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夜桜 ただ…待ち侘びて − 旧・小説投稿所A

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夜桜 ただ…待ち侘びて
− 差し込む光 −
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「そこに誰かいるの?」
私はハッ……とした。
それと同時に歓喜と困惑が心を掠める。
まずは私に初めて気付いた事。
そして決して他者には聞こえぬ筈の声が届いた事。
初めての境遇に心臓が走り出す。
期待や不安を最小限に押し留め誤っても表へ出ないように声を吐き出す。
「わ、私の声が聞こえるの?」
「うん……聞こえるけど、誰なの?」
確かにこの人間は私を認知している。
ただ姿は見えていないようで存在だけを認知している
そこに誰かがいる≠ニだけ。
私は意を決して桜から姿を曝す。
「!? か、怪……むぐっ!?」
人間が叫ぼうとしている。
私は慌ててその口を塞ぐ。
変に騒ぎは起こしたくない。
「静かにしてくれる? 厄介ごとにしたくないから」
特に威嚇や、怯えさせるつもりは毛頭なかった。
少し言葉を和らげそう問いかけるもすっかり怯えてしまったようで
全身を震わせながら首が横に振られる。
やはり……この人間には私が見えている。
現在まで誰一人と私を認知した人間はいないのに。
この人間……ましては子供に……
と、とにかく私を目視できる人間がいたのだ。
これで私はもう独りじゃないんだ……
「よかった……」
塞いだ手を解放し、思わず彼を抱きしめた。
「どうしたの?」
「何でも無いよ」
何やっているんだろ私。
頬を赤らめ彼を抱擁から解放する。
「私は桜華っていうの。坊やは?」
「僕は友宏(ともひろ)。お姉ちゃんは竜なの?」
「そうよ。この桜の精霊」
「セイレイ?」
「あっ……」
この仔には難しいかな?
これは少し噛み砕いて説明しないと駄目だな。
「えっと……セイレイってのは……」
私は私についてこの仔に分かり易く小1時間、説明をする羽目になった。



更新できました〜
最近12時まで起きられるようになりましたw
昔はお前寝るの早いってみんなに言われまくりましたw

でも最近は勉強ばっかで
平均4時間程です
はやくテストが終わって欲しい〜
<2011/07/19 23:50 セイル>
消しゴム
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