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消えた理性03 ~幼き過去よ、眠れ~ - 旧・小説投稿所A
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消えた理性03 ~幼き過去よ、眠れ~
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ニドキングも同じような状況だった。
喉に落ちまいと、必死に舌にしがみついている。
…どうしよう…このまま呑み込んでもつまらないしなぁ~…
またしてもカイオーガは悩んでいた。
今度はこの後のニドキングの処遇についてだ。
5分間考えた後、結果が出る。
「ねぇ…」
「な、なんだよ!今それどころじゃ…」
「友達を殺した罪は…重いよ?」
カイオーガはゆっくりと述べる。
「だ、だから悪かったって言ってるだろう!?許してくれよ!」
どうやらこのニドキングは、謝れば何でも許されると思っているようだ。
「やっぱり君には…」
「あひぃ!?」
「きびし~いお仕置きがいるねぇ?」
突然巻き付いていた舌が離れ、下に埋もれていった。…ニドキングも一緒に…
「な、なにを…?」
しかし、舌を見つめるニドキングは疑問を覚える。
…50mもある舌が、どうやって口内に存在しているのか…
だがそんな事考えている間に、ニドキングは舌と共に喉では無く、下に開いた穴に引きずり込まれた。
「うむう…くそっ…むわああ…」
かつていじめていた者の口内にいるのは、変な気分だ。そして声が飛んでくる。
「かわいそうだけど…」
「あ?」
「君は胃袋には入れてあげないよ?」
「え?の、望むところ…」
「そっか。ならいいや。」
あっさりと会話が終わる。そこでニドキングはさっきの疑問を聞いてみた。
「クスクス…」
「あ?てめぇ…」
「いや~?呑気なもんだなぁ~と思ってね。」
「う、うるせ…」
「その答えは…」
「下をみてごらん。」
ニドキングは絶句する。
そこには、無数の舌が(1本だがそう見える)蛇のように蠢き、ジュプジュルと嫌な音を立てている空間、いや部屋があったのだから…
「な、何なんだよ!ここはぁ!」
「さあね♪舌袋とでもいっておこうか。」
しかし自分は、ズルズルと舌袋につづくチューブのような管の中を落ちている。
まさか…
「お、おい…」
「なにかなぁ?」
カイオーガが嬉々として答える。
「まさか…ここに落とすつもりじゃあ…」
「よくわかったね?正解だよ♪」
カイオーガは無邪気な笑顔で答える。
ニドキングの心より先に体が動いた。
こんな所に落ちたら…
しかしヌルヌルとした壁にツメを立てても
効果は無く、重い体はどんどん落ちていく。
「あああ…助けてくれぇ!」
「その言葉…リオルも言ったよ…」
慌てるニドキングに、重力は冷たい。
「お、おれをあのイヌと一緒にするなぁ!」
沈黙…
「なんだっ...て…?」
ドスのきいた怒りの声は、ニドキングを固まらせる。
「あ…いや…その…」
「イヌ?」
ズプ…ズププ…
「いぎゃあああ!ち、ちがう!口が滑っ…」
「うるさい。」
突然変わった声色に、怯むニドキング。すると…
ズルゥ!
「あっ…」
ニドキングは足を滑らせる。
「あああああぁぁぁぁぁ……!!!」
ギュムウウウウ!!!
<2011/05/15 13:41 ロンギヌス>
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