TV画面の中では、ひび割れた舗装地面の上に一体の人型戦闘兵器…ACが崩折れていた。
その機体からはパチパチと火花が飛び、しゅうしゅうと煙を噴き上げている。
ボロボロのその機体から声が上がった。
『ま…待て…。まだあとマシンガンとパルスキャノンと浮遊爆雷とEOが…』
『ああっと…!おもしろくもなんともありません!もう負けてしまいましたレプリカント!…放っておきましょう!こんなバカは、相手にするだけムダです!』
『か、勝ったのはいいんでござるが…。内容がこれでは…何のアピールにもならないでござるよ…。とほほほ…』
「…あ〜あ。ま、まあなんにせよ8位も上の奴に勝ったのは確かだし…無駄にゃなんねーだろ。は、ははは…。はぁ…」
ACを対戦会場へと運んできた輸送機の貨物室で、ポチは別の場所で行われていたアリーナ戦の中継を見ながら溜息をついた。
このレプリカントというレイヴン、順位は現在32位でランクインも間近と目されていた人物である。
だが彼は対戦者が40位のしかも小娘だという事で相手を舐めきって、『右手だけだ!右手のパルスライフルだけで勝負してやろう!せめてものハンデだ…!』なんぞとほざいたのだ。
ホントに右手装備しか使わなかったのは、有言実行と見れば立派と言えば立派なのかもしれないが…結果がコレではアナウンサーが言ったとおりタダのバカである。
しかも対戦相手であるホワイトウルフは順位こそまだまだ低いが、ソレは新人であるためこなした依頼数が少ないだけで、操縦の腕だけは信じ難いレベルなのだ。
彼女は自機の高機動性を駆使して対戦相手の死角へ飛び込んで斬りまくり、エネルギー残量が乏しくなるとインサイドのナパームロケットで敵機を火ダルマにして仕切り直しを図るという戦法で、結局一撃も食らわずに相手を大地に沈めてしまったのだ。
保険としてナパームロケットを薦めたのは、彼女の先生たるポチ本人である。
彼は、己の弟子たるホワイトウルフはブレード光波の扱いに慣れているため、似たような性質のノーロックオン兵装であるロケット類も上手く扱えるだろうと踏んでいたのだ。
ちなみに彼女はブレードにひたすら拘っていたのだが、ポチは『あくまでエネルギー切れの時の仕切り直し用』『破壊力自体は小さい』などと説き伏せている。
かくしてホワイトウルフは師匠に先立ち、アリーナ戦で初勝利を上げたのだった。
「しっかし…ウルフの試合があのザマだと…。俺らの評判回復は…全て俺の双肩にかかってくる…てかぁ?
相手が悪かったせいだから、ウルフを責めるわけにもいかんし。あんなん相手に戦い盛り上げろっちゅーても無理やし…。
っていうか普通、相手が悪いちゅーのんは、相手が強かった時の台詞と違うんかっ!?…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜!!!」
ポチは貨物室の床を転がりまわった。
彼の試合は本日のセミファイナル扱いである。
基本的には彼のような低位ランカー…ランカーとしては最下位の30位…だと、もうちょっと早い試合になるものだ。
だが今回ペスが妙に張り切って、上に掛け合っていきなり中堅レベルのランカーと試合を組んでもらってしまったのである。
ポチとしては、汚名返上して不評を消すためだけであれば、もうちょっと下のランク…下の中あたり、24〜25位あたりの方がありがたかったのだが。
なお表向きには、今回の試合の組み合わせはレイヴンズ・アークが厳正かつ公正に決めた事になっていたりする。
それはともかく、ポチの今回の対戦相手は中の下程度のランカー…ランキング19位のレイヴンだ。
ポチとはなんと11位もの順位の差がある。
「…だが…なんとか勝たんと。無茶なのはわかっとるんや〜、けど無理でも勝たんと〜!!もー金ないし〜〜〜!!!」
そう、彼は今回のアリーナ戦のため、口座の残高ほとんど全てを注ぎ込んでいたのだ。
しかも今のままでは依頼を回してもらえる見込みは極めて少ない。
彼にもはや後は無いのだった。
ポチはアリーナ戦仕様に仕立て上げた栄光Ver.2に乗って、今回の対戦会場…カルバ山岳地帯に設営された野外試合場へと歩み出た。
アリーナ戦仕様と言っても、実の所左腕の武器をCR−WH79M2…通称『ガトリング』と言われているマシンガンへ換装し、エクステンションのサイドシールドをCR−E82SS2…俗称『瓦』へとバージョンアップしただけである。
コアのハンガーユニットには、保険としていつものハンドガンとブレードが格納されていた。
やがて試合場に、対戦相手のACが現れる。
それは、この岩と砂と試合場として簡易舗装された地面しか無い山岳地には場違いとしか言い様の無い、無駄な森林迷彩の機体だ。
もっともポチの機体とて無駄に都市迷彩なのだが。
相手のAC…バルムンクから外部スピーカーで声が響く。
『貴様…。●●で●な●●の分際で私とまともに戦えるとでも思っているのか?
装備をちょっとは変えてきたようだが…。その程度で太刀打ちできると思い込んでいる所が●●●だと言うのだ!』
「な…!?」
バルムンクのレイヴン、ジグルドのドぎつい台詞に、ポチは一瞬言葉に詰まる。
おそらくこの対戦を中継しているTV局でも、まるで新兵訓練のような放送禁止用語の嵐にアナウンサーが青くなっていることだろう。
『ふ、だが尻尾を巻いて逃げ出さなかった事だけは誉めてやろう。だが所詮●●●に相応しく無様な●●を晒す結果になるだけだがな!』
「て、てめぇっ!!」
『なんだ怒ったの…』
『…!……!!』
『え?は、はっ!申し訳ありませんっ!はい、はい…。サー、イエッサー!!了解でありますっ!!』
「…あ?」
突然かすかな、本当にかすかな怒鳴り声みたいな音がバルムンクの外部音声に混じり、いきなりジグルドの語調が改まる。
どうやら放禁用語の件でオペレータに怒られたようだ。
ポチは、対戦者が決まった時、相手の情報を調べたその内容を思い出した。
「…ぷぷっ。そっか、あの噂ホントーだったんだな。オペレータに頭が上がらねーっつの」
『だ、黙らんか三等兵っ!上官に向かってなんたる口の利き方だっ!』
「誰が上官かっ!っつーか誰が三等兵だよっ!」
『あー、楽しそうなところ悪いけど、そろそろはじまるのね〜』
『READY…GO!!』
ペスの台詞とほぼ同時に、戦闘開始の合図が発せられた。
バルムンクは逆間接脚部特有の高い跳躍力を見せ付けるかのごとく、ジャンプを繰り返しながら接近してくる。
ポチは小手調べとばかりに相手の着地を狙ってリニアライフルを撃つが、バルムンクは着地間際に瞬間的に左右へブーストし、隙を見せない。
更に相手は跳躍の頂点で肩のマイクロミサイルと、エクステンションの連動ミサイルを斉射してきた。
ポチはブースターを噴かして機体を跳躍させる。
これは急激な上下機動により、ミサイルを振り切るテクニックだ。
だが流石に敵はランキング19位だけある。
『甘いっ!』
「のわーっ!?」
バルムンクは両腕を斜め上へと向けてパルスライフルを連打する。
更にその両肩からはEOと呼ばれる自律型オプション兵器…エクシードオービットが離脱し、栄光Ver.2に向けてエネルギー弾を叩き込んだ。
ミサイルは、ポチを飛ばせるための誘いだったのである。
ポチは自機の左腕に装備されたマシンガンで弾幕を張った。
「ちっくしょうっ!」
『ぬっ!おのれっ!』
ポチが新規購入したマシンガンは、ライフル弾並の高威力弾を連射する強力な物だ。
しかしマシンガンとしては装弾数が少なく、無駄撃ちは極力避けなければならない代物でもある。
彼は機体を右にジャンプさせて敵の正面から逃れながら、リニアライフルを撃つ。
敵機との距離が短かいこともあり、その弾丸は敵のコアど真ん中から僅かにずれた場所へ命中した。
リニアライフルは命中時の衝撃が大きいため、それによりバルムンクの動きが一瞬止まる。
ポチはそこを目掛けてマシンガンを連射した。
『ぐわっ!ち…ミスったっ!』
「沈め、沈め、沈めええっ!」
だがミスをしたのはポチも同様である。
彼はマシンガンと同時にリニアライフルを連射した。
だがそのために、マシンガンのカートリッジ交換のタイミングが、リニアライフルの発射間隔に重なったのである。
その隙を突いて、ジグルドはバルムンクを危地より脱出させたのだ。
『なかなかやる…。だがまだまだ甘いっ!』
「あ、あああ〜っ!しまったあああ!!」
ポチは本当なら、マシンガンのカートリッジが自動で交換される瞬間にあわせてリニアガンを見舞うべきだったのである。
そうすれば敵機は途切れることなく攻撃を浴び続け、体勢を整える隙など無かったのだ。
彼は千載一遇の機会を逃してしまったのである。
空中に飛んだバルムンクはミサイルの雨を降らせた。
「おわああああああ!!」
うかつに跳躍すると先ほどの二の舞だ。
ポチはデコイをばらまきつつ横方向へACを滑らせた。
何発かはデコイに騙されるが、何発かは彼のACを追ってくる。
更に、ミサイルに気を取られた隙に、正確なジグルドの射撃が栄光Ver.2を襲った。
あげくの果て、出しっぱなしになっていた敵機のEOも装甲を叩き続ける。
ポチは叫んだ。
「こ、こんなんばっかしや〜〜〜!!傘もって出かけた日にゃいつも晴れやし閉まるドアに小指はさんでまで飛び乗ったモノレールは行き先違うし〜〜〜!!」
『ふ、解らんでもないな。カレーのライスは炊き忘れるし電話に出ればファクシミリだし駅から5分と言われて契約したら実は15分だったしな…。何処かお前は私に似ている…。だがだからと言って手はゆるめん!』
「ひあああああ〜〜〜!!!」
「ち…ちっくしょ…」
『…最初にボロクソに言った事は訂正しよう。貴様はよくやった。だが…まだまだだ。今一歩届かなかったな』
栄光Ver.2は全身からぷすんぷすんと火花を散らしていた。
一方バルムンクも残り耐久力は少ないが、なんとか火花を吹くまでは行っていない。
しかも両機の間には決定的な違いがある。
栄光Ver.2は隙の少ないジグルドの操縦に無駄撃ちを強いられ、右手のリニアガン、左手のマシンガン、肩のミサイルポッドいずれも弾切れ状態であった。
それに対し、バルムンクの方は右手武器こそ弾切れではあったものの、左手武器の残弾はまだまだ残っているしミサイルもまだある。
ついでに言えば、自動で撃ちっぱなしだったEOこそ弾切れではあったが、エネルギー弾タイプEOは本体に収容すれば一定時間で弾丸が補充されるという特徴があるのだ。
本当の事を言えば、栄光Ver.2にはまだ武器が残されている。
それはハンガーユニット内に格納されている予備武装だ。
しかしポチは、マシンガンの残弾が切れた頃から、焦りからか冷静さを失ったような行動をしていた。
とっくに弾切れになりデッドウェイトとなったマシンガンをパージせずに、後生大事に装備したまま戦っていたのである。
彼はさらに、ミサイル切れになってもミサイルポッドを装備したまま戦い続けた。
パニックになっていたのか、それとも装備排除を行う余裕が無かったのかはわからないが、弾切れ装備の重量は確実に栄光Ver.2の機動力を削ぐ。
そしてとうとうリニアライフルの残弾もゼロになったのである。
バルムンクのコクピットから、ジグルドが呼びかけてきた。
『…冷静さを失わなければ、お前はまだまだ伸びるだろう』
「…」
『さて…とどめだ!!』
バルムンクの肩で、マイクロミサイルポッドの扉が開いた。
同時にその左腕が上がり、パルスライフルの射撃姿勢を取る。
だがその瞬間、ポチは栄光Ver.2の操縦席で、電光石火の勢いであちらこちらのスイッチを入れた。
「かかったなっ!!」
『何っ!?』
栄光Ver.2は肩のミサイルポッド、左腕のマシンガン、右腕のリニアライフルを一瞬で排除する。
その両腕は、自動的に予備武器であるハンドガンとブレードを取り出した。
そしてジグルドは再び驚きの声を上げる。
『!!何を考えているっ!?』
栄光Ver.2は一瞬でバルムンクのロックオンサイト範囲から離脱した。
だがジグルドが驚いたのはそれが理由ではない。
バルムンクの頭部センサーは、今しがたまでポチのACがあった場所に向けられている。
そこにはミサイルポッド、マシンガン、リニアライフルに加えて…今しがた装備換えしたばかりのハンドガンと、あげくにエクステンションのサイドシールドまでが落ちていたのだ。
『いくら軽量化したところで所詮は中量機!たいしたスピードは出ないぞ!追加装甲まで捨てるとは…判断ミスだったな!』
ポチは返答しない。
彼は自分のACを左にブーストダッシュさせた。
バルムンクは左のパルスライフルを連射する。
だがその外部スピーカーから困惑の声が上がった。
『なっ!?』
バルムンクが放った光弾は、栄光Ver.2を捉える事無く、そのぎりぎりを掠めて飛び去る。
ジグルドの感覚的には、いつも通りにきちんとロックオンサイト内に敵機を捉え、引き金を引いているつもりだっただろう。
だが実際に彼の機体が撃っているのは、今までの速度の栄光Ver.2が居たであろう場所だ。
無論、実際にはバルムンクのFCSはポチの機体をロックオンしてもいない。
けれどジグルドはつい先ほどまでの感覚に従って、条件反射的に引き金を引いてしまっているのだろう。
『お、おのれっ!弾切れの装備をわざとパージしなかったのは、コレが狙いかっ!!』
「…」
そう、これがポチの最後の賭けだった。
彼は、このまままともに射撃戦を続けていては、命中率や回避技術の差でジリ貧に追い込まれると見たのだ。
そこで彼は、弾切れになった装備を分離せずにそのまま装備しておく事、そして闘いをできるだけ長びかせる事で、ジグルドの脳味噌に栄光Ver.2の『遅い』動きを刻み込ませたのである。
いちいち弾切れ武器をパージしていっては、徐々に機動力が上昇していってしまうので、この場合はソレでは意味が無かったのだ。
そして最後の瞬間、ポチは残弾ゼロの装備はおろか予備武器のハンドガンや追加装甲までも一度に排除し、ブレードだけという最低装備…最大限に上がった機動力で飛び込んだのだ。
ジグルドは一流の腕を持つレイヴンである。
普通なら今の栄光Ver.2の動き程度、補足する事は彼にとっては容易な事だ。
しかしそれでも彼は機械ではない。
相手の動きが徐々に速くなっていったならともかく、これほど急激に上昇した場合、その分の感覚を調整するにはどうしても時間がかかる。
『ちいぃっ!シャアアァァ!!』
「…!」
だがジグルドもただでは転ばない。
バルムンクの両肩から、今まで収納されていたEOが再び射出された。
ぎりぎりでエネルギー弾の補充が間に合ったのである。
しかもEOの照準は完全に自動だ。
EOはポチが講じた策などには騙されない。
低威力とは言え、侮る事もできない力を持つエネルギー弾が、栄光Ver.2の残り少ない耐久力を容赦なく削る。
ポチは自機を跳躍させた。
「……!!!」
『うおおおおおっ!!!』
空中から斬り下ろされるレーザーブレードの光条と、迎え撃つパルスライフルから放たれた光弾が交錯する。
そして次の瞬間、1機のACが崩折れた。
「…っぷはあああぁぁぁ〜〜〜!!!」
立っていたのは、ポチの栄光Ver.2である。
ポチは今の今まで止めていた息を思いっきり吐き出した。
彼は最後の機動の間、息を止めて闘っていたのだ。
ジグルドの声が聞こえる。
『ふ、はは…。私、いや僕の負けだね。君を見くびっていたのは間違いだった。けれどもし戦場で会うような事になった時は、こうは行かない…』
『…!!…!!!……!』
『あっ!は、はいっ!申し訳ありません!いえ、いえそのようなっ!いや姉う…じゃなく、いえっ!は、ハイっ!あ、さ、サー!イエッサー!!は、はいっ!次からは…』
『………!…●●●…!●●…●…!!』
彼はどうやらオペレーターから何やらトンデモない説教を食らっている所らしい。
そんな対戦相手を後目に、ポチは自機のコクピットで勝てた事への喜びと驚きとに打ち震えていた。
「あぐ…あぐう、あぐぐっ…。ちょ…ちょっと気分をおち、おちつけ…おちつけ…」
『よかったわねポチ!ポチならきっと勝て…』
『せんせーーー!!!』
「わぁ!!」
ペスの言葉を遮って、突然通信回線から飛び込んできたのは弟子の声である。
『お見事、凄かったでござるっ!11位も上の相手をああまで見事に討ち取るとはっ!』
「あ、い、いやハハハ…」
『急にごめんなさいね。このバカ犬が通信中継しろしろってうるさくて』
『狼でござるっ!!!』
弟子とそのオペレーターの掛け合いを聞いているうちに、ポチはどうやら落ち着いてきた。
それと同時に、強敵に勝利して将来の展望が開けた事への喜びが胸の中にじんわりとわいてくる。
彼は感慨に耽った。
(まあ…今回色々あったけど…。だがこれで賞金だって入るし…。なにより依頼だって回してもらえるようになるだろ…。本当に、勝ててよかった…。
ペスにも礼を言っておかねーとな。本当はアークが決める組み合わせに無理に口出ししてもらったんだし…。ま、19位っつーのは上すぎたけどよ。
でもやっぱ、奴は自分じゃ理解してねーけど、けっこーあちこちの弱み握ってんだろーな。いきなり19位と試合できたぐらいだし…)
そこまで考えた所で、ポチの頭の中の考えは妙な方向へズレる。
(…待て。ちょっと待て。
なんかノリでアリーナに出る方向で話まとめちまったが…。もしかして…。
ペスの奴に口利きさせりゃ俺達に仕事回させるぐらい楽勝だったんぢゃっ!?)
『…先生?先生…せんせいっ!?ぺ、ペス殿っ!先生の応答が無いでござるっ!も、もしや今の戦いで怪我でもなさったんではっ!?』
『ペスじゃないのね〜って、ええっ!?せ、センサーのヴァイタルは平常だけどっ!で、でも壊れてるんじゃないと思い…たいのね〜!!ポチ!ポチ〜!?』
「は、ははは…。はは、ははははは!!あはははははははは!!!」
『せんせい〜!?』
『ポチ〜!?』
ポチ…気付かなければ幸せだったのにね♪
本日のレイヴン情報:
レイヴン名:レプリカント(♂)
本名:ヴァンク・ロード
AC名:ユニバーサル:593100C
頭部:H01−WASP:40000C
コア:C01−GAEA:62200C
腕部:CR−A69S(初期パーツ):35500C
脚部:LF02−GAVIAL:85000C
ブースター:CR−B72T:28500C
ジェネレータ:CR−G78(出力100%):25500C
ラジエーター:CR−R69(初期パーツ):14700C
FCS:MF01−MUREX(初期パーツ):29000C
インサイド:CR−I75FM:42800C
エクステンション:なし:0C
右肩武装:WB09PU−LAMIA:82200C
左肩武装:CR−WB69RA(初期パーツ):19700C
右手武装:WR21PU−ROC3:63000C
左手武装:WH05M−SYLPH:65000C
機体解説:ホワイトウルフの対戦相手、レプリカントのAC。
中距離から近距離向けの機体。
旋回速度が高く肩武器の構え姿勢が(地上では)必要無い四脚に、数多くの近接火器を装備しており、使いようによってはかなりの強さを発揮する…と期待されていた。
しかしこの機体の持ち主は見えない所…ジェネレータやラジエータなどに金をかけなかった。
特にFCSは初期パーツのままであるためロックオンが遅く、優秀な瞬間火力も上手く生かせていない。
備考:ランクインまであと少し、というレイヴン。
ただし実力はさほどあるわけではない上に、自信過剰、自意識過剰である。
現時点においては何かの間違いでザ・キラーのひとつ上に位置している。
しかしこれは彼が強い事を示しているわけでは全く無く、単にザ・キラーの浮き沈みが激しい事を意味しているに過ぎない。
おそらくこの先の順位はズルズルと落ちていくだけかと思われる。
レイヴン名:ジグルド(♂)
本名:ジークフリード
AC名:バルムンク:719610C
頭部:H04−CICADA(実防50%・E防50%):60000C
コア:C02−URANUS(実防60%・E防40%):70000C
腕部:CR−A72F(実防30%・E防70%):43800C
脚部:LR01−GOAT(実防40%・E防60%):40000C
ブースター:B01−BIRDIE(出力100%):55000C
ジェネレータ:CR−G91(容量100%):59800C
ラジエーター:R03−LINDEN(冷却100%):34500C
FCS:FUGEN:60000C
インサイド:I05D−MEDUSA:32000C
エクステンション:CR−E73RM:22000C
右肩武装:MAGORAGA:67510C
左肩武装:WB03R−SIREN:20000C
右手武装:WR18PU−DEMON:95000C
左手武装:WL08PU−ARGOS:60000C
機体解説:ランカーレイヴン『ジグルド』の乗機。
エネルギー武器を多用する事を前提に、エネルギー消費の比較的少ないパーツで構成されている逆脚機体。
どんなミッションでも無駄に森林迷彩で出撃する。
そういう所はポチに似ているかもしれない。
どちらかと言うとミッション向け、対空戦闘用の機体構成である。
けれどアリーナにおいても弱いわけではない。
備考:ランキング19位の中堅ランカー。
ランカーとしては中堅だが、レイヴン全体から見ればかなり上位ということになる人物。
ACから降りているときは腰が低く礼儀正しい青年だが、ACに乗ると性格が変わる。
その戦いぶりは獰猛にして大胆。
大胆にして繊細。
だがどっちにせよ、オペレータをやっている実姉には結局頭が上がらない可哀想な弟。
(あとがき)
今回はアリーナ戦本番でした。
対戦相手はいきなり『彼』です。
あははは。
ポチの最後の攻撃は『空中斬り』になってました。
なのでダメージ1.5倍、なんとかぎりぎり相手のAPを0にできました。
『彼』にはぜひとも再登場願いたい所ですね。
できれば味方キャラで。
ちなみにポチはラストで余計な事に気付いて自失してますが…。
実の所、内部事情的にはアリーナ戦組むのよりも重要な依頼を回してもらう方が難しかったりします。
アリーナだったらどっちが負けようが勝とうがアーク自体の評判には変わりないですし。
だからペスに頼むのはアリーナ戦に出してもらえるような工作の方が確実だったんですねー。
彼等は意図せず正解を選んでいた事になりますね。
でもギャグ要素が濃いSSなので、ポチがそれに気づく事ぁ無いでしょう♪
そして、今回ポチの機体は次のように変更されてます。
あくまでアリーナ戦のための変更なので、ミッション時には左手武器は前回のに戻します。
もしかしたら今回の賞金で一部変わりますが。
AC名:栄光 Ver.2:744200C(総額)
エクステンション:CR−E82SS2:43800C
左手武装:CR−WH79M2:44800C
ああそうだ、雪狼もちょっとだけ変わってたんだった。
インサイドが追加されただけだけど。
AC名:雪狼:852200C(総額)
インサイド:CR−I84RN:63800C
というわけで、レス返しです。
…と言っても、今回はちょいと難産だったんで時間が空きそうだったんで、大半の人へのレスは一足先に前回の末尾に入れちゃいました。
それを見たい人は、BACKをクリックして下さいね〜。
というわけで、その後にもらったレス分だけレス返しです。
>Dr.Jさん(追加分)
どうもありがとうございます。
ピートはそちらの今進行中のストーリーが一段落した頃に、唐巣神父はそちらで出た後キャラが掴めたあたりで使わせていただく事になるかと思います。
で、その唐巣先生のお話ですが、いい筋書きかと思います。
そうなるとネクサスの主人公の位置にポチ達が来る事になりますね。
どちらかと言うと新人レイヴンはウルフなので、ポチは裏方的に渋く動くのはどうでしょう。
GS原作では横島はいつも妙な物に気付いたりしてますので、遺跡内部で妙な物に気付いて、ウルフが主役っぽくアレと戦ってる間にポチがコソコソとシステムを止めるとか。
…唐巣先生、トップ企業となったキサラギの更にトップになったりしたら…胃薬と育毛剤が余計にトモダチになっちゃいそうだなあ(笑)
なんたってマッド集団キサラギだしー(笑)