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『初心者クエスト:他人のために』




   ≪5≫

 強烈なアクメの余韻にひたっていたネネルの足腰から、すうっと力が抜けていく。
「あっ……」
 支えにしていた勃起の反りが傾くと、彼女のはその場にくったりと倒れ込んだ。
 足腰に力が入らない。どうにか目的を達することができたのだから、この場からすぐさま逃げるべきである。なのに、脱力しきった体では、ほんの一歩さえも動くことはできなかった。
「ふぅ、はぁ、はふ……はぁっ」
 ネネルは、乱れたままの呼吸をなだめようと息を継ぐ。
(まだ……腰の奥がジンジンする……)
 性の悦びを味わったためか、少女の細腰はいまだカクカクと震えている。ぺたりと尻餅をついたまま動けないネネルは、手だけで這い進もうと、前のめりになって必死で地面を掻く。
 もうすこしで荷物に手が届きそうになった、まさにその瞬間のことだ。
 彼女の背後でブツブツと縄を引きちぎる音が響き、オクトパストンが体を起こした。
「……きゃあっ!」
 眠り薬の効果が切れたに違いない。
 そう思った直後、黄色がかった巨体が少女の肢体にのしかかる。
 幼さを残した細い腕を押さえつけられ、ネネルは足をばたつかせようとした。そのとたん、怪物の下半身に生えた幾本もの足から一本が伸びてきて、彼女の膝のあたりを押さえつける。
 右足、左足と順に踏みつけられ、あっという間に無様な開脚姿勢をとらされていた。みずから垂れこぼした愛蜜に濡れた白い腿肌も、グッショリ湿った下着までもが丸見えだ。
「は……、離れなさい!」
 ネネルはビーストテイマーらしく、気丈な声で怪物に命じる。
 だが、元より人に飼い慣らせるはずもない怪物が人語を解するはずもなかった。
 ネネルの声は空しく響くのみで、オクトパストンに奇怪な雄叫びを放たせるだけに終わる。
「ぶ、ブグ、ブググーッ」
 魚の鰓を押さえつければ、そのような声が出るのだろうか。
 泡の爆ぜるような唸りとともに、怪物の腰で卑猥な性器が首をもたげた。二度も放ったはずなのに、まったく萎えることなく隆々と勃ち聳えている。その怒張ぶりから察するに、あきらかにネネルを性の対象としているのだ。
「およしなさいっ、この化け物!」
 彼女の罵りなど知ったことかと言わんばかりに、黄色い手が伸びてきた。
 指先は下着の股布をさぐり、太い指先を横合いからねじ込むようにして、器用に布地をずらしてのける。
 ショーツの布地が捩れると、ぷっくりと弾力に富んだ土手が露わになった。肉丘を縦に割る薄桃色の秘唇は、先程からさんざんに擦り上げられていたために夥しい分泌物で覆われ、割れ目からはみ出した肉襞には艶やかな照りが浮かぶ。
 発情の匂いを振り撒く牝器にオクトパストンの獣性が反応したようだ。
 怪物の巨体が、ずいとのしかかってきた途端、生臭い獣臭にネネルは顔を背けた。
「よ、よらないでっ! こっちにこないでっ、近づかないで!」
 ビーストテイマーの威信にすがり、気丈な声で命じる。
 ネネルの精一杯の反抗は、まったく効き目がなかった。オクトパストンは少女の声に動じた様子もなく、彼女の鼠蹊部を無骨な指で容赦なく弄りだす。
 汚らわしくも垢じみた太い親指で、愛露で濡れた恥丘が左右に引き剥かれた。直に触れられたせいで、電流じみた刺激が骨盤にまで響き渡り、柔腰が戦きに震える。いやらしい牡指が敏感な肉襞をなぞり上げるたびに、少女の細腰はピクッ、ビクンと痙攣を繰り返す。
(いやぁっ……そんな、そんなに……弄っちゃダメよぅ)
 今にも口から喘ぎがこぼれそうになったが、ネネルは奥歯を噛んで快感を拒んだ。
 指の腹で肉唇をひと擦りされるたび、湧き上がる官能に彼女が身震いする。
 剥き出された媚肉をかきわけられ、ほぐれだしている膣口めがけて指先が突き入れられた。軽く触れられただけで腰の奥へと快美が波紋のように広がっていく。すでに性器が充分に濡れきってたためか、さほどの苦痛もなく、怪物からの愛撫によってさえ快楽を得てしまうのだ。
「あふっ、け……汚らわしいっ! ああぅ……」
 太い指先が湿った膣穴をくぐるたびに、ぷちゅぷちゅと淫らな音が響く。
 主の意に反して、若く溌剌とした肉体が淫らに反応する。感度が高まっているせいで、軽く触れられただけで愉悦が口からこぼれていた。
 怪物の汚れた指でまさぐられるたびに、ひくつく蜜壷が牝汁を溢れさせ、淫靡な女の匂いを撒き散らす。前戯の影響で子宮が物欲しげにキュッと収斂し、高まるばかりの快感に見舞われたネネルは、上下の歯が噛み合わなくなるほど優美な頤を震わせる。
「ひ、ひゃ……いやぁ。や、よして……う、うぁぁ、うう……」
 彼女がふるふると首を振って肉快を拒もうとすると、オクトパストンは巧みな手つきで執拗な指愛撫を繰り出した。
 愛蜜まみれになった肉襞が指ではさまれ、捏ね回される。強引に押し付けられた快楽によって、ネネルの脳髄に桃色の点滅が瞬く。快感のボルテージは高まっていく一方で、意識を保つのがやっとだ。
 煮え滾るような性感の悦びが全身に広がり、ネネルは官能の渦に沈みかけていた。
(指だけなのに……指だけで。怪物の指でイかされちゃう……)
 はしたなく蜜をこぼす肉洞を真似ているみたいに、大きく広げた彼女の唇から唾液が垂れ、ふっくらとした頬を伝って流れ落ちていく。爆発的な快美が体中を駆けめぐり、今にも蕩けてしまいそうにさえなっていた。
 押さえつけられた手足からはすでに力が抜け、愉悦の震えにわななくばかり。赤い頭巾の少女は怪物の性感責めに対して、もはや意志力でしか抗うことができなかった。すっかりと揉み解された壷口から漏れ出していく蜜汁は、会陰部を伝い落ちて、すぼまった褐色の肛門にまでをも濡らしている。下半身すべてがぬめりに包み込まれるような錯覚によって、ネネルの清純さが脅かされ、インモラルな悦楽が徐々に心を占めていった。
「……はぁう、ひ、うぁ」
 指先の責めで理性が軋む。このまま秘所を弄られ続ければ、達してしまうかもしれない。
 だが、無慈悲なオクトパストンは、彼女に快楽のみを与える気はないようだった。
 ネネルが息を喘がせていると、すうっと怪物の手が引かれ、入れ替わりに凶悪な腰の突起が突き出されてきたのだ。
「あ、ああ……ら、らめぇ……」
 拒絶しようとしながらも、すでに呂律が回らない。首を振りもがいて拒んではみても、すでに頬は熟柿のごとく赤らみ、艶かしく舌先をくねらせているせいで、しきりに牡を誘うかのごとき淫蕩な表情となってしまっていた。
「や……やらぁ、やめ、やめれ……やめてぇ」
「ブググ、ブゴー……」
 オクトパストンは、首の黒い穴から沸き立つ蒸気のごとき怪音を発し、全身の毛を蠕動させる。
 不浄の怪物でありながら、獣使いの少女を征服することに興奮しているのだろうか。猛々しい屹立の先端から垂れる前戯汁が糸を引いて落ちていく。あろうことか尿管の割れ目からは、ヘビの舌にも似た細長く器官がはみ出ており、それが彼女の媚肉に絡みついてきた。
 薄っぺらな触手状器官は、じつに巧妙な動きで迫る。過敏すぎる雌芯を守っていた包皮がぺろりと剥かれ、ぷっくりと膨らんだ肉芽が曝け出された。鋭敏な肉珠の上を肉鞭が這い回り、ねばつく汚液をまぶしていく。肥大したクリトリスを直接弄られるたびに、電光で打たれたかのような疼きが美肢体を貫く。
「……はひっ、う、うぁひ、ひゃぅ、あ、あひっ!」
 パールピンクの陰核に粘液まみれの肉舌が巻きつき、挟みつけ、揉み転がし、押し潰す。幾度も責め嬲られ、そのたびにネネルは腰をガクガクと痙攣させ、激しくこみ上げる快美に翻弄されるのだった。
 目の奥で白い光がチカチカと明滅を繰り返し、意識が飛んでしまいそうだ。膨張しきった肉粒をこじられ、なかば強制的に性感の段階をせり上げられていく。頭の中で快楽の奔流が暴れ狂っているかのようだ。
 全身を官能で支配されていくのがわかっていながら、もはやなすすべもない。
(おかしくなる、おかしくなる……おかしくなっちゃうぅっ!)
 憎らしくもおぞましい怪物が、彼女をさらなる高みへ至らせようと、腰を前にせり出させた。
 強張った穂先が押し付けられ、柔らかな恥肉が歪む。隆々としたいきり勃ちの太さは丸太ほどもあろうか。身を乗り出すオクトパストンの体臭とともに、長大な肉杭が蜜汁を溢れさせる膣内にずぶずぶと埋没していく。
「あ……ひぐ、う、あ、やだ……や、やめ──」
 ネネルの声が聞き届けられるはずもなく、異形の牡器がぬめる膣道を押し広げ、湿り気の充溢する胎内めがけて突き進む。
「……あ、あぁぁぁっ……」
 体をまっぷたつに断ち割るかのような痛みを与えながら、ず太い肉幹が膣畝に沈んだ。
 少女の下腹部からせり上がってくる圧迫感は、腰骨がぎちぎちと悲鳴をあげそうなほどであった。圧倒的な挿入感は処女の肉体にはキツすぎて、彼女は気を失いそうにさえなる。いかつい亀頭がネネルの膀胱を突き上げてきて、臍下のゆるやかな丸みが茎先の太さそのままに盛り上がっていた。人間の、それも年端もいかない娘に受け入れられるサイズではないのだ。
「う……は、あ、あく、う……」
 ネネルは言葉を発することもできないまま、魚のように口をぱくぱくとさせる。
(……ああ。私、怪物に……オクトパストンに犯されちゃってる……)
 強引に突き込まれた巨根によって破瓜を迎えたせいで、ショックのあまり呼吸もままならない。体を引き裂かれたかのような激痛に襲われた少女は、全身をヒクつかせながら、膣奥まで突き破りそうな挿入物をこらえていた。
「ブガー……」
 オクトパストンは低い唸り声を放ち、ネネルの体をまさぐる。
 胸元に伸びてきた一本の手が、つかみかかるように胸倉に指を入れた。そのままぐいと手を引くと、怪力が発揮され、鎧が引き裂かれる。
 剥き出しとなった未成熟の乳房が、ふるふるとたわむ。怪物の黄色い手が、その発育しきっていない膨らみを無造作に掴んだ。
「ブググググ」
「……はぅっ!」
 鷲掴みにされた乳球から、性感を刺激する痺れがビリッと広がり、少女の眉間に縦皺が走る。
 ネネルの柔乳は、人間相手なら手のひらにちょうど収まるぐらいのサイズであったが、怪物の手と比べると幼い娘の胸乳ほどにしか見えない。その若々しいかすかな乳のまろびをすっぽり包んで、怪物が二本の手で押し揉んでいく。その動きは、すべすべとした乳肌を愉しもうとするかのごとくねちっこい。
 儀式のような手つきで丹念に若い乳房を揉み込まれていくと、ざらついた手のひらと擦れた先端が充血してきた。とがりだしてきた乳頭が余計に敏感さを増してしまい、手が蠢くたびにビリビリと電流じみた乳快が走り抜ける。乳の頂点から快美が広がると、はかない膨らみが蕩けだしたみたいに撓り、たわんで、陵辱者の手に吸いつき、まるで愛撫を悦ぶみたいに密着した。
「や……やぁ、ダメよぅ。おっぱい揉んじゃいやぁ……」
 ネネルは満面を朱に染めて、涙目となりながら懇願する。ふっくらとした乳房を揉み潰され、処女喪失の痛みさえ消え失せてしまいそうな肉快に見舞われてしまっため、とっさに快感を拒む言葉しか出てこない。
 けれども、隆起した乳首は鋭敏すぎて、揉み転がされるたびに肉悦を湧き上がらせる。慎ましい大きさであるため、感度が良すぎるのだろう。ひと揉みされるごとに爆発的な快楽が生じて、彼女の高揚を盛り上げていくのだ。
(オクトパストンの手で、こんなに感じちゃうなんて……嘘、嘘よっ!)
 背徳感がこみ上げると、背筋をゾクゾクとさせるほどの愉悦が全身を駆けめぐる。高まる乳感刺激によって、今さっき絶頂の恍惚を味わったばかりの瞬間を記憶が反芻した。
 女の甘美を味わってしまったことは忘れがたい。けれども、迫り来る歓喜に対して、禁忌への恐れと欲求がないまぜとなって少女を懊悩させる。
「……はぅ、やぁ……だ、め……胸、よして。んぅ……」
 かろうじて抗う声を放ちつつも、嗚咽まじりの息で喘ぐ。
 彼女の口調に調子づいたのか、オクトパストンはしきりに乳脂の塊を揉み嬲った。何度揉み解されたのかわからくなるほどの酩酊感。ネネルは息を荒げて快感を拒もうとするのだが、もはやは肢体を蕩けさせようとする肉欲に抗うことさえできない。
「ああ、や……いぃ、う、や、やぁ……ううう」
 愛撫が続くうち、ネネルの口からは喜悦のまじったかぼそい声が奏でられるようになった。
 快美の虜となっていることがわかっていても、どうすることもできない。血走った肉杭がずっぽりと下半身を貫いているうえに、地べたに体を押さえつけられた無様な姿。自由の利かない仰向け姿勢をとらされたまま、強引な愛撫によって生じる快感に酔うことしかできず、ネネルの理性が責め苛まれた。切れ切れの呼吸には、せつない吐息さえ混じり始めている。
 そんな息遣いから、性感の高まりを察したのだろうか。オクトパストンは泡立つ沼のあぶくにも似た奇怪な叫びを放った
「ブグ、ブゲゲグゲ」
 乳揉みに励んでいた手が離れ、ウエストのくびれをなぞり落ち、彼女の細腰をがっちり掴む。
「ひ、ああっ……」
 怪物の腰が、ぐいと力強く突き出された。
 乳房を揉まれているうちに、膣内の分泌物が行き渡ったのだろう。極太の男根が滑らかに奥へと潜り込み、子宮のとば口を探り当てる。もっとも敏感な点を突かれたネネルの美肢体が、ビクンと跳ねて、背筋を大きく仰け反らせた。
 内奥から広がった快美が、体の中で渦を巻く。谷川の渓流を堰き止めていた巨岩が、ついに一滴の雫によって割り裂かれるように、爆発じみた快感が体中を包み込む。圧倒的な快楽によって、少女の理性が悲鳴を放った。
「んあっ、や、あ、やめっ、ひ、あう……ああっ、ん、んあ、あっ」
 牡腰が引かれると、太茎の周囲にびっしりと生えた小突起が濡れた膣皺を擦りたてる。さらには肉幹のつけ根部分が、赤らんだ陰唇を掻き出すかのごとく摩擦を加えていく。粘膜が擦れ合うごとに、ネネルの脳髄に稲妻が突き刺さるかのような快楽刺激が訪れた。
 前後運動のペースが上がると、瞬くような肉快が連続する。突き込まれる陰茎の動きにあわせて、少女の柔腰がくねり、捩りもがく。より深い快美を求めようと、肉体が勝手に反応してしまうのだ。
 不潔な怪物を相手にしているというのに、淫靡な腰の動きで応じている現実に、彼女の自尊心がズタズタに引き裂かれていった。
(ダメ、ダメぇ……腰が勝手に動いちゃう。気持ちいいのが……止まんないよぅ……)
 オクトパストンが巨体をゆさぶるたびに、小柄な少女の美肢体がガクガクと揺れる。
 胎内で暴れ回る肉根がネネルの性感をひたすらに高めていく。蜜壷を突き嬲られるたびに肉快は高まり、体が四方八方へ飛び散ってしまいそうな錯覚さえ感じる。肉粒が密生した陰茎が突き込まれ、引きずり出され、そのたびに恥液があたりに飛び散った。溢れる愛汁が尻穴までをもベットリと湿らせ、地面にまで濡れた色を広げている。
 歓喜の蜜をこぼすテイマーの柔らかな膣内を掻き回す、激しい抽送が繰り返された。
「やっ、いや……だ、ダメよ。奥に……奥まで、んあああっ」
 奥深い子宮口のほんの一寸手前までズプズプと抉られ、湧き上がる快美に誘われると自然に腰が浮かぶ。人間としての尊厳を粉微塵に打ち砕かれてしまったかのような屈辱に苛まれつつも、高まるばかりの快感は、いまだ残った彼女の理性をあざ笑うかのごとく盛り上がる一方だった。
 強張った勃起肉はたおやかな下半身を満遍なく犯そうとするかのごとく、凶悪に張り出したエラでぬめる膣皺を擦り、矢じりの返しのごときカリ山を弾ませて膀胱の裏側にまで圧迫を加えてくる。苦しさのあまり呼吸をすれば、息を喘がせるだけで濃密な牡臭が鼻腔を埋め尽くしていく。噎せ返りそうなほどたち込める淫靡な香りが、彼女の性感をさらに煽った。その快美から逃れそうと柔腰を捩れば、捩るほどに肉杭が深く食い込む。すると、愛蜜まみれの秘奥がキュンと疼き、なおのこと官能が深まるのだった。
「ひぁ、や、あああっ、い、いいっ……うあぁ、い、ぃう、あふ、ん、ふあっ……」
 怪物に暴行を加えられながら、あられもない喜悦が口から迸る。抑えようのない悦楽に身も心も炙られ、もはや理性は崩壊寸前だ。
「……ひ、い、イクっ……イっちゃう。あ、うひ、あう、んんっ……止めて、止めてぇっ! あっ、あひ、ひぅ……」
 快楽の頂点に至る兆しを感じて、ネネルはほっそりとした体を身悶えさせた。
 その緊張感が膣にまで伝わり、粘液まみれの肉洞が収斂し、咥え込んだ牡肉を悦ばせる。
「ブグ、グ、グブブブ……」
 オクトパストンは奇怪な呻き声を放ったかと思うと、牡腰の動きを速めた。
 湿った膣肉の締めつけが、よほど心地よいのだろう。あぶくのような叫びを小刻みに迸らせながら、前後運動を加速させる。
 怪物の穂先が子宮口をグリグリと捏ね回す。そこで突如、薄い舌状器官が長大な牡器の尿管から滑り出てくると、湿り気に満ちた子袋の中へと潜り込んできた。
「あふ、んん、あ、あああっ……ひぐっ……!」
 火照った子宮の内部に、触手が這い回る。絶頂の一歩手前でかろうじて踏みとどまっていたネネルだが、人間相手の交わりではありえない刺激を受けると、激しく滾っていた肉快のボルテージを一気に引き上げられた。
 直接触れられることのない粘膜の上に、細い肉舌が這い回る。抵抗することさえできない子宮レイプ。異物の進入を感じると、快楽物質が脳内に行き渡り、性器の分泌腺からは愛液が垂れ流しとなって放出された。灼熱となった性感の刺激が下腹部から燃え広がり、体中を快美で燃やし尽くす。一度味わってしまうと、人間との性交では満足できなくなるほどの快楽だ。
 肉触手が蠢くたびに、強烈な快感が脳髄を貫き、ショック状態にも似た衝撃をもたらす。熱く火照っていた胎内をこってりと撫で回された少女は、組み伏せられている手足を引き攣りそうなほど捩じらせ、全身で歓喜を訴えた。
「……あ、うぁ……う、あ、ああ、あう、うひ──」
「ブブブ……ブゴッ!」
 オクトパストンが巨体を震わせる。次の瞬間、膣肉を抉っていた亀頭冠がブワッと膨らみ、牡のマグマを放った。
 ──びゅぶっ! ドクッ、ドクッ、ドクッ……。
 海綿体がポンプのように収縮を繰り返すたびに、熱く湿った子宮めがけて白い粘液が迸り、疣まみれの肉幹が蠢動する。性感帯そのものとなってしまったネネルの膣内が捏ね回され、愉悦の波に最後のひと押しを加えた。
「──ひあああぁぁぁぁぁっ!!」
 頭の中で白い光が明滅する。快感を受けつける脳の一部がかき乱されてしまったかのような、熱い奔流が渦を巻く。
 二度目のエクスタシーは、前回よりもさらに強烈だった。肉触手による子宮レイプの快楽もあいまってか、突き抜けるような絶頂感によって裏返った眼球は白目を剥き、しばし意識が途切れる。急激な浮遊感とともに体の自制が途絶えると、下肢が弛緩し、さんざんに揺さぶられた膀胱から貯まっていた尿液が迸り出た。透明な恥尿をが小水孔から、ぷしゃあああっ……と流れ出る。なかば気を失っていながらも、はしたなく飛び散る液体に羞恥心を煽られ、ネネルの上気した顔がさらに赤く染まった。
「はあ、ふぁ……はふ、ふぅ……」
 全身をグッタリと弛緩させた彼女の口から、泡まじりの涎が垂れ落ちる。タップリと獣の牡汁を注ぎ込まれたせいで、熱のこもった子宮をパンパンに膨れさせた少女は、目から滂沱の涙をこぼしつつ、押しつけられた被虐の悦びに浸らされた。
(オクトパストンのお汁が、おなかの中に……タプタプしてる……)
 彼女を征服しきったオクトパストンが、ゆっくりと腰を引く。
 粘液まみれとなった長大な肉茎がズルリと引き抜かれる。湯気を立ち上らせる牡器の先端からは、いまだに放出が続いていた。
 亀頭から吐き出される残り汁が少女の下腹部から胸元にまで飛び散る。
 脱力しきったネネルは、ねばつく白濁液で体を汚されながらも、指一本動かすことができなかった。




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