熊本県矢部町通潤橋界隈の風景より


* 熊本県矢部町通潤橋界隈の風景より*
通潤橋(つうじゅんきょう)の所在地は、熊本県・矢部町にあります。熊本市から矢部町へ行くには、国道3号線を南下して松橋町から松橋インターチェンジ前を通過して、国道218号線を利用する方法があります。もう一つは御船町を経由して、国道445号線を利用して矢部町へ行く方法です。矢部町の中心街へ入れば案内標識もありますので、通潤橋へ行くことができます。車を止める場所が物産館(虹の通潤館)であれば、放水シーンを下から見ることになりますが、橋の上を歩くことはできません。橋の上に出るためには、国民宿舎通潤荘・布田神社前に車を置いて歩くと近いです。


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霊台橋と異なるのは、人を通すための橋ではなく、水を通すための橋ということです。そのためにより多くの努力と工夫が必要だったと思われます。日本一のアーチを誇る霊台橋の工事に続いて、宇市・丈八(橋本勘五郎)・甚平の三兄弟がこの通潤橋を手がけました。この橋の建造を考えたのは、矢部郷の惣庄屋・布田保之助です。1853年12月、石工、大工そして民衆の総力をあげて着工されました。着工から1年8ヶ月後の1854年7月29日に完成し、待望の水が白糸台地へ流れたのです。

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大窪橋(おおくぼばし)の所在地は、下益城郡砥用町大窪です。松橋町から国道218号線を東に進み、砥用町へ入ります。豊野町を過ぎて砥用町大窪に来ますと、右側に宇城消防署東分署の建物があり、その先から右折します。50mほど先の小さな川に架かっています。


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その他の写真集は、下記ページにて紹介しています。
どうぞ御覧下さい。

http://cid-8eb378bf7c48a957.skydrive.live.com/albums.aspx?sa=990532329

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■熊本県矢部町通潤橋界隈の風景より









通潤橋(国指定重要文化財)といえば、水路橋としてかなり有名であるが、隣町の砥用町には霊台橋というこちらも大変著名な石橋がある。単一アーチとしては日本最大の大きさを誇る橋であり、また日本百名橋にも選出される。

霊台橋がかかる一級河川緑川は、阿蘇南外輪山や九州山地を源とする河川であり、熊本県下では球磨川に継ぐ流域面積を持つ。それだけに洪水時は大変な水量が流れることは想像に難くない。

文化13年(1816年)頃までは渡し舟による移動手段だったようだが、ちょっとした増水で運行が中断され、かなり不便であったようだ。その後は幾度か木製の橋がかかったようだが、洪水によって再三流されてしまう。

そこで、なんとかしなければと立ち上がったのが、当時の惣庄屋【そうじょうや】(村政の要職らしい)であった篠原善兵衛【ささはらぜんべえ】である






通潤橋で有名な熊本県矢部町、道の駅通潤橋は通潤橋の見える特等席にある。その分主要国道である218号線からは少し入り込む必要があるのだが・・・

おっと、話が違う。今回は矢部町にある私お気に入りの「円形分水」をご紹介したいと思う。

何それ?と思われる方もおられるかと思うが、通潤橋とも関係があって水がいかに稲作に大切か、そして水を必要とする人に不満なく分けることがいかに大変だったかを感じさせるものだ。

円形分水という名前からして、水を分ける装置であることはご推察頂いけるものと思う。写真を見て頂ければ分かるが、中央から水が湧き出し、内円外周に7:3の比率になるよう区分けが施されている。内円から溢れた水はその比率によって外円内の水路をとおりそれぞれの用水路へ導かれる。こうして野尻、笹原地区と白糸台地へ水が分けられている。

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