魔人ジーク襲来、ならびに、魔王美樹の覚醒騒動の翌日
リーザス城の防衛力強化のために、シィル達をリーザス城に残し
山本五十六、本田忠勝の両名とともに
いざという時のカオスの封印、ならびに治療魔法要員として参戦した
セルを護衛しつつ、ランスはJAPAN、長崎へと進軍を急いだ
さすがに距離もあるために、四日ほどかかったが
ランスは無事に、バレスが陥落させた長崎城へと、入城した
長崎陥落自体は、そう難しいものではなかった
なぜなら、先のMランド、ならびにポルトガルの会戦において
JAPAN軍は多くの兵を失っていたからだ
さらに、もともとは長崎防衛についていた将、本田忠勝が
信長の命に背き、五十六への援軍として手勢を率いて出陣し
さらに、その忠勝と五十六がリーザス軍に投降した事が伝わると
まともに戦おうとする武将は存在せず、ただ、長崎から退くものばかりであった
長崎防衛において、忠勝率いる騎馬隊はかなり重要な部隊だったのだ
あの織田信長ですら、武力においては忠勝に一目置いていた
それゆえに、その忠勝を間接的にでも支配するために
女性である五十六を、一人の武将として、傘下に加えたのだ
もし、傘下に加えず、五十六を自害に追い込んだとすれば
忠勝も、それに続き、殉死する事は目に見えていたからだ
それほどの武将を、リーザス軍は投降させたという事実
それが、JAPAN軍の士気を低下させ
さらに、五十六、忠勝がリーザスの客将として迎え入れられ
後々、山本家を再興し、リーザスからJAPANを預けられるという情報が伝わると
今まで、野に伏せ、信長へと一矢報いる機会を窺っていた者達が
次々と、リーザス軍が駐在している長崎へと集い
先の戦で失われていた以上の兵が、反信長軍として参戦していた
そのJAPAN兵達を束ねる役目を担うこととなったのは
集ったJAPAN兵達の推薦の声もあり、リーザスの客将である五十六になった
それは、かつて信長が天下統一に繰り出す前
恐怖によって、JAPANの諸将が征されることとなる前に
山本家の先代当主が、仁と義を重んじる、戦国にしては珍しい当主であったことと
五十六本人も、その父に似て、仁義を重んじる人物であった事が
信長による恐怖統治によって、親を、子を、主君を亡くしていった
反信長の意思を持つJAPAN兵達に、信長と対となる思想の持ち主としてうつり
その思想の持ち主なら、自分達を、民達をより良く率いてくれるだろうと
そう信じ、五十六に付き従うことを誓ったのだ
それを見て、一番驚いたのは五十六であった
信長に対し、敵意を持つものが多いことは知ってはいたが
多くの、かつての有力な将達が、自分を推してくれた事が信じられなかったのだ
最初は、反信長JAPAN軍の総大将を務めることを固辞していたが
反信長軍の将達の説得、忠勝の説得、バレス、エクス、ランスの説得を経て
ついに五十六が折れ、JAPAN軍の総大将を勤めることを引き受けた
そして、かなみ達忍者隊から、信長が大坂より出陣したとの報告が入ると
ランス、バレス、五十六、エクス、リックの五人によって軍議が開かれた
長崎 リーザス軍駐留所 司令部
各軍を率いる将軍達が、そこに集まり、信長に対抗する策を立てていた
「地形を見るに、野戦においては両軍ともに地の利は無いと言ってもいいでしょう
かなり大きな平野地帯ですので、赤の軍と少数の騎馬兵をどう活かすかが
この戦いの大きな分かれ目になるはずです
後、予想でしかありませんが、相手は、このあたりに本陣を構えるでしょう」
エクスが、野戦において戦場になるであろう場所の地図を広げて
集まった将達に、簡潔に、戦の要点を述べる
「多少は、林はあるようだが、伏兵を置けるほどじゃあないか」
「確かに、この程度の林に伏せられる兵の数では
兵糧部隊への攻撃や焼き討ちはおろか
攻撃にあわせての後方撹乱にも足りぬじゃろうな」
「しかし、それゆえに私達赤の軍は縦横無尽に駆けることもできましょう
だが、残っているJAPAN軍は精鋭の部隊だと聞いています
となれば、どうにかして、敵の士気を損なわせなければ
いかに突破に専念しても、突破しきれない可能性があります」
ランス、バレス、リックの三将軍が、それぞれの意見を述べる
「・・・・信長自身が出陣してきたとなれば
おそらく、その率いる兵達は、信長直属の武者兵部隊でしょう」
ランス達が、策を必死に考えていたとき、五十六が口を開いた
「確かに、信長直属の兵は精鋭ぞろい、信長自身の武力も馬鹿にはなりません
しかし、それゆえに、兵の数自体も決して多くは無いのです
信長直属の兵の数は、多く見積もっても精々3000といった所
残りの兵の多くは、足軽兵ばかりになると思われます
足軽兵の士気はそう高くは無いはずですので、そこが攻め所となるでしょう」
五十六の言葉を聞き、エクスは目を瞑り、しばらく考える素振りを見せると
「では、今回は魚鱗陣を敷くとしましょう
左翼側にバレス将軍率いる黒の軍を
右翼側に、私が率いる白の軍を
中央にリック将軍の赤の軍と、五十六さん率いるJAPAN軍を
そして、中央後陣に、ランス将軍の緑の軍が控える形で布陣します
なお、戦闘中における緊急の指揮権はランス将軍に委託します
信長軍の突破力の程を見るのが今回の狙いですが
そう突破力が優れていないようでしたらそのまま殲滅戦に
予想以上に優れているようでしたら、ランス将軍が指揮を執って
被害を抑えて、相手を引かせる事を優先してください」
エクスの言葉に、ランスはしっかりと頷いた
それから直ぐに、各将軍は自らの部隊を率いて
エクスの指示通りに、魚鱗陣を敷き、信長軍の襲来を待った
リーザス-反信長JAPAN軍が陣を敷いて二日が過ぎたころ
信長率いるJAPAN軍が到着し、錐行陣を敷き、睨み合いとなった
だが、その睨み合いも二日で終わった
兵を休息させるためだけの睨み合いだったのだろう
信長率いるJAPAN軍が、信長の部隊を先頭にし、突撃を仕掛けてきたのだ
だが、ランス達とて、何の備えもせずに陣を敷いていた訳ではない
信長軍が突撃してきたと共に、逆にリーザス軍側からも突撃をかけ返したのだ
後に、歴史最大の分岐点と伝えられることとなった戦の火蓋が
今 切って 落とされた
リーザス-反信長軍 左翼
「くっ・・・!!
信長とやら、ここまで腐っておったのか!!
全兵、無闇に敵兵の命を奪うでないぞ!!
この者らとて好き好んで戦場に来たわけではあるまい
降伏するものは見逃してやるのじゃ!!」
リーザス-反信長軍 右翼
「確かに・・・当初聞いた数からみてはずいぶん多い軍だと思いましたが
まさか、農民を無理やり兵にしたてようとは・・・!!
全兵!!敵を捕虜とすることを最優先とせよ!!
力無き民を殺すのが軍のするべき事ではありません!!
武器を奪い、無力化するだけでかまいません!!」
右翼、左翼を担当したバレスとエクスは
その、信長のあまりの鬼畜さ、非情さに怒りを抱いていた
そう、両名が相手にしているJAPAN兵の多くが
鎧すら身に纏わず、刀も、槍すらも持たず
鎌や鍬で、必死に、謝りながら、目に涙すら浮かべながら
死にたくない、生きて帰りたいと、必死に願いながら
力の差など、解っているだろうに、それでも、必死に戦おうとしている
明らかに、何らかの脅しによって無理やり、兵に仕立て上げられ
碌な武器すらも与えられなかった、捨て駒としての、農民兵だったのだ
バレスも、エクスも、そのような兵相手に全力など出せるはずが無い
何とかして無力化し、捕虜として生かして捕らえることに専念する事にしたのだ
その結果、両翼の軍は、その力の半分以上すら出せずに、農民兵の相手をしていた
だが、心あるものなら、そのことを誰が攻められようか?
確かに、将として、軍兵として徹するのなら
たとえ農民兵であったとしても、情けをかけずに戦うべきだっただろう
だが、二人は、人として、そのようなことはできなかった
たとえ、甘いと言われ、その事で後に罪にとわれる可能性があったとしても
二人には、そのような非情な行動を、取ることができなかった
リーザス-反信長軍 中軍
この場所は、かなりの混迷を極めていた
敵軍の総大将である織田信長が、
兵がいようがいまいが関係無いと言わんばかりの勢いで
ただひたすらに、突撃を仕掛けてきたのだ
リック、五十六は、必死に持たせたが、それでも、信長の突破を抑え切れなかった
その為に、両軍の士気が低下してしまい、リックと五十六は
兵たちを必死に激励し、それを持たせる事で、精一杯だった
「怯むな!!信長に突破されたというのなら、
包囲して、逃さなければいいのだ!!
後方にはランス将軍率いる緑の軍がいる!!
やつもそれまでも突破することなどはできまい
ならば、他の兵を殲滅し、何としても包囲陣を完成させるのだ!!
包囲さえしてしまえば、後は敵軍を崩すのみ
怯むな!!敵の殲滅に専心しろ!!」
「皆!!怯えるな!!
信長を討つために立ち上ったのではないのか!!
この程度で怯んで、信長が討ち取れると思っておるのか!!
何を恐れる!!何を怯えねばならん!!
信長を討つ好機はそう多くは無い
その好機のひとつが、この戦いだ!!
全兵、もう一度奮い立て!!
信長を討たんと決めた時の心を忘れるな!!」
リック、五十六の激励もあって、中軍は崩壊こそはしなかったが
それでも、敵軍の殲滅速度は、普段の時よりは、遅くなっていた
リックは、その軍の状態に懸念を抱き配下の兵を、エクスの元へと走らせた
後の歴史家の間では、このときのリックの判断を
このときの最善の策と見るか、愚策と見るかで、論争が巻き起こった
それほどまでに、このときのリックの判断は、大きな意味合いを持っていたのだ
リーザス-反信長軍 中央後陣
ランスは、特に怯む様子も無く、信長の突撃を見守っていた
おそらく、ランスにとっては、予想された事態だったという事だろう
その証拠に、ランス率いる緑の軍の兵たちの間には
誰一人として、動揺を見せるものは無く、ただ、何かを待っていた
信長率いる300ほどの武者兵がリーザス緑の軍に接するまであと少しと言ったところで
「砲隊、放て!!」
ドォォンン!!
ランスの指示と共に、マリア謹製 カスタム特有の兵器
チューリップ一号を持った120程の兵たちが、一斉に砲撃を浴びせた
その砲撃の力はすさまじく、武者兵を60ほど減らし
さらに、他の兵たちに恐怖を覚えさせたが・・・・
「何を怯えておる!!儂に殺されたいのかぁ!!」
ちょうど、先頭に立っていた武将、織田信長の激により
武者兵達は、気を持ち直し、再び、突撃に入ろうとした
しかし、それと同時に、ランスが腕を振り下ろし、二撃目が放たれる
ドドドドーン!!
次の狙いは、織田信長、たった一人への一点集中砲撃であったが・・・
「くっ・・・くだらん真似を・・・するな!!」
織田信長には、傷ひとつ無く、ただ、怒りを増させるだけのようであった
「ちっ!!やっぱり魔人か!!
メナド、兵を全て預ける、信長周辺の兵を掃討してくれ!!」
「わかった!!信長は任せたからね!!」
メナドは、ランスが何が言いたいのかを一瞬で悟り
即座に、兵たちを指揮し、周辺の兵を掃討し始めた
「小童が、儂の相手が務まると思うか!!」
「それはこっちの台詞だ、カオス、いくぞ!!」
「油断するでないぞ!!こやつ、なかなか強いぞぃ!!」
信長が、その槍で、ランスに突きを繰り出すが
ランスも、それをかわし、逆に信長へと切りかかる
キィン ギャン ギィィン!!
「その剣・・まさか魔剣カオスか!!」
「ご名答・・・正解の商品は、地獄への片道切符だ!!」
ギャリィン キャン キリッ カキィ!!
「くっ!!・・・体さえ万全であればこの様なやつなど・・・!!」
「どうした!!だんだん反応が鈍くなってきてるぞ!!」
キャン キィン カン キィィィィン!!
「しまった!!」
「貰った!!」
打ち合いの果てに、ランスが信長の槍を弾き飛ばし、斬りふせようとしたが
カッカッカッ!!
どこからともなく、棒状の刃物が、ランスがいた場所へと飛んできた
ランスは、それに気づくと即座にかわし、その飛んできたほうを睨み付ける
そこには、つい先ほどまでいなかったはずの男が、棒状の刃物、クナイを持って
ランスに向かって、いつでも投げられる体制で、立っていた
「殿、お怪我はございませぬか?」
「月光か、助かったわ
ついでじゃ、手伝え月光、こやつ、生かしておいては後の災いとなる」
信長は、その男、月光の言葉に答えながらも即座に槍を拾い
ランスを睨み付けつつも、月光に指示を出した
「御意」
月光は、そう短く答えると、ランスに向かってクナイを投げ
信長が、それに合わせる形で、槍をランスへと突き出す
ランスは、それを回避することで精一杯になってしまった
メナド達も、後続として現れた武者兵の相手で手が塞がっており
さらに後方に位置している治療兵部隊では、この両名の攻撃に耐え切れない
ランスは、何とか自力で突破口を探さなければならなかった
月光のクナイをかわし、信長の槍を受け流しつつ、また襲ってくるクナイをかわす
ランスは、当初は月光のクナイ切れを狙っていたが
月光自身、そのことを悟っていたのだろう
わざと、大地に刺さるようにクナイを投げつけ
撹乱するように動きつつ、そのクナイを回収していたのだ
つまり、事実上クナイ切れは無いに等しかった
右翼、左翼、中軍の殲滅力の低下
そして、メナド隊が武者兵によって足止めされているという事
さらに、かなみをリーザス城に帰還させ、ヘルマン諜報を依頼したという事が
今のランスの、この、突破口無き絶望の戦場を作っていた
ランスは、ただ悔やんでいた、自分の失策を
そして、必死に考えていた、突破口となりうる機会を作る方法を
それ故に、気づかなかった・・・・
ある人物が、この戦場へと足を踏み入れたという事と
月光が、背後に回り、クナイを投げつけようとしていたという事実を
「ランス!!後ろ!!」
ランスが、聞き覚えのある声に反応し、背後を向いた瞬間
「・・・・死ね」
月光は、既にクナイを投げ終えていた
ランスの、わずかな反応の遅れですら回避できないほどに
そのクナイの速度は速く、ランスは、せめて致命傷だけでも避けようと
必死に、体を動かした・・・そして
ザクッ
鈍い 刃物が、肉に刺さった音が響いた
ランスは、覚悟していた衝撃が来ていないのに、その音がした事に疑念を感じたが
「ちっ、下らぬ真似をする」
月光の、そのはき捨てるような言葉と
見覚えのある・・・そう、よく、見覚えのある、ピンク色の髪と
白い、鎧の後ろ姿が、ゆっくりと、ゆっくりと、倒れていくさまを見て
全てを・・・・・理解した
あの時、自分に警戒を呼びかけたのは
血の繋がらない、だが、たった一人の姉であり、かけがえのない存在であり
自分にとって、半身とも言っても過言で無かった存在・・・
ハウレーンが、自分に向かって警戒を呼びかけ
さらに、反応し切れなかった、未熟な、愚かな自分を守るために
距離があったせいで、まともに体勢も整えられなかっただろうに
その体を、盾とし、クナイから、自分を、守ったのだと
「ぁ・・・あ・・・ぁぁ・・・あ・・・・」
ランスは、その事を認識すると、倒れたハウレーンの体を抱き
ただ、言葉にならぬ、何かを、その口から発していた
「・・・ランス・・・無事で・・・よかった・・・」
ハウレーンは、そういうと、微笑んだ
激痛が走っているだろう、もしかすると、致命傷にすらなりうるかもしれない
そんな、傷を負っているというのに、ハウレーンは、満足げに、笑みを浮かべていた
ただ、ランスが無事だったことが、嬉しいと、その笑みは言っていた
「あ・・・あぁぁ・・・あぁあああ・・・・」
ランスは、そんなハウレーンを見て、ぎこちなく、首を動かし
目から、次々と、涙をあふれさせていた
「ふん、女が傷ついた程度でそこまで動揺しおるか
ならば、この場で、その女ともども、あの世に行くがいい!!」
信長が、そんなランスの様子を見て、槍を構え、突きを繰り出した
その瞬間 辺りに殺気、狂気が蔓延した
「アアああアアァアアア!!!」
ランスが、狂ったかのような咆哮をあげ、ハウレーンを大地にそっとおくと共に
カオスを、振り回し始めたのだ
「こ・・・これは・・・!!いかん!!闇に飲まれるでない!!」
カオスが、ランスが発する尋常ならぬ気を感じ取り、ランスを必死に抑えようとするが
「アァあぁぁああアア!!!」
ランスには、届いておらぬようであり、狂人のように信長に切りかかっていた
グワキィ!! ガシャン!! ギャリン!!
ぶつかり合う刃物の音を聞いても
どれほど、感情だけに任せ、限界を凌駕した力を振るっているかが伝わるような
凄まじいほどの一撃ばかりを繰り出し、信長を、圧倒していた
「ぬっ・・・グッ!!月光!!引くぞ!!」
「御意!!」
信長は、流石に不利と見たか、その大振りなランスの斬撃の隙を見逃さず
即座に、月光と共に、自分の陣地へと退いていった
ランスは、それすらも気づかずに、ただ、狂ったように剣を振り回していた
そう、それは、敵を破壊するためなどではなく
限界を超えた力を振るい続けることで・・・・
自分の肉体を、完全に破壊してしまわんと言わんばかりだった
信長率いるJAPAN軍が引いたことにより
ランスが暴走したことを聞き、即座にたどり着いたリックとバレスが
ランスを取り押さえるべく、行動を開始した
「ランス・・・・今、止めてやるぞ・・・バイ・ラ・ウェイ!!」
暴走していたランスに向かって、リックが自分の必殺技を放つ
「あァああアアア!!」
ランスは、それすらも渾身の力で捻じ伏せ、リックの剣を大きく弾くが
「ランス!!落ち着けい!!ハウレーンは死んでなどおらん
ただ負傷しただけじゃ!!今のお前を見て、ハウレーンが喜ぶと思うのか!!」
その隙に、バレスがランスを羽交い絞めにし、必死に説得した
流石に、暴走していても、自分にとってかけがえのない存在はわかるのだろうか
ランスは、力なく、カオスをその手から落とし、最後に、もう一度絶叫すると
その体を、ゆっくりと、倒していった
ランスが気絶すると共に、即座にバレスがランスを背負い、寝床へと連れて行った
ランスが、寝床で眠りについた事を、改めて確認すると
バレスは、治療を受けているであろうハウレーンを見舞いに行った
後に、魔神の目覚めとも言われ、どの歴史書にも記されることとなった事件は
この、数時間後に起きる
その当事者は、闇に囚われつつも、今は、体を休めていた・・・・
あとがき
いやはや・・・作者もここで切ると不完全燃焼なのですが
ここから先、かなり重要な部分になるので、あえてここで切ります
今回、次回は、あえて、誤字チェックなどはいたしません
なぜかというと、作者が中枢として見据えている部分が
今回と次回ですので、いわば、腕試しというものでしょうか
書く前に、どこまで推敲でき、どれだけの作品を生み出せるのか
今回と次回の出来次第で、これからの作品の出来が決まると思っています
まぁ、誤字チェックが面倒だからしないといわれればそれまでですが(ぉぃ
次回更新は、多分、早いと思いますが・・・・
まぁ、不完全燃焼ですが、今しばらくお待ちくださいませ
ちなみに、この世界のハウレーンが、原作のシィル的存在です
それ故に、ランスは今回、ここまでの暴走を見せました
次回、いろんな意味での、覚醒が始まります
どうか、次回更新まで、お待ちくださいませ
10/02 2:08分 眠る前の誤字修正、レス返しはまた後です・・・
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