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夜桜 ただ…待ち侘びて − 旧・小説投稿所A

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夜桜 ただ…待ち侘びて
− 認知されぬ存在 −
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8月5日。
今日はこの地方では夏祭りが開かれている。
誰も彼も伴侶や友人を引き連れて祭りを楽しんでいる。
私は月光に照らされた桜の中で指を咥えて見ている事しか出来ない。
私には気付かない。皆楽しそうに私の前を通り去っていく。
そう……私には誰も気付かない。
「はぁ……疲れた」
疲弊の色を見せる一人の少年が溜息を漏らしつつ、私に、桜に腰を下ろす。
ずっしりと桜に体重がかけられるのを感じる。
どうやら疲労は相当のようだ。
「こんな所に桜……珍しいな」
そう……今や桜は数少ない。
人間達の私利私欲で桜は無情にも刈り取られていて希少なものになっていた。
ここで祭りが開催されるのも私……数少ない桜が残されているからだ。
この桜の最大の特徴は血のように深紅の花弁をつけることであり、パワースポットとでも呼ばれている。
だから私は幾人もの出会いと別れをこの目にしている。
桜は私。
私は桜の付近でしか生きられぬ精霊。
名は桜華(おうか)。桜の竜の精霊。
だれにも見る事は叶わない。触れる事さえも。
ずっと孤独。静寂に包まれる存在。
あの人間達のように笑い合う事も、怒り合う事さえもできない。
「人間は……自由奔放なのね……」
他者には聞こえない筈の驚嘆が零れ出た。



更新おそいです・・・
すみません(悲

テストの範囲が教科書一冊ばっかりなので
書いてる暇がない〜
なので更新量は少ないです〜
そこの所はご勘弁を〜

あと感想については今回からしっかり返信したいとおもいますので
感想お持ちしています

<2011/07/18 22:31 セイル>
消しゴム
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