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ナナイロキセキ − 旧・小説投稿所A

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ナナイロキセキ
− Run away! −
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パニシュ目線です。

【ん……。もう朝か…】

暖かい日の光に照らされて、私は起きた。
前までいた凍土とは違い、暖かいここは、とても気に入っている。
何も考えず、しばらくぼーっとしていると、

「あー!よく寝たー!」

と、元気な声が聞こえた。
私の腕を枕にして寝ていたエシアが、いつの間にか目を覚ましていた。

【おはよう。エシア】
「おはよー!パニシュ!」

エシアは、朝の挨拶を済ませると、早速抱きついてきた。
この少女は、最近、私が助け、私を孤独から救ってくれた。
それ以来、ずっと一緒にいたいから、放さないとでも言うように、抱きついてくる。

それがとても嬉しかった。

願わくば、ずっとこうしていたかったが、それは無理なようだ。
背中に悪寒が走る。
この気配は、もしや…

【エシア、私の後ろに誰かいないか?】
「えーっとねぇ、あ!いた!遠くてよく見えないけど…」

それだけで十分だった。
耳を澄ませば、かすかに金属音がする。
たぶん、ハンターだろう。
遠慮容赦無く倒したいが、そうもいかない。

ここに来る途中、エシアに頼まれたことがあった。

『…お願い、パニシュ。できるだけ、人を殺さないでね…』

その時の、エシアの顔は、とても悲しそうだった。

だが、手っ取り早く、なおかつ、殺さない方法なんて、1つしか思い浮かばなかった

【エシア、逃げるぞ】

その返答を聞いたエシアは、とても嬉しそうだった。
身を伏せ、尾を差し出しエシアを背中に乗せる。

【しっかりつかまってろよ!】

そう言い、最初はゆっくりと走り出す。
ハンターが気づいて走り出すが、もう遅い。
そのままグングン加速していき、大きく跳躍。人間ではたぶん来れない、川の上流まで行き、そこで止まった。

「うにゃ〜!やっぱパニシュは凄いね!」

エシアが、感嘆の声を上げる。

【どうも。…最近、ハンターが増えてきたから、しばらくここに居るか】
「うん。分かった!」

そして、この後、このあたりの探索をして、適当な寝床を探した。



初PCです!
PCは3DSに比べて楽ですね〜
でも、誤字脱字が多くなっているかもしれないので
気をつけてください。

あ、月神のサブタイトル、答え言い忘れてました。
答えは、Red Rose Evangel です。
<2012/11/29 20:45 ラムネ>
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