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!警告!壊れキャラ有り
「夕焼け・13(GS)」義王 (2004.12.08 21:08/2004.12.08 21:16)



斉天大聖の新空間に入って(空間内で)数時間後、

「よ・・横島・・・生きてるか?・・・・」
「・・・・死んだ・・・・・」

横島&雪之丞は、

「とりあえず今日はこれまでじゃ。わしは小屋にもどっとるからのう。」
「・・・・・(喋りたくねえ・・・)」
「・・・・・(吐きそうだ・・・)」

ボロボロでした♪




入ってすぐ。

「それじゃ今日は走るかのう♪」

意地悪そうな笑みを浮かべ、老師が言う。

「「走る?」」

横島と雪之丞が不思議そうな顔をする。

「うむ。じゃが普通に走っては霊力を鍛えられんでな・・・霊力を使って走れ。」

そういったあと、老師が指を、

パチン!

と鳴らすと、

ザザザザザザザザザーー

なんて音が横島達の後から聞こえてきた。
横島達が後を向くと、砂が盛り上がっており、中から、

ぐおおおおおおおおおおおお!!

フェンリル級の狼登場!!

「げ!?」
「な!?」

驚く2人。すぐさま狼に向かって構えるが、

「そいつには攻撃はきかんぞ・・。」

上から老師のありがたいお言葉。いつの間にやら雲に乗っていた。

「死にたくなかったら走って逃げることじゃな♪あ、それと魔装術と文殊は禁止じゃからな。」

そう言って老師は2人にリングを投げた。

「それを利き腕に付けてみい」

横島と雪之条は素直につけた。

「それでおぬしらは文殊、魔装術、共につかえんようになったわい」

「「な!?」」

横島は文殊を、雪之丞は魔装術をためすが、

「文殊が・・・でねえぞ!?」
「俺の魔装術が、・・・できねえ!?」
「それじゃあ、はじめるぞ!!」

驚く2人をよそに始めようとする老師。
狼はおとなしく待っていた。

「ちょ、ちょっと待った!!霊力で走ろってどうやって!?」

横島が老師に聞くが、

「・・・自分で考えい。それができぬ時は・・死ぬだけだ。  始め!!」



命を懸けた鬼ごっこスタート!!

とりあえず逃げる2人。あとを追う狼。

ぐおおおおおおおお!!!

だがここは重力が2.5倍の世界。
横島はすぐに疲れはじめた。走りながら横島が聞く。

「ぜえ、ぜえ、ぜえ、雪之丞・・・」
「なんだ?」

逆に雪之丞はまだ余裕があった。

「お前・・・なんでそんなに・・・余裕あんだ?」
「お前、猿の言葉、聞いてなかったのか?」
「いや、聞いていた・・でも霊力で走れって言われても・・・」

雪之丞は横島と違って基本ができている。
だから老師の言う、霊力で走れの意味がわかったのだ。
だが横島は基本なんて知らない。

つまり、横島は体力のみ(←ポイント)でここまで走ってたのだ。
雪之丞は霊力も体力も使っている。
そのことを知った雪之丞は、

(こ、こいつ、体力は化け物並だな)

とりあえず、教えてやることにした。

「いいか!足に霊力をためるイメージをしろ!!」
「あ、足に?」
「そうだ!!」

言われたとおりにイメージする横島。

(足に・・足に・・足に・・霊力を・・・・・)

雪之丞は霊力で脚力を強化して走っていた。
そのために体力をそこまで使わず走れたのだ。
これは雪之丞が魔装術を使うところも関係している。
もともと魔装術は自分の霊気で身体能力を人間の限界以上にする能力。(作者はそう思ってる)
魔装術は封印されてるが自分の体を強化して走ってたのだ。
じゃあ、横島はというと・・・

「お?けっこう楽になったぞ♪」
「よし!!それなら逃げきれるだろうよ!」
「サンキュー!雪之丞!!」

はたから見たら雪之丞と同じ用に走ってるが、実はぜんぜん違う。
横島は霊力を体力にかえて走っているのだ。
これは文殊の能力『霊力を100パーセント、コントロールする力』からきている。

車にたとえると、
雪之丞は全然ガソリンを使わずに走れる車状態で速度計が720まであって、180で走ってる状態。
横島は普通の車だがガソリンタンクの大きさが馬鹿でかく、速度計が180までだが、ガソリンが多いため、いつまでも180キロで走っていられる状態なのだ。

最初のうちは余裕がありそうな2人だったが、













数時間後、



ここは霊力濃度も薄い空間。霊力の回復が遅い。
重力のせいで疲れるのは早い。
しかも下は砂。
したがって、


「ぜえぜえぜえぜえぜえ・・・・・」   バタリ
「うっ!!おえええええ〜〜!!」  バタリ

2人共々、ダウン!!

「まあ、こんなところかのう」

狼を消し、老師が降りてくる。
ちなみに狼は老師が操っており、追いつくか追いつかないかの距離を保ってたのだが、「それができぬ時は・・死ぬだけだ。  」との言葉に、(追いつかれたら死ぬ)と思い込んでいたため、限界以上の力を出して、逃げていたのだが・・・。

「あ、あかん。し・・死ぬ・・・」
「ママ・・・」

どうやら限界以上もここまでのようだ。

そして最初のセリフに戻る。






こんな感じに、ある時は老師の出した魔物と戦ったり、2人で組み手(途中から本気になったりしたが)したり、また追っかけられたり、夕飯をおっかけたり(捕まえられなかったりしたら飯抜き)と、修行は続いた。
















で、横島がいない間に横島に思いを寄せる女性達はというと・・・

事務所
横島が修行に行った次の日。

「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
(横島さん・・早く帰ってきてください)←人口幽霊一号

なぜか沈黙状態の事務所。
時間は朝にさかのぼる。




「ふあ〜〜。よく寝たでござる。」

横島がいないためか、いつもより起きるのが遅いシロ(といってもまだ日が昇ってない時間だが)。横島が修行に行ったと聞いたとき「拙者も行くでござる!!」と騒いだシロだが、美神に、「だめよ!!これ以上戦力が減ったら商売にならないじゃない!!」と強く言われ、おキヌに「横島さんはすぐに帰ってくるから・・・我慢してね・・・」となぜか悲しい目で言われたために、ついて行くのを断念したシロ。

(昨日のおキヌ殿は少し変でござったな・・・)

あとで聞いてみようと思い、ベットを出るシロ。だが、

「あれ?タマモの奴、もう起きてるでござるか・?」

ふと目に入ったタマモのベット。そこにタマモの姿がない。

「珍しいこともあるでござるな・・・」

と言って早朝の散歩に出かけるシロ。
実は昨日からいないのだが、この時点では気付かないシロであった。







「ただいま〜でござる」
「おかえりシロちゃん」

散歩を終え、帰ってくると、おキヌが朝ご飯の用意を済ませていた。

「お腹すいたでござるよ」

いつもはシロ、おキヌ、タマモの3人そろって朝ご飯を食べている。
美神は朝が弱いため、起きるのを待ってたら何時になるかわからない。

「それじゃあ、タマモちゃんを起こしてくるわね」

おキヌがタマモを起こしに行こうとする。が、

「へ?拙者が起きたときには、いなかったでござるよ?」
「え?」

タマモがいない・・・・。

「私、今日タマモちゃんに会ってないよ・・・そういえば昨日の晩も・・・」

昨日は横島の事で一悶着あったし美神と一緒に除霊の仕事もあった。
帰ってきたのは、だいたい12時すぎ。
もう、寝てるだろうと思ってたけど・・・。

「昨日、タマモちゃんいたの?」
「拙者の方がいつも早く寝るゆえ、確かめてないでござる・・・」

タマモ行方不明!!
本当は妙神山にいるけど・・・。

「とりあえず美神さん起こさなきゃ!!」

美神は朝が弱いなんて言ってる場合じゃない。タマモは政府に追われてたのだ。おキヌの頭に不吉な事がよぎる。

ドンドンドン!!!

「美神さん!!起きてください!!」
「ふあ〜どうしたのよ。おキヌちゃん」

やっぱり機嫌が悪そうな美神。これが横島だったら問答無用で殴られてる。

「タマモちゃんが昨日から帰ってないんです!!」

「あ、そう・・・・・て、やばいじゃない!!」

タマモは美神が保護してる事になっている。タマモがなにかしでかしたりしてたら美神の所為になるのだ。
だが、美神が心配してるのは、そんな事ではない。
政府の中にはいまだにタマモを狙ってる馬鹿がいるかもしれないのだ。

「急いで探さな「お話中、すいませんオーナー」・・なに人口幽霊?」

美神が喋ってる間に入ってきたのは、ここの事務所に憑いている人口幽霊一号。

「問題のタマモ様の行方なのですが・・・」
「知ってるの!?」
「はい。多分ですが、昨日タマモ様は・・・」

ここでどこからかタマモの声が聞こえてくる。
人口幽霊が記録していた昨日のタマモ声だ。


「横島のとこにでもいってくるわ」←タマモの声

沈黙
段々と空気が重く、冷たくなる。



「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
(横島さん・・早く帰ってきてください)←人口幽霊一号

空気に耐えかねたのか、人口幽霊一号が横島の帰りを祈る。

「つまり・・タマモは・・・」
「横島さんが・・・」
「連れて行ったでござるか・・・」

本当は、タマモが横島について行った、が正解なんだが・・・。

「多分、そうでないかと思いますが・・・」

ブチ!!!

「あの馬鹿ーーーーーー!!タマモに手をだしたら、ただじゃおかないわよ!!」
「ずるいタマモちゃん!!私も行きたかったのに!!!」
「やっぱり拙者も行くでござるーーーーーー!!!!」






修行を終えても横島に安息はない。









で、こっちは噂?のタマモ。

妙神山の手伝いをするという約束だが、

「タマモ!次はこれして遊ぶでちゅよ!!」
「す、少し休まないパピリオ・・・」

子守状態のタマモ。

だいたい横島目当てでついて来たのに、横島は修行中。
夏休みいっぱいはあの空間の中で修行するので、

「なにしにきたんだろ私」

だった。

そんなタマモと遊び呆けてるパピリオを見て、

「パピリオ!!修行はどうしたんです!?」

小竜姫がパピリオに言うが、

「修行、修行って、まるでのび太くんのママでちゅね・・。」
「な、な、な、なんですって!?」
「逃げるでちゅよタマモ!!」

パピリオがタマモの手を引いて走り出す。

「わあ!?ちょ、ちょっと私は関係ないーーー!!」

鬼ごっこスタート!!

「ほんと、私・・なにしにきたんだろう」


実はタマモの不幸はまだ始まったばかり・・・。
事務所のメンバーがこのまま夏休み終了までおとなしくしてるわけがない!!そのことに気付いてないタマモであった。







今日のうざピー

「昨日から横島さんは修行に行っていない!!今日こそ水野さんをデートに!!!」

水野 雄二(水野アリスの父の名前)と書かれた表札がある家の近くにうざピーはいた。
姿はタキシードで手にはバラを!!

「ピート君。女性を誘う時は身だしなみは大切だよ。あと女性は花に弱いからね」

と、Gメンのロンゲの先輩に教わった。

いつもいつも、何かにつけちゃあ、邪魔をする横島もいない!!

よし!!

と気合を入れて、家の前へ!

そして、

すぅーーーハーーーー。

と深呼吸して、

ピンポー−ン。

チャイムを押した。













出ない。






「留守か!?」


留守かどうか確かめるために、バンパイア・ミストで進入しようとするうざピー(犯罪です)
出ない次点で留守だろうに・・・。

アリスの父、水野 雄二はGSで、結構、名の売れたGSだ。
しかも結界は得意分野で、結界に関しては美神より上だったりする。
この家にも泥棒対策の結界があったりするわけで・・・。


バチバチバチ!!

入ろうとした瞬間に道路にはじき飛ばされるうざピー。
目を回して気絶している。
そこに偶然通りかかるは、

「あれ、ピートじゃない!!こんなところで会うなんてこれはもう運命なワケ♪」

黒魔術の名人。小笠原 エミと

「なんでこんなところで気絶しとるんですかノー?」

その助手のタイガー。

「なんでもいいワケ!!それよりタイガー!!さっさとピートを運ぶのよ!」

そう言われてピートを担ぐタイガー。ちらっとピートが倒れてた隣の家を見ると、

水野 雄二 

という表札。

タイガーの頭の中

水野 雄二は、アリスの父でGSだと聞いた。

水野 雄二は、結界作りの名人。その家の前で倒れてるピート。

ピートの姿はタキシードで手にはバラらしきもの。

ピン!!



「謎は全て解けたケンのう・・・ふ、ふ、ふ、」

うざピーは、そのままタイガーに担がれて逝きました。

終わり












{あとがき&いいわけ}

話が進まない・・・。どうしよう。義王です。

前回の問題の答え。

マブラブです。俺は彩峰が好きです。

車を使った例えについて

細かいことは無視です。実際に720キロも出る車は無いとかは気にしないでください。あくまで例えですので・・・。


いいわけ

え〜と前々回ぐらいに最初の話とずれてると言われたんですが、ないんだもん・・・イベントが・・・。
夏休みあとには、学園祭やクリスマスにお正月。バレンタインデーやホワイトデー。そして卒業式とラブラブ度を上げるイベントがあるけど、夏休み前にはないっスもん。
女のバトルは2学期からが本番っス!!



次は、水野 アリス(覚えてます?)と愛子の横島のいない夏休みです。


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△記事頭
  1. 後書き見てて、確かに本来中心となるべき事態がおきざりかもとも思いました。でも原作でもアシュタロスやらの伏線が出てもほったらかしで日常が続いてましたし、ある意味これがGS本来の形かもしれませんね。
    修行を終えた二人のパワーアップが楽しみです。
    九尾(2004.12.08 21:56/2004.12.09 00:41)】
  2. ピートが嫉妬したり、よこしまと女性を取り合うのは珍しくていいかなとはじめは思いましたが、もうさすがにおかしいかなという気がします。
    ほかはとてもいいと思っています。これからもがんばってください。
    与一(2004.12.08 23:45)】
  3. …大方のGS美神SSの傾向だと某ロンゲの先輩にアドバイスされたりすると不幸にしかならないのに(笑)
    タマモも抜け駆けが意味無かっただけならともかくマイナスでしたね。
    でもだからと言って事務所の面々が有利なわけでも無し。
    更に真面目な奴(人工幽霊壱号)がバカを見る。
    そんな中、一人不幸な目にもあわずに出番まで確保する虎が一匹(笑)
    のん気でいいですな(笑)
    WEED(2004.12.09 03:49/2004.12.09 03:51)】

▲記事頭


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