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『退魔剣アズサ』




   ≪4≫

 日没を終えた暗い空の下に、アズサの弱々しい呻き声がかすかに響く。
「くぅ……うぐ、うぅ……」
 手の先、足の先にまで痺れが広がっている。起き上がることはおろか、指一本ですら動かすことができない。敵を前にしたままの危機的状況、などという生易しい状態ですらなかった。
(身体が痺れて……なんてこと……このままじゃ、やつらに……)
 窮地に立たされ心が逸る。
 動揺を抑えつつ呼吸を整え、全身に気をめぐらせていく。
 今はそうして、少しでも回復を急ぐしかなかった。
(落ち着け……落ち着くんだ……この程度で、ボクが負けるはずがない……)
 魔物退治の稼業に身を置く者として、気を操る技ならば、多少は身につけている。
 しかし、淫獣を狩る力の大半は木刀がなければ発揮できない。神木から削り出された武器に気をこめることで、魔を祓う力を増幅する。それがアズサの戦い方だった。
 それが今では、狩る側ではなくなっている。武器を失ったことで、すでに勝敗は決していた。揺らぐことのない戦う強い心があるせいで、敗北の事実に自覚がない。
 うつ伏せの体勢で転がっている今ですら、反撃を挑もうとしている。
 もちろんのこと、そんな状態の女を淫獣が放置しておくはずがなかった。
「はぁ、はぅ……く、くるなっ……」
 いまだに屈服することのない少女に触手が絡みつき、身体を空中に運んでいく。
 胴、肩、手首の三点で吊られた磔じみた姿勢をとらされる。くびれたウエストに絡んだ肉縄がグイと引かれ、やや前傾した状態になると、力の入らない足がダラリと垂れ下がった。
「……はあ、はぁ、はふっ……ひっ!」
 呼吸を落ち着けるのがやっとの彼女をいたぶるためか、美肢体に触手が群がる。
 屋上の床にぽこぽこと空いた無数の穴。異界に通じる通路から、細い触手があふれ出る。
 ヌラヌラとぬめる幾本もの肉縄が、しなやかな美脚にからまってきた。
「離れろっ、近づくなっ……汚らわしい!」
 下等な化け物に対する怒りで、わずかに気勢を取り戻す。
 だが、それも一瞬のことだった。淫獣の群れは粘液まみれのチューブ状器官をしならせて、彼女の声などおかまいなしにキュッと締まった足首から脹脛を這い上がり、さらには太腿のあたりにまで汚れた体液をなすりつけていく。
 アズサにとっては、足を舐め回されているかのように感じられる、屈辱的な行為だった。
「や、やめろっ……くぅ、う、ううっ……」
 腰のあたりまで這い上がってきた触手によって、スカートが捲られる。上半身が前に傾いているため、布地は腰の裏側にかかった。もしかすると、ウエストに絡まる肉縄の粘液で貼りついたのかもしれない。
 ムッチリとした太腿を撫でさすっていた細長い器官が、丸見えとなった下着の上から愛らしいヒップを撫で回す。
 不快な感情と同時に、どこか卑猥なこそばゆさがじわじわとこみ上げてくる。悪びれた様子もなく女体を撫で回す、中年男の愛撫を思わせる感触だった。
(いやらしい化け物め……そんなところを……触るなぁっ……)
 俯き加減で宙吊りにされた少女の下肢を中心に、触手が這い回る。
 その動きがくどい愛撫となって、柔らかな臀部を揉みほぐしていく。粘液まみれの肉管にまさぐられた尻肌は、瞬く間に粘り気の強い汁に覆われる。
 淫獣の体液に触れた場所は、たちまち火照りを帯びていった。
「あ、あ、くっ……ううう、うぅ、はぐぅ……」
 白いショーツの股布部分に押しつけられた触手が、会陰部をまさぐる。
 不意をつく感触に、アズサの美肢体にビクッと震えが走った。
「くぁっ……おまえたちなんかの好きには……うぁっ……」
 股座をなぞり上げられた少女の口から、悩ましげな声が放たれる。
 その直後、窄まった肛門にいきなりの圧迫感が襲いかかってきた。
 指ほどの太さの触手。その先端が尻の穴にあてがわれ、螺子のように旋回する。
 アズサは反射的に括約筋を締めつけて、下着の布地もろともに肛蕾を穿とうとする肉槍に抗う。刺激を受けた部分の体温が急上昇し、背筋が震え、思わず細首を竦めさせる。
 臀部を弄ばれ、怒りを感じると全身の筋肉が強ばっていった。
(人のお尻を……オモチャみたいにして……)
 キツく締まった窄まりの皺めがけて、ますます強く触手が擦りつく。
 押しつけられるたびに、柔腰にビクッと震えが走った。生理的な反射が連続し、くびれた腰回りのしなやかな筋肉が締まり、見た目は艶かしく腰をくねらせているかのようになっている。
 抗おうとすればするほど、淫らな動きを演じさせられ、また責める力も強くなっていった。
「この……はぅ! う、うぁ、あ……」
 宙に吊るされ、交尾に励む獣じみた格好のまま、肛門マッサージを受け続ける。
「化け物風情が……くぅっ!」
 臀部に擦りついている気の早い触手が唐突に痙攣したかと思うと、穂先から白っぽい粘液をぶちまけた。
 白い下着に淫獣の体液がベットリと振りかけられる。
(いけない……こいつらの体液……こんなに浴びせられたら……)
 肌に染みてくる液体は、獲物の淫らな感情をかきたてる効果があった。
 人を死に到らせるほどの効果はないが、まさしく毒に他ならない。浴び続けていれば筋肉が弛緩し、やがて性感が過敏になってくる。そのうちに、麻薬のように淫獣の放つ汚汁を求めるようになってしまうのだ。
 アズサの身体にも、すでにその効き目が出始めているようだった。
「うぁ、ぐ……おまえらのいいようには……うぐ」
 触手に絡みつかれた手足は、いまだに痺れている。
 実際には、そうではないのかもしれない。淫獣の体液を浴びているせいで、力が抜けたままになっているように感じられる。
 そういった可能性があることは百も承知だ。だが、今すぐ敵の手から逃れる手段がないことも事実だった。
 宙吊りから逃げられない少女をさらに苦しめるつもりためか、肉縄が臀部にまとわりついてくる。ムチムチの尻肉に擦りつけられた触手が、またもや汚液を放つ。逆ハート型のヒップが、下着もろとも粘液まみれとなった。
(薄汚い化け物め……よくも……)
 糸を引くほどの汁気のせいで女らしい清潔観念が蝕まれ、アズサの羞恥心が煽られる。下着をつけたままとはいえ、スカートを捲られたところに汚液を次々と放たれ、高まる恥辱は捨て置けない。
 汁まみれとなった柔尻の上を触手が這い回ったせいで、濡れたショーツがずり落ちた。
「くぁ……よせっ、触るなぁ……」
 運が良いのか悪いのか。ズレた下着は尻肉を歪ませて、なかば脱げかけた状態で止まっている。中半端な状態のままゴムでくびられているせいで、見た目は生意気そうに張った肉臀だ。
 成人男子の陰茎と同じくらいの太さをそなえた触手が、半分ほどのぞく尻の谷間に乗った。
 触手がズリズリと前後に滑走する。とたんに尻肌が灼熱に包まれた。辱められている実感が増し、羞恥にまみれた美貌が赤く染まる。
 ひと擦りされるたびに粘液がすり込まれ、尻肌が赤く染まっていく。
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 卑猥な行為によって、怒りと羞恥にまみれた彼女の全身が、紅色に上気していくのにそう時間はかからなかった。
「あ、あっ……く、あ……この……」
 やわっこい尻を嬲るだけでは飽き足らないのか、触手はブラウスの下にまでもぐり込んでくる。
 服の中にもぐり込んだ幾本もの触手が暴れ、胸元のボタンがはじけた。
「あっ……胸、やめろぉっ……うぁ」
 太い触手がブラジャーごとたわわな乳球を舐め上げる。すると、カップがずり上げり、白さもまぶしい乳肌がプルンと揺れながらまろび出てきた。
「よせっ……見るなっ……ボクのおっぱい、見るなぁっ!」
 乳房を露わにされた美貌が赤く染まる。
 すっかりこぼれ出てしまった乳塊は、重力に逆らい優美な半球を保っていた。椀型の底には、ちょこんとつき出た小さな乳首。その周囲をぐるりとめぐる、これまた控えめな大きさの乳輪。いずれも目に鮮やかな薄めのピンク色だ。
 露わになった少女の柔乳に、紐状の細い触手が我先にと群がっていった。
「く、くるなっ……くぁ、う、ああぅ、く……」
 乳根に巻きついた触手が、柔肌の上で螺旋を描く。
 柔らかな乳肉全体を押し包むように渦を巻き、形の整った乳房を歪なヒョウタン型に変える。
 そうして何度も押し揉まれるうちに、胸元から疼きが広がっていく。
 触手の粘膜が擦りつけられ、軟乳が変形を繰り返す。ねっちりと揉み込まれるたびに『ウッ……』と短い呻き声が放たれ、少女の細うなじが仰け反る。乳肌に染み込んでいく体液のせいで、あきらかなほど強い乳快に見舞われているのだ。
 同時に、敵である淫獣に胸乳を嬲られる屈辱感が、アズサの自尊心を責め苛む。
(ボクの胸で遊ぶなっ……くっ……早く……ここから、逃げなきゃ……)
 残るありったけの力を腕にこめる。
 強靭な肉鞭は、人間の力程度では引きちぎることなど不可能だ。
 だがしかし、逃げ出すチャンスは今しかなかった。
 動く触手は、胸元に集中している。敏感すぎる下半身に対しての責めが緩んでいる、この時こそが好機と言える状態だった。
(できるか……いや。やるしかない……)
 豊乳を弄ばれる感触をこらえて、呼吸を整える。
 腕に気をめぐらせれば、揃えた指先が刃と化す。ポケットに忍ばせた予備の小刀にまで手を伸ばすことができない今、触手の戒めから逃れる手段はこれしかなかった。
 そんな彼女の動作が呼び水となったのか。
 下肢にまとわりついていた太い触手が、ふいに先端をいきり勃たせた。
「な……っ! お、おいっ! やめろっ……やめないか!」
 細首を捩って息を飲むアズサ。その目の前で、ムキッと肉を張らせた穂先が、カリ山そっくりの盛り上がりを描く。
 男性器とよく似た器官──いや、そのサイズは並みの男のモノよりも、優にふた回りは大きいだろうか。じつに堂々とした巨根ぶりだ。
 粘液にまみれた太ましい亀頭が、無防備な肉菊にあてがわれる。
 押しつけられた穂先が、右に左にと掘削機のように首を振りだした。
「……ひゃぅ!」
 先程までの愛撫など、比べ物にならないほどの快感がもたらされる。思わず愛らしい悲鳴が放たれるくらいに、ヒップが感じやすくなっていた。
(お尻を……やめろぉ……ボクのお尻を……グリグリするなあ……)
 たちまち背徳感が背筋を駆け登る。魔物の体液で敏感になったアナルを責められ、強気な少女が眉の端を垂らす。
 性的な開発などなされていない清純な身体。
 そのために、どこが感じやすい場所なの彼女自身にはわからない。
 淫獣はあざとい本能で、清らかな肉体にひそむ性感帯を見抜いていた。そうして彼女の敏感な尻に狙いを定めたらしい。それほど執拗に肛門を狙う以上は、おそらくは他にもなんらかの理由があるのだろう。
 しつこく擦りついてきた触手ペニスが、尻皺の窄まりめがけて体液を放った。
「……うひぃっ! っあ……は、あうぅぅぅ……」
 粘液がぶちまけられたとたん、アズサのしなやかな背が海老反りになる。
 下着の上から揉み込まれ、念入りに肛蕾をほぐされていたせいだろうか。腸内の粘膜が、染み込んできた淫獣の体液に触れたようだった。
 急激な火照りが広がって、括約筋がキュッ、キュッとリズミカルに収縮する。人間の男が目にすれば、涎を垂らしそうなくらいに締まりの良い肛皺だ。
 先程までとは比べ物にならない刺激に、少女の理性が揺らぎ出した。
(あ、熱い……お尻が……お尻の中まで、熱くなってきちゃってる……なんで、こんなに……)
 ローションじみた粘液にまみれた柔尻に、幾本もの細い触手が群がる。
 指みたいに繊細な動きをする触手によって、ズレたショーツがさらにずり下ろされた。尻穴がのぞく程度の半脱ぎまで下着が下ろされると、今度はムッチリと張った尻肉がかき分けられていく。
 臀部の狭間、その奥に隠れていた敏感な排泄器官が曝け出された。
「よせ……やめろ。ボクのお尻……何をするつもりだ。見るなぁ……」
 少女の声を無視して、触手の探索は続けられる。
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 柔尻をムニムニとひしゃげさせ、左右に広げ、ようやく目当てのものが見つかったらしい。
 白さも眩しい柔肌の中で、褐色に染まった一点の窄まり。つぶらな肉蕾の上にまで、すっかりと半透明の汁気がかかって、淫靡な感情をかき立てる効果が内部を侵食しようとしている。
 微かにヒクつく肉菊に、男根状の触手が先端をあてがった。
「はぅっ! よ、よせっ……ふざけるな、化け物風情が……」
 締まりの良い肛門をみちみちと押し広げ、太い触手肉が肛内に沈んでいく。
 ぬぷ、ズププッ……ヌプゥ……。
 繊細な神経の集う肉蕾を貫かれる感触に、アズサの目が大きく見開かれた。
「あぐ……う、うぅ……うううぅぅーっ……」
 渦巻き型の肛皺を擦りながら、埋没する怒張。人間の性器よりはるかに長大な反り返りが、柔らかなアヌスを貫いて、直腸内を進む。
(お尻が……犯されてる……こんな、化け物なんかに……嘘だ……こんなの、ありえない……ありえない、ありえない、ありえない……)
 宙吊りで磔にされたまま、下等な淫獣に尻穴を嬲られる。
 額の血管がはち切れそうな屈辱だ。動物の交尾を思わせる前傾姿勢で尻を犯される。そんなみじめな状況が、ますます口惜しさを強く感じさせた。
「くっ、あ、ア……この、うぐ、ひぐぅ……」
 今まで何度も魔物を屠ってきた手足がわななき、陵辱に抗おうとする。けれども武器を失った今では、腕利きの退魔師もただの獲物でしかない。
 歯噛みしながら悶えるしかないアズサをさらに嬲るべく、肛内の触手がゆるやかに動き出した。
「くっ、ううっ、うっく、うぐ……」
 奥歯を軋るほどに噛み締めつつ、肛辱をこらえる。
 身を焼くほどの激情がこみ上げてきた。だが、怒りはたやすく打ちひしがれ、かわりに少女の腸内を熱気が支配する。すべるように往復する触手のせいで、淫獣の粘膜と敏感な肛壁が擦れあう。額から汗が噴き出し、屋上の床にポタポタと落ちていく。
 粘液まみれの陰茎触手が、火照りを帯びた腸内を擦りながら引かれる。
 直腸の末端近くまで戻ってきたカリ山の盛り上がりによって、肛皺が伸ばされ、炙られたかと思うほどに腸壁が灼熱に見舞われた。厄介なことに、その動きが手に負えないほどの恍惚を呼び込む。そうしてまた、ぬめる内壁を擦りながら奥深くまで突き進み、S字結腸の間際ほどにまでもぐり込んでくる。
 触手が牡のピストン運動にそっくりの動きを繰り返す。何度も尻穴を抉られているうちに、アズサの理性を灼熱感が押し包んでいった。
「う、ううっ……動くな、くぁ、あひぃ……」
 ぬめる尻皺を丹念に擦りたてる、太い触手肉。
 異物に対して嫌悪を抱くと、その裏側から背徳的な感情が湯水のように沸いてくる。
 見下しきっていた下賎な化け物との交尾。排泄器官を弄り回されることで生じる、うらぶれた気持ち。無力にも打ちのめされ、犯されている哀れな己の姿。
 さまざまな思いが頭の中で渦を巻く。だがしかし、拒みたい現実のすべてが、背筋を震わせてしまうほどの快感をもたらした。
(お尻の中を……そんなに……何度も擦られて……するなぁ……)
 尻の穴を突き嬲られることで、これまで経験したことのない、ありえない感覚が訪れてくる。
 道徳に反する感情が強くなればなるほど、性感が激しく疼いてくるのだった。
(なんで……こんなに、ボク……お尻で感じちゃってるの……)
 淫獣の粘膜が擦りつくたびに、肛皺をキュッと締めつける。
 異物をねじ込まれた肛門が、生理的な反射を示す。そんな生き物としてのあたりまえの作用さえ、淫靡な感情をかき立てるのだった。
(ボク……触手が出入りするたびに、お尻を締めつけちゃって……違う! 気持ちよくなんか……こんなので感じてなんか……ない……)
 みずからの反応に対する羞恥が、アズサの肢体に快楽の味を教え込む。
 火柱を突き込まれているかのような肛熱は、快感そのものとなって彼女の理性を焼いていった。
「あひ、ひっ、あぅ……あ、熱い……ううっ」
 握った拳がブルブルと震えるほどにこらえても、性感のうねりは収まらない。
 むしろ増していく一方だ。無理矢理にほじくられた肉肛からは、すでに痛みは消え失せ、快美だけが押し寄せてくる。特に触手が引くときの心地よさは格別だった。カリ状のくびれにある返しが腸液にまみれた状態で、神経が密集している鋭敏な直腸を擦っていく。その瞬間に押し寄せてくる恍惚は、めまいを感じるほど視界を眩くさせた。
 まとも性交も知らない少女には、耐えきれない肛悦。淫獣相手のアナルセックスで快感をひとたび得てしまうと、普通の人間相手では満足などできないだろう。生娘の身体が、淫猥な性質をそなえた牝肉に作り替えられていく。
 退魔師であった自分が、魔物との性交に喜悦を感じるようになってしまう。
 あまりに無慈悲な現実に懊悩し、アズサの思いが千々に乱れる。
(嘘だ嘘だ嘘だ……こんな、こんなので……嘘だぁっ……ボク、こんなので……感じてない感じてない感じてなんかいないっ……)
 彼女の焦りを味わうようにじっくりと動いていた触手が、ふいに激しく動き出した。
「あがっ、う、あ……あああ、うぁ、や……ひゃめろぉ……」
 太い触手が、結合部を支点に大きな円を描きだす。
 湿り気を帯びた肛皺が伸び広げられ、ニチャニチャと淫らな音が響く。淫獣の体液と、少女の腸液が絡まり合う。禁忌の念をこみ上げさせる卑猥な音色に、少女の眉間が縦皺を刻む。
「あ、あ、あっ、あっ、ひゃめ……やめ、ろ……ああぅ、動くなぁっ、くひぃ……」
 拒みたくても拒めない、激しい前後運動。手足はおろか、胴にまで絡みつく触手が少女の肢体をガッチリと捕らえている。
 うつ伏せの宙吊り姿勢で固定されているため、抽送によって生じる快感ごと受け入れるしかない。激しく突き込まれるたびに背筋から首筋まで仰け反り、軟質の尻肉をタプタプと揺らす。
 今できることと言えば、自分の意思とは関係もなく無様な姿を晒すことだけだった。
(焼けるっ……お尻の中が焼けちゃうっ……ボクのお尻の中をかき回すなあっ……)
 肛門を蹂躙されると、脳細胞のひと欠片にいたるまで焼き尽くされてしまいそうになる。
 肉棒触手の抽送が繰り返されうちに、口元はだらしなく緩んで、涎さえ垂れていた。黒瞳はすっかりと潤んで、目の端には涙が溜まっている。
 忍苦の相はすでに無く、紅潮しきった美貌には負け犬の表情が浮かぶ。そのことに気づかないまま、彼女は快楽を拒み、押し寄せる肉悦をこらえた。
 はたして──なんのために?
 もちろん逆転の機会を狙うためだ。
 知能を感じさせることのない下等な淫獣などに、屈するわけにはいかない。触手に吊るされたまま犬のような姿勢をとらされつつも、心だけはいまだ屈していなかった。
 不幸なことに、そのプライドが快感を増大させている。自我を長く保つことができるほど、長時間の快楽が味わえるのだということを生娘が知るはずもない。
 抗えば抗うほどに、被虐の快楽は増していく。
 そのことに、アズサは気づいてすらいなかった。
「……う、はひ……ひぐっ! く……うぁ、うぁっく……くぐ……」
 一方的な陵辱に、清純な肉体が性的な興奮を抱いている。敵愾心をどれだけ奮い立たせても、すべてが官能の悦びにすり替わっていく。
 強引にねじ込まれた男根触手によって、締まりの良い尻穴はすっかりとほぐれ、肛悦を受信するだけの穴に変わっていた。おそらく、今後は排泄行為のたびに絶頂を感じるに違いない。
 ありえない、あってはならない、こんなことで感じてはいけない──。
 強く思えば思うほど、かえって肉体の感度は高まった。今ではもはや、頭の先から指の先まで、身体の隅々までもが性感帯となっている。吸収効率の高い腸壁にさんざん擦り込まれた淫獣の体液によって、媚薬漬けになったも等しい状態であった。
「はひっ、あっ、あ、あうぁ、んひ、ぁン……うっあ、うひ……ック、んあぁぁ」
 快美に酔った、はしたない喘ぎが口からこぼれ出る。
 淫らな嬌声が抑えられない。その声を肉体の篭絡と感じたのか、触手が脈打ちだした。
 そしてまた、尻穴を犯す触手の痙攣にあわせて、少女の肢体にビクビクと愉悦の震えが走る。
 下半身から広がる心地よい火照り。腸脂さえ蕩けてしまいそうな尻穴を犯される悦びが、まさに火の手の勢いで広がっていく。
 快楽の波がもたらす高まりは、身体の限界にまで迫っていった。
(やめろ……お尻で……お尻なんかで、ボクを……気持ちよくさせるなぁっ!)
 ごまかしようのない快感に、アズサの心が悲鳴をあげる。
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 身体のあちこちにある性感帯を探って、ねちっこくまさぐり回す触手のせいで、頭の中身は桃色に染まりきっていた。
 肌にまとわり絡みつき、乳房を揉みしだき、肛門を抉る。つま先から太腿のつけ根まで舐めしゃぶる動きで這い上がり、肋骨からくびれたウエストを愛でるように撫で回し、肩から肘の内側までなぞり、そのうえふっくらした頬に擦りついて、美貌はおろかその口の中までさすっていく。触れた所は粘液にまみれ、清らかな肢体の隅々まで汚していく勢いだ。悪辣なことに、鋭敏さでは最大級の感度を誇る女性器にだけは触れることもなく、ただ彼女自身の感じるままに任せていた。あきれるほどにくどい焦らしの手口は、まさに淫獣触手ならではといったところだろうか。
 執拗きわまりない全身愛撫。人間相手のセックスでは決して得られない、熱狂に満ちた快感の高まり。魔物の体液に含まれる媚薬の効果によって、さしもの退魔師も強靭な意思をねじ伏せられていくのだった。
「は、う、うぁひ……んっん、あ、あっ、らめぇ……い、ひぐ……イッちゃう、うあ、あっ」
 視界を白い明滅が埋めていく。
 触手の滑走が加速し、ここぞとばかりに肉菊を抉った。
「お尻で、ひぅ、くぁ……お尻でい、イッちゃあ、あぅひ! ……あ、あ、んああ……」
 性交の悦びを肛門で感じさせられる。
 戸惑いを感じながらも、盛り上がる一方となった快感に逆らえない。
 強引に盛り上げられた性感によって、本来ならばありえないことが起きていた。尻穴で得られる快感が最高潮に達し、喜悦をもたらす信号が全身を駆け巡り、脳にまで到達する。
 魔物と交わることでしか味わえない、悦楽の境地に誘われていく。肛悦と魔悦が入り交じり、理性がドロドロと蕩けきって、耳から垂れ流しになるような感覚が訪れてきた。あとは何ひとつ考えることもできないまま、快感に没頭するしかない。
 滑走を繰り返す触手が、とどめとばかりにグリグリと捻られた。
「ひぁ、はぅ、あ……らめぇ、本当に……イッちゃぁあぁ……ああああぅっ……」
 肛皺が右に左に渦を巻く。窄まった穴を広げられると、頭の中で炭酸がはじけたのではないかと思うほどに、強い快感が一気に駆け抜けていく。
 肉快に最後のひと押しが加わり、華奢な美肢体を痙攣で包み込む。電流じみた快美に快楽を感じる神経が焼けつき、爆発的な性感のうねりがアズサを絶頂に至らせた。
「あ、あっ、んひっ……あう、うぁっ、ひ、イクッ──はひゃううううううっ!!」
 恍惚に押し包まれた瞬間、括約筋がキュッと収縮して太い触手肉を締めつける。
 少女がアクメを迎えた瞬間を狙い、触手の先端部が汚液をぶちまけた。火照りに包まれた肛内に、夥しい量の子種汁が流し込まれていく。
 どびゅぐっ……ビュック、ビュック……ドピュッ!!
 肉管が脈を打つタイミングにあわせて、アズサの下半身がビクッ、ビクッと震える。
 犬のように、獣のように。触手に絡みつかれ、空中で四つん這いのまま──そんな無様なポーズで女の悦びを迎えてしまった。
「う、あはぅ……うう、ひゃめれ、そんなに……そんなに流し込むなぁぁ……」
 注ぎ込まれた体液が下腹を重く感じさせる。液体だけの重量感ではない。しかし今は、その事実よりも自尊心を踏みにじられる陵辱行為を受けたことのほうが、アズサの心を悩ませていた。
(ウソだ……お尻で、感じてなんか……イかされてなんかいないっ! こんなのウソだぁっ……)
 淫獣に肛門を犯され、感じた恍惚を必死で否定する。
 どれほど拒んでみても、心の声に賛同する者はなく、また現実も消えはしなかった。




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