さて、今回犠牲者・・・ ではなく、幸運な『忠男君の恩返し』を受けることになった人物とは。
オカGこと、オカルトGメン日本支部長 かねて 行動隊長 美神美智恵であった。
所はオカG支部長室 の隠し部屋・・・
猫含み笑いをした美智恵と、
両手で押さえた鼻から萌血を垂れ流している横島。
その横島の視線の先には、
右手右足、左手左足を皮手錠で繋がれ。 その皮手錠を机から繋がれた紐でさらに繋がれ。 盛大に脚をおっぴろげられた状態でもぞもぞ動いている。
注:ちゃんと服は着ています。
一応神様・・・ たぶん神様・・・ きっと神様の、
ヒャクメがギャグボールを噛まされて、横島の視線にもぞもぞ動いていた。
「ひゃいちょう、こひゃーいったい?」
「話は長くなるけど、お仕置き♪」
みじかっ! と横島は突っ込みをしようとしたが、令子よりかは常識を知っている二児の母。 自信は幾分ないが『神様』にこの様な事をしない事に気づく。
萌血で旨く話せないので横島はアイコンタクトで訴えかける。
「はいはい、ちゃんと説明するわよ。
とある事件があって、それの調査を合同でやってたんだけど。
ヒャクメ様はね事もあろうに」
横島は気がついた、やはり親子だ。 鬱積とした不満が溜まると髪の毛が蛇のように動く事に。
「事もあろうに、捜査時間中に趣味の覗きをしていたのよ!
控えめにマルチタクスの片隅にそっと出してたら何も言わないわよ。 だけど、堂々とメインに出して。 うちの若い子達をも巻き込んで覗いてたの!!」
この時横島はというと、微妙に動く女体の神秘的な神秘の花園に興味津々なお年頃であった。
「で、よこしまくん♪ 恩返しの旅をしているのよね。」
「イッ、イエス・マム!」
背筋に一本棒が入ったように直立不動の姿勢をとる横島。
「おばさん、折り入ってお願いがあるんだけどなぁ。 聞いてくれる? 令子は貴方に迷惑かけてるけど。 それはそれだし、シロちゃんとタマモちゃんの件があるからこれって立派な恩よね♪」
「サー・イエッス・サー!」
「よかった、おばさん心配してたの。 横島君が頷いてくれなかったら」
「頷いていなかったら・・・」
薄くらい部屋に横島が唾を飲む音が響く。
「恩返ししてもらう為に、横島君を美味しく戴いちゃうところだったの。 てへっ♪」
・・・
・・・
・・・
「で、横島君も危険な立場だった事にちょっと気にしない? 気にするわよね。
だから、私が見ている前限定だけど、服の上からならちょびっとおさわりしてもいいわよ」
美智恵の提案に、考え出す横島。
当初の目的は恩返しをする為だが、神様かもしれない、たぶんそうであろう存在の為に瓦解したのだ。
色々と考えたし、用意もした。 だが、もう役に立たなくなったばかりが、美智恵の一人勝ち状態になったのだ。
「隊長、孔雀の羽あります?」
「通ねぇ横島君。 当然あるわよ、でも、普通なら羽箒じゃなくて?」
「実は俺、花ゆめイトなんですよ」
「なっとく♪ じゃぁ、いっつしょーたいむ♪」
その部屋で何があったのか、ヒャクメは語ろうとしない。
しかし、妙な所が妙に色が変わっている、その時のボディー・スーツを緩々な表情で抱きしめ、あっちの天国に度々旅立ったヒャクメが散見されるようになった。
続いちゃいます・・・・ 残念、切腹!!