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銃と君と仲間と − 旧・小説投稿所A

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銃と君と仲間と
− 欲人の最後 −
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日時: 2011/02/26 23:25
名前: ロンギヌス

むにゅ…ギュプぉ…くちゅっ…

「くそっ・・いい加減に・・!!」

遠慮なしに揉み込んでくる壁に悪態をつきながら、ロイムは
蹴る殴るを繰り返していた。しかし胃壁はぶにょっと沈み込
み、そしてあっさり元の形へと戻ってしまうのだった。

「ラ、ライバーさえ・・あれば・・ぐぅむ・・」

無くしたものは失ってから価値が分かるというのは本当の
ようで、ロイムは奪われた瞬間を激しく後悔していた。
 当然ライバーがあればレイアを従わせることもできる上、今
の立場も違ったはずだ・・


ニチュッ‥ニチュッ…ぐぷぅ…

「なっ・・く、くそ・・!!やめ・・離れろ!!」

豊満な肉をつけた壁は、ロイムの大きさに合わせてグニグニ小さくなり始めた。
全身にむにっと押し付けられる感触は、まるで抱擁のよう
にも感じられる。その上彼の足の下からは唾液とも胃液ともつ
かない液体が溜まりだし、血なまぐさい臭気を放っていた。

「くぅ・・うわああぁっ!!」

グニョブニョ…にゅぐごぉっ……ニュムッ…ニュムッ

「あがぁ・・んぶっ・・ぬぇえ・・!!」

…たゆん…むにゅむにゅ…

愛しき相手を精神的に貪るかのように、胃壁は消化にしては
控えめにロイムを圧迫する。彼が暴れるたびに胃全体が柔らか
く揺れ、仕返しのように粘液をこすりつけてきた。

「ひっ・・出せ・・うぷぅ・・」

下半身を悶えさせようともぬっぷり浸った足は動かず、
ただ上下左右から押し寄せる肉壁に撫でられるだけ・・・時間
とともにロイムの抵抗は弱まっていった。



にゅっぷ…ぬちゃぁ……ぐにゅ…

「ハァ・・ハァ・・あっ・・」

呑み込まれてから30分・・不思議なことに、ロイムは苦痛を感じなくなっていた。
容赦ないプレス責めにも、喘ぎ声のような悲鳴しか出せなくなる。
長時間にわたる愛撫は、もはやロイムに快楽を与えるようになっていた・・



ぬりゅっ…ぬりゅっ…

「・・・んぅ・・」

意外な柔らかさの虜になってしまったのか、ロイムはまとも
な声すら上げられない。粘液に混じって黄色い液体が染みだ
し、塗り付けられているのにも気づかなかった。



「フフ・・私の・・負けだ・・・」

ジュッ…むにょぉ……♪






任務を果たせなかった者の断末魔が、狭い空間の中を駆け巡る。
 リオレイアの腹部はすぅーっと元の大きさへと戻っていき、レイア自身も満足したようだ。役目を終え、光となって雲
散霧消した。









丁度そのころ・・ロイム(故)が所属していた『国際貴重生物
管理部』に、一本の連絡が入っていた。



ピルルルルルル…!ピルルルルルル……ガチャッ

「私よ、ロイム部長はどうしたの?」

「どうやらムゲン竜の回収に失敗したようで・・現在連絡がつながりません。 応答を続けますか?」

「いいえ、いいわ・・大方失敗して逃げたか・・それとも・・」

「そ、それとも・・?」

「フフッ・・♪ 何でも無いわ。 ムゲン竜の回収は私が担当します・・上にはそう伝えてちょうだい」

「りょ、了解」

電話の男はそう言い残すと、慌てて電話を切ったようだ。
 女はフーッとため息をつくと、束ねてあった髪をバサッとほどいた。机にもたれ掛かり、静まりかえる部屋に向かって呟く。

「やっぱりロイム程度じゃ・・荷が重かったのかしら」

サッと几帳面に整えられた机へと目線を移す。
 その上にポツンと置かれた・・・ピンク色のガイアメモリを
手に取り、愛しそうに口づけをする。

「まぁ・・待ってらっしゃい、坊や。 権力の力がどんなものか、たっぷり教えてあげる♪」

カチッ・・『QUEEN(女王)!!』



<2011/05/14 22:45 ロンギヌス>消しゴム
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