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消えた理性 Forth − 旧・小説投稿所A

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消えた理性 Forth

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「な、何なんだよ、あの悲鳴は!?」
「喰われたんだろ。」

冷たくジュカインは言い放つ。

「く、くわ...?」
二人は意味が理解できない。

「ここは大自然の中だぜ?何が何に喰われてもおかしくはないさ。」
「う、うそだ...」

さすがに今まで平和な暮らしに溺れていた人間にはちょっと刺激が強かったようだ。



「ぼ、僕達これから..どうすれば...」

「さあねぇ...何なら僕の胃の中に入ったら?
歓迎してあげるよ。」

ダイヤにさえ傷をつける牙を見せながら、カイオーガは笑う。

「や、やめて...くれ...」
「おい何怯えてんだ。
石油掘るんじゃなかったのか?」

もう一人の人間が言う。

「しょ、正気ですか?...」
「うるせぇ!俺はやるぜ?こんな奴らのせいで油田をあきらめられるかよぉ!」

油田発見のスポンサーである男は、腰から3つのモンスターボールを取り出し、ポケモンを出した。

「行って来い!ボーマンダ、ガブリアス、カイリュー!!」

ドラゴンタイプ3体を一気に出してきた。

「へえ〜バトルする気なの?」
「ああ、油田を諦めるわけにはいかないからな!
ボーマンダ、流星群!」

ボーマンダは動かない。他の二匹も固まっている。

「ボ、ボーマン...?」
ズルッ..ドチャッ!

「...え?」

三体の首が落ちた。そして...

ズバアアアッ!
「ぎゃあああああああっ!!」

ジュカインの鋭いリーフブレードが、三体を倒し、
スポンサーの胸を切り裂く。

「あああああ...!!!」
「バトル終了...だな?」
「お、また腕上げたね?ジュカイン。」
「ひぎゃあああ!!!」

カイオーガは傷ついたスポンサーを踏みつぶしながら、ジュカインを褒めたたえる。

「ま、まあな...お前に鍛えてもらったおかげだよ。」

「ありがと♪」

ジュカインは少し照れながら謙遜する。












一方体重200kgに踏みつぶされているスポンサーは酷い状況だった。
息は絶え絶え、出血多量、体は痙攣を起こしていた。

「あ、ああ...」
「やあ」
カイオーガはスポンサーを見つめる。

「そしてバイバイ。」

目の前には大きく開かれた口、乳白色に光る牙。
さらに奥には漆黒の闇があり、舌が獲物を求めて
グニグニと動いている。

「あ...あ...あ.」

もう悲鳴も上げられない体は容赦なくもぐもぐあむあむと舌に導かれ、あっという間に喉に持っていかれる。

「ぁ...ぁ..ぅ..」
ゴクリッ♪

嚥下の音が、森に響き渡る。



「う〜〜ん。血の味しかしないね。」
「当たり前だろ?さてと...」

ジュカインは、恐怖に震えている学者に迫っていく。

「あ、あひぃ...」
「あんたもバトルするかい?」

血に塗れた刃を舐めながら問いただす。

「と、とんでもな..」
「だったら早く出てけよ。死にたくないんならな。」

「は、はいぃ、いきますぅ...」

と、船に戻ろうとした。

〜区切り〜







〜おまけ話〜

「ジュカイーン、ドラゴンたちの死体僕の口の中に入れて〜。」

「なんでだよ!?自分でやれよ。」

「三体だよ?めんどくさい。」

「この...まあ良いか。かいりき!」

「あがが、ありがとー♪。でも丸呑みできないね
こんなには。」

「噛めば良いんじゃねえのか?」

「えーー僕のポリシーが...まいっか。」

〜咀嚼&舐めまわしタイム〜(^〜^)

グチャ、グチュ、コポッ、ベトッ、クチャア、
ニュオ、ムニュ、ブチョ、コポッ、ゴクリ!

〜タイム終了〜

「おなかいっぱいだぁ〜。」

「そりゃ良かったな。」

「ん?あ、少し空いてるかも。」

「少しってどん位だよ。」

「ジュカイン一個分。」


5分後...


「あーおいしかったー。三時間は入れとくねぇ〜。あと暴れたら5時間追加だよ。」

むぎゅうう...ギュムウウウ..


<2011/05/15 13:52 ロンギヌス>消しゴム
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