---

ウィング「次にすることは、あなたの体調でどちらかに分けます。今日中に出来ることは人によって限られてますからね。」

俺はそれを聞いて少し考えて答えた。

カイル「う〜ん…正直さっきのでちょっと身体に違和感感じてます。」

ウィング「そうですか…。では、元の姿に戻るのを覚えて今日のところは終了としますか。」

カイル「はい！」

ウィング「元の姿に戻るのは一番簡単で、ただ目をつぶって元に戻るよう念じるだけです。では、やってみてください。」

カイル「よ〜し…」

俺は目をつぶって言われた様に頭の中で念じてみた。すると…

パァァァァ…

エアロ「おお〜！カイルがどんどん縮んでく…」

俺の身体が再び輝きだし、その光と共に俺の身体が変化していき、人の姿に戻った。

カイル「ホントに簡単だ…。」

エアロ「戻ったぁ〜！…あれ？カイルなんかさっきと髪型違うよ！？」

カイル「…へ？」

そう言われて自分の頭を触ってみると、確かに何か違う。

ウィング「たぶん力が戻った証でしょう。よく見ると体つきも変わってますし…。」

エアロ「ホントだ！なんか身長伸びてる！」

カイル「帰ったらじっくり見よっと。」

ウィング「ちなみにまたラティオスになるときは、今のと同じように頭で念じるだけです。それと、次のステップは来週にしましょう。次も簡単なんですが今日一日で結構魔力使ってますからね。一旦お休みです。」

カイル「はい！」

エアロ「じゃ、帰ろっか。」

カイル「おう！ありがとうございました！ウィングさん。また来週お願いします！」

ウィング「お疲れ様でした。カイル君。来週また頑張りましょう！」

そう言って俺は我が家への道へと向かって歩いて行った。力と言う大きなお土産と共に。

---