頭がくらくらする・・・・
あれから、どれほどの時間がたったのだろうか?
とても恥ずかしくて、気持ちがいいことが起こったのだが・・・・
快い恥辱 (後編)
ワルキューレは体を起こそうとして、ソファから転げ落ちそうになった。なぜか体が動かないのだ。
『まさか、神族過激派に拉致されてしまったのか?!』
いやな予感がして天井を見上げると、そこは確かに事務所の天井だった。ほっと一息ついて、ワルキューレは再び考えた。
『私はどうして体が動かせないのだ?
そう言えば、忠夫はどこへ行った?さっきから姿が見えないが?
ん?腕が後ろに回されている。それに、この皮のようなものでできた下着をなぜ着ているのだ?これは確か“オープンバストボンテージ・テディブラック”とか言う代物だったような・・・・・ということは?!』
「起きた♪ワルキューレ?」
「こらぁ!!これはいったいなんだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「見てのとおり、ワルキューレに恥ずかしいことをさせるためだけど?」
「笑って言うことかぁぁぁぁぁぁあ!!」
んなこたぁない!!間違いない!!ありえな〜〜い!!非常にキビシー!!と、四拍子そろったこの状況を、ワルキューレはまだ把握できないでいた。普段ならここで一発ぶっ放し、殴り飛ばすところだがそれは望めそうにない。だいいち、愛用の銃はホルスターも一緒になって、カーペットの隅に転がっているし、おまけに何か俗に言う“大人の微笑み”なる微笑が横島の顔に現れている。ここから導き出される、勝利の方程式は・・・・・
(ボンテージで拘束+大人の微笑み)×sinθ40゜cosθ20゜+(愛用の銃が傍にない)=虜の女
その光景を思い浮かべ、ワルキューレはヴァギナから愛液を溢れさせてしまった。それを見て、横島が意地悪そうに茶化す。
「ありゃ?抵抗しないんだ」
「この状況で・・・・後で覚えていろ」
ワルキューレが恨めしそうに睨むが、拗ねたような表情で言葉だけで凄まれても、まったく迫力も説得力も感じられない。横島は、この状況で意地を張る彼女に感心するとともに、いっそう愛らしく感じられた。
横島は少し微笑むと、濡れ濡れのヴァギナを中指と人差し指で捏ねまわす。
「はあん!!あうぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・ひぃん!!た、忠夫、そ、そんないきなりされたら!!あおっ!!」
「気持ちいい?」
「いや!!いやあっ!!指じゃだめぇ・・・だめなのぉ!!忠夫のじゃなきゃだめなのぉぉぉぉぉ!!」
「俺の何がほしいの?ワルキューレ♪」
こいつ、いったいどこまで意地悪するんだ!!
ほしいと言ったら“あれ”しかなかろう!!
ワルキューレはまた、想像して更に濡らしてしまう。ソファは一瞬にして、愛液の海になってしまった。
おそらく・・・こいつは私が言うまでしてはくれまい・・・
だ、だが・・・そうなると私の今まで作り上げてきたイメージが!!
相変わらずかわいい悲鳴を上げるワルキューレに、横島は催促も込めて指を奥まで突き入れた。
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・あ・・ああ・・」
ワルキューレは、瞳を大きく見開いて悶絶した。体が弓形に反り返り、がくがくと震えている。
「ねぇ・・・・何がほしいの?」
「はあ・・・た、忠夫の・・お、おちんちん!!早く!!忠夫の太くて固いおちんちんで、私の恥ずかしい穴を蹂躙してぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「よく言えました♪」
横島はワルキューレの足を持ち上げると、彼女にもヴァギナがよく見える高さに尻を持ち上げた。程よく濡れた自分のヴァギナを見せ付けられ、ワルキューレは思わず目をつぶってしまう。
「ふふふ・・・・綺麗だよ♪気持ちよさそうに悲鳴を上げて、俺のが欲しいって叫んで。いっつもこれぐらい素直だったらなぁ♪」
「は、はやくぅ・・・・恥ずかしくて、死んじゃうよぉ!!」
「ふふ♪んじゃ、いただきますっ!!」
ぬぷ!!ぬぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!ぬるんっ!!
「ひゃうぅぅぅぅぅう!!は、はいっちゃうぅぅぅぅ!!はいっちゃうよぉぉぉぉぉ!!」
「うおっ!!すっげ・・・・ぬるぬるしてて、気持ちいいよ」
正直な感想、ワルキューレほどの名器を持った女性がこの世に存在するだろうか?ミミズ千匹というおもしろい表現があるが、それにしっくりくるのだ。
『生きててよかった!!本当によかった!!最高権力者、ならびにわが両親よありがとう!!』
何がありがとうなのかよくわからないが、とにかく素晴らしかった。横島はそんな気持ちをワルキューレにぶつけるように、ますます激しく腰を動かすのだった。
「あんっあんっあんっあんっ!!いい!!すごいよぉ!!うあーー!!うあーーーん!!」
ワルキューレはいつのまにか四つん這いになって、獣のような悦びの叫びをあげていた。
不思議だった。好きな男に抱かれているというだけで、ここまで変わってしまうものなのか?自分はこれでも誇り高き軍人である。入隊した当初から、『女は役に立たない」とか「試験管に体を預けて、入隊した」などと陰口をたたかれひどいいじめにあった。それでもへこたれなかったのは、ある憧れの女性准将のようになりたいという思いがあったからだ。准将の名を、リリィと言った。その過激な戦闘は味方さえも恐怖させ、敵を震え上がらせ、付いた仇名が“スカーレット・リリィ”。その訓練の甲斐あってか、自分は壱個師団を任せられるまでに成長していた。もはや、陰口をたたくものなど誰もいない。それこそ、人生の絶頂期を迎えたと表現してもいい。
それがどうだろう?今の自分は一人の男に好きにされ、こうして獣のようにあられもない恥辱にまみれている。人生は返す返すも不思議だ!!
憧れの准将も、ある戦闘が切っ掛けとなって人間界でGSと結婚したらしい。これまた人生とは・・・もういいや。
「んひぃ!!ああーーーーーーー!!いやぁ!!いっちゃう!!いっちゃうよ!!おかしくなる!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「いいよ!!おかしくなったら、俺が傍にいてあげるから。ワルキューレのこと、大好きだから」
「ほ、本当!!う、うれしいよぉ!!あっあっあっ!!あはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
四つん這いの体制から、今度は幼児がおしっこをするような体位に移されて、ワルキューレはますます興奮してしまっていた。おかげで、横島のペニスを占める力も強くなっている。
「うわっ!!ワルキューレ!!占めすぎ・・・ううっ!!」
「ご、ごめんなさい!!で、でも!!止まらないのぉ!!」
ガラスに薄く映った自分の痴態が、一層、心に罪悪感と炎を燃え上がらせる。心の中で、自分を蔑むもう一人の自分がいる。
『アッテンショォォォォォォン!!貴様は何をやっているか!!』
「別に・・・あん!!見てのとおり・・・ひん!!」
『情けないやつめ!!軍人としての誇りはどうした?!』
「はあ・・・・何だっけ?ああんっ!!」
『ええい!!私はもう知らん!!』
「いいよ・・・はうぅ!!」
やがて、お互いに臨界点が迫っていた。腰の動きが速くなり、悲鳴と叫びが部屋にこだまする。
「おお!!うあーーーーーーー!!も、もうだめ!!いくっ!!いくっ!!」
「ワルキューレ!!お、俺も!!」
ぬぷっぬぷっぬぷっぬぷっ・・・・!!
「あっああ!!あーーーーーーーーー!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
熱い白濁液が、ワルキューレのヴァギナに注ぎ込まれていく。その、心地よい感覚を肌で感じながら、ワルキューレは意識を手放したのだった。
ところ変わって、ここはナルニア。横島夫妻の自宅・リビング。夫妻は今日は仕事もなく、ゆっくりと休日を過ごしていた。大樹はそのとき新聞を読んでいたが、電話のベルがけたたましく鳴り響き、慌てて受話器を取った。
「ほい、もしもし」
『あっ!!おとん!!ひさしびり!!』
「おお!!忠夫やないか。どないしたんや?まさか、また金のむしんか?」
『ちゃうわい!!』
「ほな、なんや?おかあちゃんに代わるか?」
一瞬の間があいて、横島が話し出した。
『あんな・・・・今度、そっちに挨拶しに行くわ。じつは、俺どないしても結婚したい彼女ができてん』
「なぬっ!!結婚!!彼女!!」
そのとき、後ろで紅茶のカップを持った百合子が驚愕の表情を浮かべていた。大樹はそれに気づかず、話を進める。
「よし、わかった!!ほな、こっちでチケットの手配しとくわ。あさっての夕方に届くはずやから、ちゃんと準備しとくんやで!!」
がちゃん!!つー・・つー・・・
大樹はこのとき、一仕事終えたすがすがしい表情で百合子に声をかけようとして固まった。なぜって?
百合子の体から凄まじい量の妖気が放出され、みるみるうちに部屋に充満していく。背中には雄雄しく黒い翼が羽ばたき、ロングヘアーが真紅に染まっていく!!そして、妖気が体じゅうに巡りわたったころ・・・そこには歴戦の戦乙女、“スカーレット・リリィ”が居た。
「お・・おい!!百合子?!」
「あんた・・・結婚ちゅうんは、子供を作ることやろ?」
「へ?あ・・まぁ・・おそらくは・・」
「軍人を辞め、蝶よ花よと育てた十五年。つらい気持ちを押さえ、旅をさせよと送り出した二年―・・・」
「冬のマッターホルンに放り出したこともあったけどな・・・」
「どこの馬の骨とも知れぬ女狐に、純潔をやるような男に育てた覚えはない!!いざ!!日本!!」
窓を突き破って飛び立とうとした妻を、大樹は必死になって止める!!
「リリィ!!落ち着きぃ!!」
「拙者は、殺さずの誓いを破るでござる!!」
「だから!!結婚したかて子供ができるとは限らんやろ!!」
「もう!!天駆龍閃で成敗してやるーーーー!!忠夫ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
続く・・・かな?
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