妙神山から帰ってきた横島は、次の日から小竜姫に教わったことを始めた。
小竜姫に言われた事
「霊力を上げるには体力を上げる事も重要です。肉体と魂は密接な関係にありますから」
てなわけで横島は、
「ぜぇ〜ぜぇ〜ぜぇ〜」
「先生・・・大丈夫でござるか?」
シロの散歩に自転車なしで付き合っていた。
シロは人狼。横島は人間。
当然、シロのスピードに追いつけるわけがない。
いつも最終的には途中でへばってシロに肩を借りて帰る羽目になる。
シロは、嬉しそうだが・・・・。
シロの散歩の後はおキヌちゃん&小鳩(いつの間にか2人で横島の朝飯を作る事になってた)
の朝飯を食べて学校へ。
途中でアリスと一緒になり、当然ピートが現れるのだが、
「やあ、水野さん。おはようございます。今日は・・・・」
電柱に話しかけるピート。
横島の手には『幻』の文殊。
ピート・・・哀れなり。
授業中。
授業中は当然、
「ぐう〜〜。」
寝る。
横島の寝顔に心ときめく
(た、忠夫さん・・・なんて無垢な寝顔)
アリスと、
(可愛すぎ横島君!!あ〜青春バンザイ!!)
愛子。
昼休み
愛子とアリスの作ってくれた弁当(どうやら半分半分作ってくるらしい)を食べ、
「タイガー!!」
「いきますケンノー!!」
タイガーと屋上にて修行。
タイガーが横島に精神感能で強力な敵の幻覚を見せる。
それを相手に戦うのだが、幻だけに、こっちの攻撃は当たらないが、強力な幻覚なため敵の攻撃は当たる。
これは避ける特訓だ。
戦闘において相手の攻撃を避けることが大事なのは言うまでもない。
チャイムがなるまで避け続ける。
途中でクラスの男子が混じって攻撃をしてくるのだが横島はそれも避ける。
避ける。
避ける。
避ける。
よけ・・へブシ!!
・・・・あたった。
小竜姫に言われた事
「実戦が一番なんです。」
と言われて、横島が思いついた方法なんだが、
「死ねやコラーー!!」
「殺せ!!殺せ!!殺せ!!!」
「泣け!叫べ!!そしてぇー死ねーーー!!」
「横島さん!!死んでください!!!僕と水野さんのために!!!!」
横島が攻撃を避けきれず当たった場合、タイガーは幻術をとくんだが、男子生徒&うざピーはチャンスと言わんばかりに横島にコンボを食らわす。
ボカ!バキ!!ザシュ!!ドカーーン!!!
これで回避と耐久力が上がる。
「やめんかい!!おのれらーーーーーー!!」
回復の早さもアップ。
放課後
ここから横島の行動は日によって違ってくる。
まずバイトがある日は家に帰ってから事務所へ。
バイトがない日の行動は二通りあり、アリスの手伝いか、シロやタマモの相手、おキヌの買い物に付き合ったり、美神につれ去られたり・・・。
今日はアリスの手伝い。
アリスの手伝いってのは、アリスの能力の1つ『会話のできない生き物の心を読む力』で、たまに「助けて」との声が聞こえるのだ。
それを助けに行くアリスの手伝いをするのだ。
たまに凶暴な妖怪や悪霊に襲われてる動物や、か弱い妖怪の声、だったりするので結構危ない。
そんなわけで横島が手伝うのだ。
当然うざピーがしゃしゃり出てくるが、
「水野さん!!ぼくは!!あ!!エミさん!?アンちゃんまで!?い、いや、そ、そんな・・・」
本日2度目の文殊始動。うざピーは走って逃げてった。
そしてアリスと2人で声のもとへと行き、戦闘が必要になったら横島が戦った。
一度アリスが横島さんばかり戦わせてはわるいです。と言ったが、
「いいよ。修行になるから・・(女の子に戦わせるのもな〜)」
と言って1人で戦った。
その後、帰宅。
バイトがある日もない日も寝る前に必ずすることがある。
オ○ニー霊力を限りなく減らすのだ。
小竜姫の言われた事
「休む前に霊力を使い切ってください。(死なない程度)そうすれば霊力のスタミナのような物があがります」
そんなわけで文殊を出せるだけ出し、サイキック・ソーサーを手の上で消えるまで維持させたりした。
そんな生活を夏まで続けた横島。
そのうちに横島は、シロの散歩に4分の3ぐらいは追いつけるようになり、タイガーの幻&クラス男子&うざピーの攻撃も10回に8回は完璧に避けれるようになった。
初めのうちは1時間もしたら消えてしまってたサイキック・ソーサーも消えなくなり、危うく寝れなくなりそうだったので、栄光の手に変えたがそれでも朝まで消えなくなくなった。
そして時は経ち夏休み1日目。
場所は美神事務所の中のオフィス前。
この向こうに美神がいる。
実は横島。夏に妙神山で修行することを事務所の人間に一言も言ってないのだ。
(あ、美神さんに言っとくの忘れとった・・)
なんて、朝になって思い出したのだ。
コンコン
「だれよ!?」
「ちわ〜。横島ですけど・・・(うわ〜機嫌が悪そう)」
暑さ+書類でイライラ絶好調の美神。
例によってクーラー故障中。
「あん?横島クン何しに来たの?(イライラ・・・)」
美神は机の上の書類に悪戦苦闘中。内容はおもに脱税関係の書類だったり・・・。
美神の機嫌の悪さにビビりまくりの横島だが勝手に修行にいったらもっと怖い。
おそるおそる話しかける。
「い、いや〜そのお話が「ダメ!!」ってはや!?」
「どーせ 給料あげろ とか言うんでしょ!?ダメよ!!(あーイライラする)」
美神 あの日です。
「い、いやー給料はあげて欲しいですけど・・・その話じゃないっス(いつもよりいらついてんな〜。あの日かな?)」
横島 正解。
「じゃあなによ!!(殴ってやろうかしら?)」
「夏休みの間、バイトを休ませてくれません?(ヤバイ!!殴られるか!?)」
ちなみに他のメンバーは、
「美神殿の機嫌がなおるまで散歩してくるでござる」
「横島のとこにでもいってくるわ」
「今日は一文字さん達と約束が・・・」
みんな非難済み。タマモ入れ違い。(横島は電車で来てタマモは歩いて行ったため)
横島の話を聞いて、
ブチ!!!
「なに稼ぎ時に休もうなんてしてんのよあんたは!!!!!」
アシュタロスも裸足で逃げ出しそうなけんまくで叫ぶ美神。
「ぎゃーーー!!」 ヘブシャ!!
イライラが溜まっていた美神のパンチは馬鹿げたタフネスを持つ横島をも、1分気絶させた。
1分後
「いててて。いきなり殴らんでも・・・(久しぶりに気絶したな)」
「あんたが馬鹿な事言うからでしょ?ダメに決まってんじゃない!!だいたいあんたこの私が働いてる時に丁稚のあんたが遊び呆けようての!?(いったい誰と!?)」
美神の頭の中は以下のように、
夏休みにバイトを休む=どっかに遊びに行く(女連れ)=夏は人を解放的にする=横島と夕暮れをバックに2人きりの海=18禁ゾーン
暑さでやられてます。
「いや、あのですね・・・。別にみんなが働いてる時に遊び呆けようなんて思ってないっスよ。修行しようと思ってるんですけど・・・だめっスか?(だいたい遊ぶ金なんてないっての)」
横島をぶん殴った&話を聞いて少し落ち着いた美神。
「・・・あんた修行ってどこ行く気よ?(なんとなく予想できるけど・・)」
「妙神山っスけど?」
「・・あんたあそこの最難関のコース終えてんでしょ?いまさら修行つけてくれんの?(やっぱり!小竜姫とワルキューレがいるじゃない!!)」
どうやら美神はできるだけ女がいるところに横島を行かせたくないらしい。(パピリオとヒャクメは計算外)
「斉天大聖が新しい空間を作ってくれるんスよ。そこで修行することになってるんすけど」
「・・・いつまでよ?(・・・)」
「夏休みいっぱいは修行してこようと思います。」
横島は真剣な目で美神を見る。その目は強くなりたいと言っているようだった。
沈黙。
「わ、わかったわよ。行ってくればいいでしょ?(いつのまにあんな強い目をするようになったの?横島クン)」
「いいんすか?」
「そのかわり帰ってきたらめちゃめちゃこき使うからね!?(一ヶ月か・・少しながいわね(一千年に比べたら短いわよ))」
「ハ、ハイ!!」
「それと・・・(たしかに一千年に比べたら短いけど・・・(少し寂しいくなるわ))」
美神は横島の襟を引っ張り、
「これは・・・餞別よ♪(いってらっしゃい横島クン(高島殿))
チュ♪
横島のほっぺにキスをした。
それは美神の心がしたのか前世のメフィストの気持ちがそうさせたのかわからないが、
(べつに・・・わるくないわね♪)
この気持ちは美神本人のものだった。
「み、み、み、み、美神さん!?!?それはやっぱり愛の告白っすか??そうなんすね!?みーーーかーーーみーーーさーーーーん!!!!」
「はよ逝けーーーーー!!!」
ヘブシャーーーーーーー。
顔を真っ赤にしながら殴った美神。
殴られたほうは窓を突き破ってそのまま外に飛んでった。
「たく!!馬鹿横島が!!!」
と、言うものの美神の機嫌はよくなっていた。
こちらはふっ飛ばされた横島。
もう回復済みで、自分の部屋に戻り、荷物を持ち、
(とうぶんの間は顔洗わんぞ!!!!)
煩悩全開で横島は妙神山へ行く。
ガサ、ゴソ、ガサ、ゴソ
{あとがき}
義王です
やばい。修行まで書けんかった。すんません。次こそは夏の修行を書きます。
さてと、前回のゲームですが、D.C.です。俺が好きなんです。このゲーム。
で、建物ががラブひなのひなた荘です。この漫画も好きなんです。
で、次が夏の修行です。
まあ、修行と言ったらアイツが出てきます。