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夢見がち日常 − 旧・小説投稿所A

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夢見がち日常

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俺のバシャーモとホワイトキュレムが交錯する。
向こうは、『竜の波動』を放ってきたが、バシャーモは左右のステップでかわす。
そして、その勢いを活かし、『飛び膝蹴り』を繰り出す。

ドスッ!

腹に命中し、重い音が響く。
しかし、体が密着した瞬間、苦しそうな声を出しながらも、向こうが口に何かを溜めていた。
そして、次の瞬間、ホワイトキュレムがそれをバシャーモに向かって放つと、

パキィィィン!

そんな音と共に、バシャーモの体が凍ってしまった。

すると、隣で息を呑む音が聞こえた。

「…あれは、『コールドフレア』…!」
「知ってんの?」

俺がそう聞くと、キョウヤは頷いて、答えてくれた。

「…うん。確か、『全てを凍らせる激しい冷気で相手を包み込んで攻撃する』技なんだ。ホワイトキュレムだけの技だよ。さっき、口の中に溜めてたのは冷気だよ、きっと」

キョウヤが言い終わると、氷の中で赤い物が煌めいた。
次の瞬間。

ジュッ…!

バシャーモが、手足の炎をさっきの何倍にもして、氷を溶かしていた。

そして、無言でホワイトキュレムの懐に滑り込む。
そして、強烈な『スカイアッパー』を顎に命中させた。

向こうはよろめいたが、ゲーチスが悪態を付きながら杖を振ると、ホワイトキュレムが顔をしかめ、苦しそうにしながら、また口に冷気を溜めだす。

…もしかして、あの杖で操られてんのかな?

…もし、そうなら…。

俺は、思い付いた事をバシャーモに言ってみた。

「なぁ、バシャーモ。ゲーチスの杖、壊せるか?」

一瞬驚いたが、頷いて、ゲーチスの元へ走り出した。

すると、またゲーチスが杖を振った。
ホワイトキュレムがまた『コールドフレア』を放つ。
が、バシャーモは急加速して紙一重で回避し、ゲーチスの杖めがけて『ブレイズキック』を繰り出した。
すると、

バキッ!

杖は中間で綺麗に折れた。
ホワイトキュレムの顔から苦しみが消えた。
すると、ホワイトキュレムはこちらを向いて、「礼を言う」と言い、ゲーチスの方へ歩き出した。

ゆっくりと、舌なめずりをしながら。


次、やっと捕食入れれるー!
まぁ、下手ですけど。
<2012/12/28 18:21 ラムネ>
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