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ナナイロキセキ − 旧・小説投稿所A
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ナナイロキセキ
− Angel give me pastel dream! −
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アリア目線になります。


彼女の紡ぐ歌は、ボクの心を揺らした。

…凄い。
今は、力を使っていないから、普通ならこんな事は有り得ない。
有り得ない筈、なのに…。

「♪僕にとっては、君がさ、僕なんだよ♪」
(アリアちゃんは、ずっと力を貸してくれた
…だから、今度は、私が力を貸す番だと思うんだ)

彼女と心が『繋がる』。

あぁ、彼女はずっと自分の努力だけで頑張ってたんだね。

ごめんね…

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エシア目線になります。

私が歌い終わると、アリアちゃんは泣いていた。

「ごめんね、あんな酷いこと言って。
ボク、キミが羨ましくて…」
「いいの、…大切な事に気が付けたもん」

そう言うと、アリアちゃんの体が薄くなっていた。

「それじゃあ、ボクはもう居ない方がいいから、行くね。
ありがとう」

そう言って、また薄くなる。

「待って!まだ一緒に居たいよ!」

そう言うと、アリアちゃんは、首を振った。

「ボクは、壊すことしか出来ない。キミを危険な目には合わせたくないから…」
「なら、何かを守れる筈だよ!自分から逃げちゃダメだよ!」

私がそう言うと、アリアちゃんが、こっちを見て、

「…じゃあ、ずっとボクの味方でいてくれる?」
「もちろん!」

即答すると、元の濃さに戻ってくれた。

「じゃあ、泣きたいときは、抱いてもらってもいいの?」
「いつでもいいよ!」

そう言うと、抱きついてくれた。

「…それじゃあ、元に戻すけど、いつも左目を借りてもいい?」
「この体は二人のなんだから、訊かなくてもいいよ」

そして、私は光に包まれた。
薄れていく意識の中、ありがとうって聞こえたような気がした。

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パニシュ目線になります。

ずっと動かないエシアに寄り添いながら、その男を睨んでいた。

「退かないと危ないよ。もう体を取られて、古代兵器として、目覚める筈だ」

私の言葉を理解できない奴に物を言う事はしない。
その男は溜息をついた。
その瞬間、いつものように私は抱きつかれる。

「ごめんね、心配かけちゃったよね」
【エシア…】

私に抱きついたエシアは、左目が赤色になっていた。

【いいんだ。お前が無事なら…】

そう言うと、後ろから声が聞こえた。

「嘘だ…。こんな筈は…」

そういう男は、狂ったように叫んだ。

「自分の物にならないのなら、消してやる!来てくれ!」

男の声を聞いてきたのは、50人ぐらいのハンターだった。

「古代兵器を試すためだったが、仕方ない。行けっ!」

向かって来る奴らを見て、エシアに言う。

【私が戦うから、歌ってくれ。歌で応援してくれ】
「…わかった。怪我しないでね!」

泣きそうな声を聞きながら、ハンター達に向かっていった。


目線が変わるの多いですね。

DECO*27さん、勝手に曲を使ってすみませんでした。
<2012/12/08 17:27 ラムネ>
消しゴム
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