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奇妙な伝説 − 旧・小説投稿所A

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奇妙な伝説

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その炎は、下から上へと形に変わり、やがてはその美しい、
きめ細やかな毛をまとい、形となった。

?「ルギア先輩♪」

燃え盛った炎が作ったもの… それは、『レシラム』という、伝説のポケモンだった。

温厚な口調でルギアを先輩と呼び、美しいそのセルリアンブルーの瞳をルギアに向けた。

ル「やあ、レシラム。この学校の美味い生徒が4人もいて、全部私が吸収しようと思ったが、
  私はこの3人で十分。
  だから、泉のように力が湧くあいつを、レシラム、お前に譲る。
  私は疲れたからな…」

ルギアはレシラムに少しいつもと違う口調で話した。

レ「え?本当ですか!?
 ルギア先輩、有り難うございます♪」

レシラムはお礼を言うと、まっすぐ逃げたルートをたどっていく。
距離は確実に縮まっていた。

ル「さて… 私は少し休憩するか…」

ルギアはそういうと、右手を銀色の光球に包み、それを自分のお腹へと沈めた。



ちょうどその時に、僕は疲れた足を何とか動かし、
3Fの2-2教室に逃げ込んだ。

そこには、浩太の竹刀と思われるのがただ置かれていた。

僕はそれを拾い上げる。
この擦り切れた柄の部分を見ると、やはりそれは浩太のものだった。

僕はそれを、元の場所に戻した。
そして眼をつむる…

守ってあげれなかったという気持ちを前に出して…


そこに、音もなしに教室に入ってくるレシラムがいた。
しかし、僕は全くそれに気付かない。

僕が、
「はぁ〜、疲れたぁ〜」

と、安息の言葉を発した。


しかし、誰にも喋ってないのに返事が返ってきた。
それは、

「きっとルギア先輩もそう思っていたんじゃないかな?」

僕は『ルギア』という言葉と、温厚がかかったような声に驚き、後ろを振り向いた。


「やあ、こんばんは」

そこには、白いふんわりした毛並みをしていて、
セルリアンブルーの瞳の持ち主で、美しい姿をしていたレシラムがにこにこした表情でこちらを見てきた。

僕は幻覚でも見ているのだろうか…
しかし、頬をつねっても現実であった。

僕は返事を返した。

自「や… やあ… こんばんは…

 って、だ… 誰?… 」

知ったかぶりで相手の名前を聞いてみた。
勿論答えは…

レ「僕?
 僕はレシラム。はじめましてだけど、話は知っているよ。
 ルギア先輩とにぎやかに鬼ごっこしていたみたいで、楽しそうだね♪」

期待どおりの答えだったが、何が楽しい?
こっちは死に際だったんだよ!?と思わず言いたくなった。
ただ初対面だし、まだ害を与えてないので、その発言を慎んだ。
それは、レシラムの美しさに魅了されたからだろう…

レ「ただね、そのルギア先輩が十分だと言って、少し休むといっていたしね、
  それで、僕がルギア先輩のようなことをしなければいけないんだ」

自「それは… まさか…」

一気に曇りがかかった雰囲気に陥った。

レ「そう、

  今度は僕が鬼の番だ♪」

”ばっ…!”




また今回もどこかおかしい部分があるかもしれません…orz
また間違い部をご指摘をもらえたらありがたいです♪

そして鬼追加決定!
<2011/06/29 00:23 Fantom>
消しゴム
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