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空然説期 改 − 旧・小説投稿所A

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空然説期 改
− 奇気逸撥 −
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前回:爪がグサッと刺さりかけてる

カク「もう、駄目だ・・・。」

・・・・
・・・・・

影狼「遺言はそれでいいな。じゃ・・・。」

玲「カックー、シーロルだ〜っ!!」

シュッ・・・
奴の爪が俺の胴にめがけて突っ込んでくる・・・
早く、しないと!

カク「ハッ・・・シルロ・・・。(で合ってたっけ?」

ぴたっ・・・

影狼「何かのまじないか?それ・・・は?」

ぱあああああ!

シーロルが・・・光ってる?・・・よかった、成功したんだ。

カク「ああ、お前がズタズタにされる呪文だ。」
  
影狼「何わけわからないことを言ってんだ?」

玲「!?」

カク「!?・・・ぐへえ!」

??「さっさと俺をだせば良かったものも・・・なんだこのざまは。」

カク「・・・どいてください。」

こいつは、俺のシーロルが実体化した姿とかで、
俺も詳しくは分からないが、このデッカイ黒のトラは『ロウ』っていう名前らしい。

カク「何でいきなり、踏むんすか・・・。」

ロウ☆「おれな、ここに来てから一回も使われてないような気がするんだが?」

カク「すまん、ケールブがだって・・・。」

ロウ☆「おうよ!おれはどうせ、邪魔になるやつなんだよ〜。」

カク「それ、言ったの俺じゃないです。」

ロウ☆「知るか。」

体温は暖かいのに冷たい・・・

影狼「ここは、撤退するk・・・」

バンッ!(戸

シー「カックー!ここ狼がいr・・・」

ライ「先輩ぃぃぃ!!うう・・・。」

シー「黒幕はカックーのシーロルだったなんて・・・。」

カク「違・・・。」

ロウ☆「ああ!お前!おれを邪魔者扱いしやがって・・・。」

カク「仲間割れより、アイツ逃げてるぞ!」

玲「ふにゃ〜。」

こいつ、踏まれてるせいか気絶してるぞ・・・。

シー「あ、待て!ライトいくよ・・・ってライ・・・ト?」

ライ☆「え?」

でた、第3のシーロル使い。

ライ☆「あっ・・・すいません!変化しちゃいました。」

カク「いいから、行って!」

__________________

って言ってみたものの・・・

カク「いって〜!!」

ロウ☆「・・・こっちもだ。蹴りやがって・・・。」

カク「俺じゃないよ。」

玲「びっくりしたもので・・・。(初対面」

カク「とりあえず、バン○○ードあるけど。踏まれたとこに効くかな?」

ロウ☆「なんで、俺に聞くんだ。」

カク「はあ・・・仕方がないな。」

ぺたっ・・・

カク「はい。アザになら効くだろ。」

キュン・・・

ロウ☆「な、なにを!人間の使うものが効くものか!」

カク「なに、焦ってんだよ。」

ロウ☆(俺はホモとは引き離れた神聖な生き物だ!こいつなんかに・・・)

カク「自己再生でもして治すか・・・。ロウ・・・さんは先に行って。」

ロウ☆「お前に指図はされたくない。」

カク「・・・好きにすれば?」

ロウ(俺はこいつのシーロルなのに、守ってやらないと意味ないだろ。)




一方・・・

いつのまにか竜の姿になったシーラ

シー☆「まてー!」 

影狼「はあはあ、しつこい・・・な。」

シー☆「うりゃ!」

ドカーン!!

影狼(あぶね・・・このままじゃ、いずれは捕まっちまうな。こうなったら。)

ピカー・・・

シー☆「うわっ!たいして眩しくない!」

・・・

シー☆「・・・え、どこ?・・・。」

・・・・
・・・

影狼人(ふう・・・この、姿に戻ればそう簡単にはバレないだろう・・・。)

さっきの大きい狼の姿はどこにもなく、見えるのは黒い服を着た、
青年だけだった。
さっきよりも小さくなり、気付かれにくくとはなったと思うが・・・


シー☆「くんくん・・・、ここかな?」

がさっ

シー☆「やっぱり姿変わったみたいだし、匂いも変わったんだろうな。」

影狼人(よし、このまま耐え続ければ・・・)

シー☆「人間にこれは使いたくなかったけど・・・。」

影狼人(!?)

シーラの目はさっきと違い、優しい温もりは感じ取れない、
濃い原色が混ぜ合わさり、生き物の目に見えなかった。

シー☆「・・・サーモグラフィー♪」

さすがにランクSの水竜に、人間は勝てる余地はないのだろう。

がさがさっ・・・

影狼人(落ち着け・・・・これがあるだろ!)

・・・・・・

シー☆「見ーつけた!・・・って!?」

ピカァァァァァ!!!!

さっきの『たいして眩しくない』光とは違う
恐ろしく網膜が焦げそうな眩い光だった。

シー☆「うわっ!!・・・閃光玉かっ・・・・うう・・・。」

ライ☆「すいません遅れて・・・ってシーラさん!?」

シー☆「大丈夫・・・目やられただけ・・・。しょせん人間の道具だしすぐ直るって!」

ライ☆「でも・・・」

シー☆「いいから行って!だからお前はヘタレなんだよ!」

ライ☆(死亡フラグ立ったような気が・・・)

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・












ライ☆「みつけました!」

影狼人「お、お前さっきのなかに居なかっただろ!?」

ライ☆「すいません、僕もシーロル使いなんですよね。」

第3のシーロル:架空変化

影狼人「くそっ!・・・って!?体が・・・。」

ライ☆「実は、あんまり使うの上手くないんで。加減を知らないですが・・・。」

架空変化:
あらゆる架空上の生き物になることができる。(例 ユニコーン ケルベロス等

ライ☆「さて、僕は何に見えますか?」


ちょっと長くなりました・・・
今回はケモケモしてますね〜

ps.
ロウ:ロウ ♂ ツンデレ性
<2011/08/23 00:06 カックー>
消しゴム
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