Purururururu♪
放課後、家に帰ってから、
さて、事務所に出かけようとしたその矢先、
最近買ったばかりの、携帯に、電話がかかってきた。
「非通知?」
まだ、この電話番号を教えたのは、数人しかいないはずなのだが。
「はい?」
「ひさしぶりっすねー、少年」
「・・・・・・」
シスター・ジャンヌ。
ヴァチカンの修道女だ。
取るんじゃなかった、出るんじゃなかった〜。
「なんでこの番号を?」
「なーに言ってるんすか。少年のことで知らないことなんてないっすよ〜」
「で、実際のところは?」
「主のお導きっす」
答える気はないらしい。
「まあ、いい。で、用もなく掛けてきたわけじゃないよな?」
「用がなきゃ、TELしちゃダメなんすか〜?」
「うん」
「・・・・・・・・・」
忠夫もなかなか成長したようである。
「・・・まあ、いいっす。ちょっと、賞金首の情報を」
「賞金首?」
「悪魔っすよ」
やっぱり、物騒な話だ。
出るんじゃなかった、聞くんじゃなかった〜。
「賞金を懸けられた悪魔ってのは結構いるンすけど、
どうも、その一体が、日本にいるみたいなんすよね〜。
しかも、もしかしたら、シニョリータ美神が、狙われてるかも」
「・・・。詳しく教えて」
そうして、ジャンヌから、
悪魔パイパーについて、その能力と現況、
そして、令子が金の針を取り寄せたらしいことについて聞いたのだ。
「ま、わたしに言わせれば、稚児趣味の臆病者に過ぎないンすけど、
仕事が繁盛しててっすね、そっちに行けないんすよ」
聖職者が繁盛?
余り想像したくない不吉な表現。
「そういうことなんで、代わりに殺っといてください。
賞金は丸まる、もらっちゃって良いっすから」
がんばってくださいねー、とジャンヌからの電話は切れた。
なんとなく、事務所に急いだ方がいい気がする。
そのころ事務所では、
「これって、令子・・・よね?」
見知らぬ少女が一人いた。少女というより幼女か。
ただ、その容姿は令子に酷似している。
「わたし、わかりました〜。美神さんが読んでる雑誌に載ってます」
「女性雑誌に?」
「隠し子っていうやつですよね」
「・・・令子に? ありえないわ」
あんなガキがそのまんま大人になったような、
初な意地っ張りに、隠し子はないだろう。
「お嬢ちゃん名前は?」
「みかみれいこ」
「・・・。ちょっと知恵借りに唐巣神父の教会にでも行こうかしら。
おキヌちゃん、忠夫の携帯に連絡して」
「はーい」
令子が子供になるなんて、こんな話聞いたことないんだけどなー。
タマモは頭を悩ませる。
ほとほと、逆行キャラとしては珍しい。
「じゃあ、教会に行くわよ」
「やだー、遊園地行くー!!」
ごねる令子の後頭部に、
がす
一撃入れて気絶させる。
「寝る子は育つっていうし、寝てなさい」
子供の相手してる暇はないのよ。
忠夫以外には、冷たいタマモであった。
「こんちはー。神父」
忠夫が教会に駆け込んでいくと、
すでに、タマモとおキヌもいた。
そして、
「げ。もうパイパーにやられてたんすか」
小さくなった令子が寝かされている。
「パイパーだって?」
唐巣が驚きの声をあげるが、
それをより大きな悦びの声がさえぎった。
「お久しぶりです。横島さん!」
満面の笑顔。
金髪のハンサム。
ブラドー島事件で、一緒に戦ったダンピールの・・・
「誰だっけ?」
「なっ!」
ガラガラガラガラ・・・
崩れゆくダンピール。
さらさらさらっと、風化していくその姿に、
さすがにやばさを感じる忠夫。
「じょ、冗談に決まってるだろ」
たしか、
ピー、ピー・・・、
ピーマン、ピーナッツ、ピース・マーク・・・
いや、違うな。えっと、ピーター・パン・・・?
「あっ。ピートだろ、ピート。久しぶりだな、日本に来たんだな」
その言葉にバビュンと復活。
「そうです、そうなんです、あなたに会いに来たんです。
覚えてくれていたんですね、やっぱり。もう、冗談なんてひどいなあ」
「あはは、悪かったな。ちょっとした挨拶だよ」
忘れていても問題なかったかも。
なんとなく身の危険を感じる。
「これからは、日本にいるつもりなので、仲良くしてくださいね」
「ははは」
気が向いたらな。
ピートから向かってくるバラ色のオーラに、
怖気を感じて、冷や汗をたらす。
こいつ、こんな奴だったっけ。
「さっきの、「あっ」は、なんだったんだろうね?」
「なんだったんでしょうね」
どこか引いた目と、醒めた眼で眺めている、唐巣とタマモ。
小さくなった令子はどうでも良いのか。
パイパーはすぐそばまで来ているぞ。
「見つけたぞ、小娘。金の針を渡せー!」
そうこうする間に現れた、
半幽体のような悪魔。ピエロのような格好だ。
しかし、当の小娘はタマモのせいで睡眠中である。
「ちっ、寝てやがんのか。
とりあえず、ここにいる全員、子供にしてやる!」
ちゅらちゅらちゅら、
とラッパのような笛のような楽器で、曲を奏で、
「へい!」
神父が子供になってしまう。
えんえんと泣く神父。
「先生ー、なんと可愛らしい、もとい嘆かわしいお姿に」
ピートが子供神父を守るように抱きつくが、
他の連中は、
「おお。子供になっても、なんとなく髪が薄いままだな」
「なーんか、可愛くない子供ね」
冷たかった。
「次はお前たちだよ!」
再びパイパーが、曲を奏で始めるが、
「お呼びじゃないのよ、この音痴!!」
タマモが風で、音をかき消し、吹き飛ばす。
「お、音痴だと〜」
「芸術性ゼロ。才能なし。つまらない大道芸は余所でやりなさい!」
爆風。
吹き飛ぶパイパー、そして、
ボカン!
「あっ」
吹き飛ぶ教会の屋根。
うぇ〜〜ん うぇ〜〜ん
心なしか、子供の泣き声が大きくなった気がする。
「てへ♪」
が、ある光景を目にして、
タマモの纏う空気が、氷点下へ。
「忠夫? 幼女にナニしてるの?」
ごそごそと、寝ている令子の体を探っている忠夫を見つけた。
端から見れば、いかがわしい行為にしか見えない。
そのうえ、今度は胸の辺りに手をつっこみ、
ブチッ
「お、あった、あった。これが金の針だな」
「ちょっとはデリカシーってもんを身につけなさい!」
バシッ
屋根にぽっかり開いた穴から、飛んでいく忠夫。
タマモが思いきり扇で打っていた。
「おキヌちゃん。これから忠夫を拾って、パイパーを倒しに行くわよ」
「拾うなら、飛ばさなきゃいいのに・・・」
無視。
「僕も行きます」
「ピート、あんたは令子と神父、二人を守っていて欲しいの」
立ちあがったピートに、二人の保護をお願いする。
押し付けた、とも言う。
「え? でも、僕も横島さんと・・・」
共に戦います。そう言おうとする。
なにしろ、そのためにこそ、彼は日本に来たのだから。
って、修行のためじゃなかったんかい。
「重要な役なのよ」
「それは、わかりますが、しかし・・・」
「忠夫も喜ぶと思うなー」
「いってらっしゃいませ。二人のことは任せてください」
真面目な顔で、胸を叩くダンピール。
快く留守番役を引き受けた。そしてタマモは、
単純ね。
シロ並みに扱いやすいわ。
今日も今日とて悪女であった。
畑に埋まっていた忠夫を拾い、
忠夫の指示で、電車に乗ってN県へと向かう。
そこにパイパーはいるらしい。
駅に向かう途中、一度パイパーに襲われたが、
ちょうど、空を散歩中だった因幡が、うしろから、
ぐさり
耳の片方をフォークに変形させて禿げた頭に突き刺し、
もう一方の耳をナイフに変えて、振り下ろそうというところで、
逃げられてしまった。
「横島さん。じゃあ、そのバブルランドとかいう遊園地にったら、
美神さんを元に戻せるんですか?」
「多分ね」
ゴトゴトと電車に揺られ、
そこで、ジャンヌから聞いたパイパーの情報を二人に話す。
「力を取り戻すために、その金の針がいるわけね」
金の針は今、忠夫の手の中で弄ばれている。が、
不意に、じっとその針を見る。
「どうしたの、忠夫?」
にやり。
なにか思いついたようだった。
ガタガタガタガタッ
突如、電車が激しく揺れ、脱線しかける。
窓の外には、黒く染まった大地。
「ネズミの大群!」
おそらくはパイパーが関わっているのだろう。
「因幡!」
「み」
因幡が吐き出したカードには、バイクの絵。
電車から降り、
ぽん、と現れたバイクで、バブルランドへ向かう。
忠夫が運転し、
後ろにタマモが腰に抱きつくように乗っている。
その肩におキヌがつかまり、
因幡は忠夫の上着の懐におさまっていた。
「忠夫・・・そういえばあんた、免許持ってたっけ?」
「うんにゃ。持ってない」
「・・・行動力あるわね」
決断力かもしれない。
「姉ちゃん譲り」
「どこがよ!」
こうして、無免許二人乗り、一人憑きの、
危ない旅は続く。
「ねー、背中に当たって気持ちいいでしょ?」
ナニが?
ふらふらっと揺れるバイク。
「感じとる暇なんかあるかー」
「えー」
危ない旅は続く。
バブルランド、園内。
「おとなしく金の針を渡せ」
対峙するパイパーと、
「お断りよ」
タマモ、忠夫、おキヌそして因幡。
パイパーがすぐに笛を吹かないのは、
タマモの扇と相性が悪いことをわかっているからか。
音が跳ね返ると、パイパーって子供になるのかな?
「ふん、これを見てもそんなことが言えるかな?」
パイパーが指す方向には、
吊り下げられた二人の子供の姿があった。
片方は神父、
片方はダンピール。
わんわんと、泣いている。
「おとなしく渡さんと、縄を切って落としてしまうぞ?」
金の針を持って、移動すれば、
すぐさま、追いかけてくると思っていたが、
人質を取る余裕があったらしい。
だが、令子がいないということは、うまく逃げたのだろう。
小さくなっていても、さすがである。
「さあ渡せ。さもないと落としちゃうぞ?」
「落とせば?」
まったく、ダンピールの癖に役に立たないんだから。
シロはもっと根性あったわよ。
こくこくと、おキヌや忠夫までがうなずいている。
「・・・仲間じゃなかったのか?」
「だれが?」
「ふん。人間なんてそんなものか」
まあ、わたしは人間じゃないけど、そういう人間は多いわよ?
たとえば美神とか令子とか美神とか令子とか美神とか・・・。
ま、とにかく、もう少し、時間稼ぎが必要なのよ。
それに、こいつを倒しても意味がない。
本体を倒さなきゃ。
たとえ、弱そうに見えても悪魔との戦いでは、
決して気を抜いては行けない。
こいつらは、さかしく、ずるい。慎重に慎重を重ねるべきなのだ。
「ん? ははははは」
タマモが思考していると、急にパイパーが笑い出す。
「ネズミたちから連絡が入った。ちょっと待ってろ。
ああ、縄のところにはネズミがいるからな、助けようとしたら落ちるぞ」
言い捨て、飛んでいった。
「? なんなのよ」
このすきに、あの二人を助けるべきだろうか。
ネズミくらい、どうにかなるだろう。
悪魔パイパー。
能力自体大したことがないように見えるが、
単純な能力だけに、利点もある。
もし、力を取り戻せば、日本全土にその効果を広げることも、
可能かもしれない。
そう簡単に、金の針を渡してしまうわけにはいかないのだ。
有利な点はこちらに多い方が良いに決まっている。
二人を助けるリスクと、メリットはそれぞれ何?
タマモの頭が、戦略を練り直す。
数分後、
「きゃははははは」
戻ってきたパイパーの腕には、
「令子!」
少女姿の令子がいた。
「一人でこの近くまで来てたんだよー」
「・・・・・・」
行動力ありすぎ。さすが美神家の女。
腕の中で暴れまくっているが、しっかりと両手をつかまれている。
「はっはっは。金の針を渡せ」
「・・・はあ。わかったわよ。でも先に令子を離しなさい」
「まず見せろ」
懐から金の針を出す。日の光を弾き、金に光る針。
「ふん、確かに」
パイパーが地に降りる。
「こっちに投げろ。そうすれば、取るためにこの娘を離す」
「・・・・・・」
「どうした、速く投げろ」
「ちっ」
金の針を、パイパーよりも後ろの方へ投げる。
投げたと同時に、扇を構え、
パイパーが令子を離さなかったときに備える。
「きゃはは。これで元の力だ」
が、あっさりと令子を離して、後ろを向いて針を追いかけ、
「ふぎゃ」
小さな令子に尻を蹴っ飛ばされた。
行動力ありすぎ。
「いいから、こっちに来なさい」
「可愛くないガキめ。まあいい。
ついに金の針を取り戻したんだ。きゃはははは、見てろよ?」
パイパーが狂ったような笑顔を向け、
そして、
ドカーン!! ガラガラ。
地が割れて巨大なネズミが現れる。
あれが本体。
「全員、一気に子供にしてやるよ」
本体が金の針を使えば、
笛などなくても、力の放出だけで、人は一気に子供にされる。
そして、自分たちもやばい。
高度な結界を張らなければ、防ぎようのない、絶望的な状況。
しかし、
ようやく見つけた本体に、タマモがにまりと笑みをつくった。
「どうして渡しちゃったのよー!」
小さな令子の理不尽な怒り。
この辺りは変わんないわね〜。
「あんたが捕まっちゃったんでしょうが」
「どうするのぉ?」
「まあ、見てなさい」
「まずはこの国、全員、子供に変えてやる。
はっはっは、子供になる前に言い残すことはあるかい?」
「はげ」
ブチッ
「ぜったい、許さねえ」
目に怒りを宿し、
巨大なネズミは金の針を掲げ、その取り戻せし強大な力を、振るっ・・・
・・・・・・。
「なんで、なんも起こらない?」
「だって、それ偽物だもん」
「なっ、でもちゃんと金の針・・・」
「を、霊力固めて模したのよ」
忠夫がね。
これが一つ目の罠。
ここまでくれば、こっちの勝ち。
このまま、引導を渡してくれるわ。
タマモは、挑発的にパイパーを睨み、
パイパーは、ますます怒りに燃える。
「嘘つきやがったな、この女! そのふたりを落とせ!
ってネズミがいない?」
吊られた唐巣とピートを殺そうとするが、
縄を切るはずのネズミがいない。
「ああ、あれ? 燃やしちゃった」
「くっ! ふん。ネズミはいくらでもいる。行け!」
足下にいたネズミが、鉄塔へと走っていく。
「落とされちゃうよ、あの二人」
「別にいいのよ」
ネズミが縄を食いちぎる。
「ざまーみろ、お前が殺したんだぞ」
パイパーが高笑い、
そして、落ちていく二人は、
ぽふん
二枚の符へと姿を変えた。
「あれも偽物。まあ、ピートはともかく、
神父の頭から髪の毛抜くのは、ちょっと可哀想な気はしたけど」
符と髪の毛でつくった分身。二つ目の罠。
幻術を解くと、タマモの後ろに、二人の子供が現れる。
「さーて、どうするの?
臆病者のネズミさん? その本体でわたしたちと戦う?」
パイパーは慎重な悪魔だった。
だが、要は臆病だった。
子供相手にしか、威張れないほどの臆病だ。
だからこそ、本来の力を取り戻すまで本体を隠していたのだ。
針が偽物だった以上、もう一度本体を隠した方が・・・
「ま、あんたみたいな臆病者にそんなことできっこないわね。
それに・・・・・・はげだし」
「このッ・・・」この女だけは、今すぐ殺してやる。絶対に。
唐巣とピート、令子は子供。
戦力は、忠夫とタマモ。因幡とおキヌは微妙だ。
「こちらの方が有利。
お前は扇で身が守れても、二人だけで子供三人を守れるか?」
勝算は圧倒的にこちらにある。
怖れることはないはずだ。
しかし、もう一個の幻術が解け、忠夫とおキヌと因幡も消える。
「なっ」
「これも偽物。臆病者を相手にするにはこれで十分」
「ふん、バカじゃん。ますます戦力が少ないじゃないか!」
びっくりしたが、ますます勝算が上がるだけの話である。
グオーッ
ネズミらしからぬ吠え声をあげ、パイパーは戦意を示す。
笛の音は扇で防がれたとしても、
体がこっちの方がでかい。
逆に、こっちが笛を吹けば、向こうは防ぐしか手立てはないが、
笛を吹きながら、蹴っ飛ばすことも、出来ないわけではないのだ。
「この戦い、オレの勝ち!」
臆病を自覚していたパイパーは、
はじめて自分の体で相手を殺せる事実に、歓喜に震えた。が、
ぱちん ぱちん ぱちん
「バカはあんたね。今ここにいない忠夫が、
どこで何してるか、とかは考えないわけ?」
風船が弾けるような音がして、
三人の子供が、元の姿に戻ったのだった。
「なにーー!!」
「ふん、ひどいめにあったわ」
「すみません、タマモさん、ヘマしました」
「タマモくん、すまないね。しかし、これで四対一だな」
タマモが幻術で忠夫がいると思わせておきながら、
実は、奪った人の記憶がこもった「風船」を探していたのだ。
ジャンヌから情報をもらったおかげである。
「ま、待て。金の針がない、おいらは、そ・・・
そこらの霊くらいの強さしかないし・・・みのがし・・・」
「問答無用!」
「狐火!」
「AMEN!」
「ダンピール・フラッシュ!」
臆病者のタコ殴り大会が実施されたのだった。
ドッカーン!!
そのころ地下、
「なあ、おキヌちゃん。オレらの活躍なし?」
「あはは。まあ、たまにはいいじゃないですか」
「いや、でもな・・・」
「そもそもわたし、このパイパー編って、好きじゃないんですよね」
「は?」
「まず敵がせこいし」
「ちょっと・・・」
「盛り上がりとかもいまいちだし」
「ここでそういう話は」
「結局最後まで、作者のテンションもいまいちでしたね」
「さすがに」
「ノリと勢いだけで書いてるような人がテンション低くて何書けるんですか」
「まずいんじゃないかなー?」
「? GSキャラとしての必須スキルです」
「・・・」
「それに、わたしなんて、いつももっと、出番なんて無いですよ?」
「ごめんなさい」
「もっと、いろいろ料理してみたいのに」
「・・・」
「ピートさんって、女の子に人気ありますけど、美味しいんですかね?」
「・・・」
手に持つのはシメサバ丸。
「次は美味しい食材、持って帰ってくださいね」
「…努力します」
おキヌの愚痴は続く。
〔あとがき〕
読み返して思ったこと。
今回のタマモって、悪女っていうより、
ほんと、令子に似てるな〜。
子供嫌いそうだし、
令子も、もし原作で横島が子供になって、駄々こねてたら、
絶対、殴りそう。
忠夫くん、今回は小休止みたいな感じですかね。
そして、今回、いいとこなしだったピート。
そのうち、そうだなぁ、GS試験とかでは、頑張ってもらいたいな〜。
でも、やっぱり、原作とは少し変えちゃうかも。
次回は、狐さんが登場。でも、タマモじゃないよ。
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