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【保】粉砕された日常2(2nd) − 旧・小説投稿所A

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【保】粉砕された日常2(2nd)

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大「…皆待ってるだろうし行くか…」

独り言を呟きながら俺は店を出ようとしたが
何故か先程の竜が出入口でこちらを見ながら仁王立ちしていた

大「もう…勘弁してくれ」

これ以上の厄介ごとは止めてくれ、面倒、そしてそろそろ突っ込みが欲しいです…
仕方がないので俺は水色の竜の隣を無言で通り抜けようとして

ガシッ

思いっきり肩を掴まれた

大「…」

?「あのさ…竜がモンハン買ってることに対して突っ込み入れてよ」

大「はい?あなたはどう見ても人間ではありませんか?(棒読み)」

?「嘘ついてもだめ、君にだけ元の姿が見えるようにしてるんだからさ」

始めから俺狙いですか、そうですか頼むからこれ以上厄介ごとを増やさないでくれ
ストレスで過食になりそうだ…

大「友達待ってるんで…」

俺は水色の竜の腕を振り払うと歩きだした

?「まてぃ」

大「なんでしょうか…?」

ら「自己紹介してなかったからさ、俺はらて宜しくっておい帰るな!」

俺はらてさんを全力でスルーして皆の元へ戻った

大「ごめん、待たせたかな?」

ア「大丈夫」

皆も今さっき出て来たらしいのでちょうど良いタイミングだったみたいだ。

ロ「だけど…リーフさんがどっか行っちゃってさ」

大「え?」

相「食べおわった後にさ、いきなり外を見つめて動かなくなったかと思ったら、いきなり…」

大「いきなり?」

相「お姉様!?って叫びながら、向こうの方に走っていっちゃってさ」

ア「で、現在に至るんだよ」
お姉様ね…あのドS少女の姉なんだからよりドSか、まともの二択になるな
なんて考えながら

大「で、これからどうする?」

ロ「…」

ア「カラオケは?」

大「俺、金無いんだけど…」
相「じゃあ、今日は解散で」
誰かが奢るって発想は無いのね
次会ったら竜化して頭から3人まとめてガブガブと甘噛みしてやる…

ロ「じゃーねー」

ア「またね」

相「またなー」

大「それじゃまたね」

そのまま俺達は解散して、各自帰宅をした
しかし俺はバスに乗る金すら無くなったので、裏路地に入り周りに誰も居ないことを確認しながら竜化していった

大「翼があるって素晴らしい」

本来無いものを与えてくれた主人に感謝しながら飛び立とうと上を見ると

ヒュッ…カツン…カララン…

何かが俺の頭に当たり弾かれて、地面に落ちた

大「え…?な…ナイフ…じゃない…クナイだ…」

なぜ某忍者アニメで5、6発同時に投げられて
全て弾き落とされる運命にあるクナイがここに?
なんて思っていると

ざっ…

大「ん?」

?「人の世に紛れた、もののけ…成敗…」

後ろにいかにも、暗殺者的な格好をした人が何か勘違いしながら武器を構えていた




もう…勘弁してくれ…



<2011/11/28 23:41 大樹>消しゴム
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