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奇妙な伝説 − 旧・小説投稿所A

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奇妙な伝説
− 友よ、安らかに喰われろ −
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自分「ぐ…」

派手に転んで、完全にうつ伏せ状態になった。しかも足には、
おそらく彼の舌が巻きついていて、思うように立てない。
しかも足を動かそうとすると、余計に彼の生温かい唾液が擦れ、
少し気持ち悪い音を出す。


おそらく逃げてから3分もたっていない。おかげで沢山の未練が残る。


ルギ「早くも一人目ゲットというわけか…」

後ろではルギアが立っていた。
足は彼にズリズリと引っ張られた。

自分(もう終わった…)

諦めかけたその時だった。


浩太「うおおおおおおおおおおおお!!!」

ルギアの後ろから、浩太の声が聞こえてきた。

ばっしいいいーーーーん!


軽快な音が出たとともに、僕の足に巻き付いていた
彼の舌が緩み、足から簡単に抜けた。

浩太が竹刀でルギアの頭をひっ叩いたのだ。

浩太「ここは僕に任せろ!君は早く逃げろ!!」

自分「し… しかし…」

浩太が身代わりになるようなことを喋った。

浩太「逃げろおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

浩太は魂とか気迫の入ったような声で叫んだ。
僕はそこから立ち去り、隣にあった階段を飛び降り、2Fに逃げた。その時に聞こえたのは…


薄れ行く昔からの友達の断末魔と、くぐもった粘着質な音と、その後に響いた、嚥下する音が鈍く響いた。



僕は走って、走り続けた。
あの白い悪魔から逃げきろうと、必死で走った。

そして僕はある部屋へと逃げ切ることが出来た。

「視聴覚室」

パソコンやパワーポイントやミニシアターなど、主にパソコンで何かする部屋にたどり着いた。

僕は少し荒くドアを開ける。

そこには…

拓斗「ああ、何だお前か…」

留美「良かった… 無事で…」

拓斗と留美が壁にもたれていた。




最後のこの表現は…
<2011/06/15 19:44 Fantom>
消しゴム
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