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ああ、楽しきかな日常 − 旧・小説投稿所A

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ああ、楽しきかな日常

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カイル「あのさ、今日も飯クレアが作ってくれるの?」

エアロ「え、どしたの急に?」

カイル「今ちょっと気になったんだけどさ…俺ん家にどうやって入ってるんだろって思ってさ。」

エアロ「な〜んだそんなことか。それなら簡単!ただ魔法が使えるからだよ♪」

カイル「んな!」

俺はこの世界に来てからもはや家の鍵と言う我が家の守り神は意味を成していなかったことを悟った。

カイル「泥棒対策しなきゃな…。」

エアロ「そうかも知れないけど多分大丈夫だと思うよ。」

カイル「…え、なんで?」

エアロ「だってわざわざ自分から死にに来るような泥棒いないでしょ?」

カイル「そりゃそうだけど…なんでエアロや皆が俺ん家にいるかも知れないこと知ってるんだよ?」

エアロ「だってカイルは別世界からやって来た人何だからそりゃ皆カイルに興味持つでしょ?」

カイル「そ〜ですか…でもやっぱり心配だから考えとこ。」

エアロ「あ、ちなみにカイルが此方に来てすぐ…カイルが寝てる間は何人か泥棒来たよ。勿論その人たちにはお仕置きしたけど。」

カイル「お、お仕置きってまさか…。」

エアロ「勿論…僕らのご飯に…」

カイル「…やっぱり?」

エアロ「僕が三人、フレイルが五人、ソフィア姉さんが八人ってとこかな?多分泥棒達の間でその事知られたんじゃないかな?」

それを聞いた瞬間、俺の身体がブルブルッと震えた。

カイル「も、もういい!なんか怖いよ!」

エアロ「クスッ♪はいはい。そんなこと言ってる間に着いたよ。」

そうこう言っていると、俺が知らない間に何人もの泥棒達がおなくなりになった我が家が見えてきた。

カイル&エアロ「ただいま〜!」

クレア「お帰り二人共。どう?上手くいった?」

カイル「もちろん!」

クレア「よかった。じゃあご飯の後にカイルの竜の姿見せてよ。」

カイル「いいけど俺との約束忘れてないだろうな?」

クレア「もちろん覚えてるよ。」

カイル「それならいいや。」

クレア「それじゃご飯はまだもう少し後になるからそれまでまっててね。」

カイル「了〜解。」

エアロ「は〜い。」

俺がそう言ってリビングのドアを引くとお仕置き執行人がそこにダブルでいた。

フレイル「おっすカイル。じゃましてるぜ。」

ソフィア「お帰りカイル♪ちょっとはたくましくなったみたいね。」

カイル「あ、ああ…。あれ、そう言えば何かたくさんデカイ人たちいるのに全然狭く感じないな…。」

エアロ「あ、言うの忘れてたけどウィングさんに頼んで僕らの為にカイルのお家を全体的に大きくしてもらったんだよ。」

カイル「ふ〜ん。まぁいいか、何か得したみたいだし。」

よくよく考えれば最初いた俺の部屋も家具はあるがまだまだ広かった様な気がした。

エアロ「ちなみに僕もここで一緒に暮らすから。」

カイル「えぇ!そうなの?やっぱり泥棒対策いいかも…。」

エアロ「でしょ?だってその方が僕らにとっても都合が良いからね。」

カイル「……。(ゾクッ」

近くの二匹もうんうんと頷いている。それを見て俺はなぜか身震いしていた。

エアロ「ま、そう言うことで。改めて宜しくね♪」

カイル「う、うん…。」

俺は何処か元気なく返事した。

クレア「夕飯出来たよ〜。」

一同「おお〜!」

クレア「今日はカイルのお祝いだからちょっと奮発しちゃった♪」

大きくなっている机の上に並べられた以下にも旨そうなご馳走を見て一同は感激の声を上げた。

一同「いただきます!」

カイル「や、やべぇ!旨すぎて…涙でてきた。」

エアロ「いつもより何倍も美味しくなってる!」

ソフィア「クレアまた腕上げたわね。」

フレイル「さいっこうだなこれぇ!」

クレア「フフッ♪ありがと。」

量は前よりかなり増えていた筈なのに、以前より食事に時間がかからなかった。

カイル「では!本日のメインイベントいきますか!」

フレイル「待ってました!」

カイル「この際だから聞くけど何か違う姿になれる人はぁ〜い!」

はぁ〜い!

俺が手を挙げるよう言うと皆が元気良く手を挙げた。

カイル「おぉ!って全員かい!じゃあ合図したら皆変身ってことで!じゃあいくぞ!せぇ〜のぉ〜!」

俺の合図と共に皆の身体が輝き出す。ある者達の身体は大きくなり、その他の者たちの身体は縮んでいく。
輝きが消えた後には別人と化した皆がいた。

フレイル「おお!カイルお前結構男前だな!そりゃあラティオスか。」

銀髪で顔に竜の足形を模した刺青がある男性が言った。声からすぐ誰なのか分かった。

カイル「ああ、てかあんたもやっぱりかっこいいな。」

フレイル「そだろそだろ?」

エアロ「お〜いカイルゥ〜。」

カイル「ん?っておいお前ホントにエアロか?」

エアロ「そうだよ〜エアロだよぉ〜。」

少し下を向くとエアロの声の人間の時の俺より小さな少年がいた。フレイルでもまだ身長2m位ありそうなのに対してコイツは本物の人間の子供のようだった。

エアロ「すごいでしょ?一応カイル似なんだよ。」

ソフィア「言われてみればそうね。」

エアロ「うわっ」

声がしたと思えば水色の髪の女性にエアロが抱き上げられた。

フレイル「うわ…出た…」

カイル「これまたきれいなのが…」

ソフィア「フフ…気に入ってくれた?」

カイル「は…い…」

フレイル「おい!カイル!しっかりしろぉ!」

バチィ!

カイル「ぐふっ!…はっ!俺は何を…」

フレイル「おいソフィア!いきなりチャーム『魅了』は面倒だからよせ!」

ソフィア「分かったわよ。ちょっとからかってみただけよ…。」

一瞬意識がとんだと思ったらフレイルに叩き起こされた様な感覚がして意識が戻ってきた。

カイル「一体何だったんだ今の?」

エアロ「チャームの魔法だよ。相手を『魅了』して自分の虜にする魔法。そしてその効果は術者が美しいほど威力を増して、最終的にはさっきみたいに自分ではどうにもならなくないほど強力になる。」

カイル「何それ怖いよ!」

クレア「あの〜…」

カイル「うわっ!次はなんだ!?」

話の途中に突然クレアの声が聞こえたと思ったら俺の目の前に俺と良く似た姿の生き物が現れた。

カイル「ク、クレア!?」

クレア「私のこと忘れてない?ちょっと隠れてみたらなんかいないのにも気づいてないみたいだったから。」

カイル「そりゃごめんな。って言うかそれってもしかして…」

クレア「そう。これが私のもうひとつの姿、ラティアスで〜す♪」

赤と白の身体に赤い翼が生えているポケモンが頷いて言った。

エアロ「二人共何だかお似合いだよ。(ヒューヒュー!」

カイル「バカ!なに言ってんだ!」

クレア「そ、そうよ!何よいきなり…」

エアロ「ゴメンゴメン♪」

カイル「ったく…じゃあそろそろ時間だしここでお開きとしますか。」

それを聞いた皆はそのままかたずけを始めた。

…何か変な感じ…


カイル「今回で一気に詰め込みすぎた…」

エアロ「過去最長の2600字超えだね。早くも…」

カイル「そうなんだよ〜。フフフ…なんとこれ書くのに2日かかっちった♪(テヘッ」

エアロ「笑い事じゃないよ〜!(焦」

カイル「あと、予告した新(披食)キャラはもう少し後になりそうです。(多くてあと二話ぐらい)すいません。最後になりましたが、読んでいただいた方ありがとうございました。」


PS
一応訂正終わりました。ご迷惑おかけしてすいませんでした。
<2012/09/03 06:46 カイル>
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