかけて、1人をつまみ上げる。男は抵抗も何もせず、大人しく口の中へと収まった。そのまま舌の洗礼らしきものを受け、ゴクンと彼女の喉を膨らませる。

「うふ…たっぷり過ごしていきなさい…♪」

嬉しそうにポコポコとお腹が反応している…さっき飲み込まれた宅配員は、いつの間にかトロかされたらしい。

「さあ…次どうぞ。」

緊張した面持ちで、また1人の男が進み出る。レムリアは喰らいかかる前に、男をちょっぴり抱きしめ、ぽよんとしたお腹に押し付けた。

「あら…?あなたここ初めてなの…?」

「す、すすすすみません…!!だ、だめなら今すぐか、帰りm…」

「だめなんて一言も言ってないわ…来てくれてありがとう♪」

満面の笑みに脱力してしまい、男はクラリともたれかかる。そこでレムリアは前に倒れかかり、男をマシュマロのような腹の下敷きにしてしまった。

「あなたは後で食べてあげる…次は?」

進み出たのは絵にかいたような「普通」の男…しかし男は懐に手を入れ、なんと拳銃と警察章を取り出した。


「……どういうつもりかしら。」

「この施設は人道的に問題がある。殺人も数回に渡って行われ…今後は私の指示に従って行動してもらう。」

後ろにいる男たちも威嚇しながら、警察はレムリアの顔を銃で狙う。レムリアは深くため息をつき、すたすたと歩み寄った。

「ねえお巡りさん…その捜査って集団で行ったの?それともあなたの独断?」

「今はまだ独断だが…報告書を提出すれば、お前は研究所へと引き渡しされるだろうな。」

「そう……なら上司にはこう伝えてもらえる?」













「とても楽しめたわ…って♪」

「ふ…ふざけるn…う、うわああっ…!!」

レムリアは警察官を抱きかかえ、すりすりと頬を擦り付ける。当然…俺が羨ましそうな顔で見ているのにも気づいてくれない…

警察官はがむしゃらに撃ちまくるが、弾は部屋の隅に当たっただけだった。

「やめ…くそっ…離せ…」

「独断の捜査なら…あなたを消せばいいわよね?」

「なっ…!!」

レムリアはグパァ…と涎たっぷりの口を開く。多分あの警察…自分がどんな目にあうか分かってないんだろな…

唾液の柱が立ち並ぶ口内へと、警察官は否応なしに投げ込まれる。頬がプヨプヨ動いていることから、中から殴る蹴るを繰り返してるんだろう…無駄なのに。


それからなんと20分…レムリアは動けなくなるまで警察官を舐め回し、命乞いも聞かずに飲み込んでしまった。

「ゲフ…残念だけど…あなたは消化してあげなきゃ…♪」

多分他の呑み込んだ奴らを出した後…ゆっくりトロトロにするつもりだ。ちょ…ちょっと羨ましいかも…

レムリアは微笑みを絶やさないまま、次の男を手に取った。


<2011/05/15 15:30 ロンギヌス>消しゴム
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