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神々の戯れ〜水神の苦手なもの〜 − 旧・小説投稿所A
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神々の戯れ〜水神の苦手なもの〜

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◎日本の山岳のみどりを守る研究所前

「胡散臭ッ!」

「最近は文章風のタイトルのラノベが増えてるらしいが、だからといってこれはないな」

月夜兎と水神は人間の姿に化けてその例の怪しい連中が勝手に建てたという建物の前にやってきていた。

「あなた方は何ですか?」

すると後ろから突然声がした。
ふたりが振り向くと、そこにはへんてこりんなシャツを着た男が立っていた。

「どうもスミマセン。私どもは昨日アポを取りましたD-25という雑誌の記者です」

月夜兎は動じることなく普通に答える。

「ああ、そうですか。でしたら中へどうぞ」

男は建物の中へと入っていった。

「今の人が副所長?」

「さあな?とにかく行くぞ」

月夜兎たちもそれに続いて中へと入っていった。

「こちらです。所長はすぐに来られるので少々お待ちください」

案内されたのは何だか薄暗くて気味の悪い部屋だった。
大地主もここに通されたんだろうな。
そう月夜兎は思った。

「ところでD-25という雑誌はどのような雑誌なんでしょうか?」

案内してくれた男が高圧的な口調聞でいてきた。
大方聞いたことのない雑誌名だから三流誌と馬鹿にしてるのだろう。

「若者向けの無料情報誌ですよ。あっ、一応名刺を渡しておきますね」

月夜兎は名刺入れを取り出し、二枚の名刺を机の上に置いた。

「ではこちらからも」

男も名刺を差し出してきた。
どうやらこの男の名前は日戸 太助(ヒト タスケ)というらしい。
明らかに偽名じゃねぇか!
月夜兎と水神は心の中でツッコミを入れた。
ちなみに月夜兎は津木 良人(ツキ ヨシヒト)、水神は水上 みずき(ミズガミ ミズキ)という偽名を使っている。

「そろそろ所長が来られます。決して無礼のないように」

日戸はそう言って脇に置いてあったラジカセのスイッチを入れた。
すると何だかよく分からない音楽が大音量で流れ始める。
そしてついに所長が現れた。
……宙に浮いた状態で。


<2011/09/07 22:00 とんこつ>消しゴム
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