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【保】百足物語 − 旧・小説投稿所A

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【保】百足物語

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ジ「なぁ、ドラス、ティーナのヤツ、帰り遅くないか?」

巨大な雪球を転がしているジャローダが言う。

ド「またへんなやつに絡まれてなければ良いが。」

巨大な雪球が言う。



テ「うわぁ・・・、すこし吹雪いてきた。」

ドラス達とはだいぶ離れた所にいるティーナが言う。

テ「何か嫌な予感が・・・。」

ティーナが言うと、吹雪が強くなった。目印はとっくに消えていた。

テ「う・・・寒・・・。」

ティーナはその場に縮こまる。雪はどんどん積もってゆく。

テ「まずい、このままじゃ・・・。」

ティーナが言うと

ヒュラララ!

デ「・・・デュラララ?」

?「違うわ!」

何者かにツッコまれた。

テ「あの・・・誰ですか・・・?」

?「いいから来い。死ぬぞ?」

何者かは私を連れて、見知らぬ洞窟に入った。
けっこう広く、奥には湖ができている。

テ「あ、あの・・・助けてくれてありがとうございます。」

?「まぁ、原因は我なのだからな・・・。」

この人もポケモンだろうか・・・。
体は生き物とは思えないほど冷たかった。

テ「あの・・・お名前は・・・?私はティーナです。」

?「我か・・・?我はキュレムだ・・・。」

キュレムなんてポケモン初耳だった。

キ「お前の種類はなんだ?」

テ「えっと、たしかギラティナだったはず。」

キ「ギラティナ・・・だと・・・?」

キュレムの顔色が変わった。

キ「ギラティナは、伝説ポケモンの1つだぞ。」

ルギアもそんな事を言っていたような・・・。
たしかに、私と同じポケモンは見たことがない。

テ「でも、仲間はもっと大きかったけど、私だけ小さかったんです。
なので、襲われる事が多くて大変でした・・・。」

キ「仲間がいるのか・・・。
ギラティナとは、そんなに多くいるものなのか・・・?」

私はあんまり覚えていないが、私以外にもいた事は覚えていた。

テ「あんまり覚えてないですけど、すこしはいましたよ。」

キ「そうか・・・。」

キュレムはそういって黙った。

テ「へくしっ!」

キ「寒いか?」

洞窟内は外より暖かいが、やはり寒かった。
私は寒さで震えていた。

キ「我の中で暖まれ。」

キュレムはそう言うと大口をあけて私を食べた。



<2011/07/12 22:02 ガル>消しゴム
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