お口の恋人
第十九話 無駄毛の処理とかやってると、ふと虚しくなるときがある。私のわきなんて誰が見るんだろう、と。どうよ?
「ひゃふ〜 むにゃむにゃ」
「おーい、冥子起きろー 次の話に入ったぞー!!」
「あらあら〜 時間を空けすぎたかしら〜?」
前回のおさらい
美少女揃いの六道女学院。その霊能科で繰り広げられる官能の宴、エロスの祭典。まぁ、そんな感じ。そんでもって、冥子はツルツルでグチョグチョで我慢できませんな状態でした。
「我慢できないのはみんな同じなんだけどね〜」
教卓の上に仰向けに寝かされている六道冥子。胸元はオッパイが露出するように切り裂かれ、下半身は全てさらけ出されている。その下半身、冥子の陰部を舌と指、唇で愛撫するのが横島忠夫。彼女の愛液で顔がベチョっとなるほど顔を埋めている。
「んむ〜♪ んぷ、んぷ、じゅぶぶ」
そして、横島のペニスを交代で口で奉仕する女生徒たち。しかし、彼が射精しそうになると六道鈴音の指示でおフェラは中止され、別の女生徒に交代と、彼はずっと焦らされていた。それは横島の精液を求める少女たちにとっても同じ事だったのだが。
「もうダメなの〜 お願い〜 忠夫クンのが欲しいのよ〜!!」
何人もの少女が代わる代わる横島のペニスをアムアムしゃぶっている間、ずっと陰部をせめ続けられていた冥子。彼女の精神も限界に達し、自ら挿入を懇願した。何人もの女生徒の目の前で、彼女はペニスを挿入して欲しいと叫んだのだ。
「あらあら〜 冥子ったら随分積極的になったのね〜 照れ屋さんの貴女が良く頑張ったわ〜 母として感動よ〜」
大袈裟に目元を拭いながら、六道は冥子の頭を撫でる。彼女が大声で頼みを口にするなんて初めての事だったのだ。
「あうぅぅ〜 おまたが熱くてジンジンするの〜 忠夫クンお願いなのぉ〜」
「えっと、良いっスか?」
なんとなく、横島は六道に伺いをかける。ここで自分が勝手な事をすると、六道によって統率された女生徒たちが暴走するのが明らかと推測していたからだ。実際それは正しいのだろう。彼女たちは必死に自慰をしながら横島の肉体を貪るのを抑えているのだ。ここで最後の理性が切れてしまったら…… 恐ろしい事になるのは明白。
「その前にね〜 冥子はお口のご奉仕がまだでしょう? ほら、そこを降りなさい」
横島とメイドさん(中身はくノ一)に手伝ってもらって、冥子は教卓の上から降りた。腰に力がまったく入らず、彼女はペタンと教壇に座り込んでしまう。倒れないように横島にしがみ付いているのだが、顔の近くにあるペニスにドキドキだ。
「あの、あの〜」
「さぁ、それをお口で丁寧にご奉仕するのよ〜 歯をたてたりしたらいけませんからね〜」
母の言葉に冥子は素直に頷く。しかし、実際にはそれが上手くいかない。子供の頃からの教育の賜物か、冥子は口を大きく開けるという行為に慣れがない。それが出来るのは感情が暴走し、泣き叫ぶときくらいか。
「あむ、んむ、ひゃ〜」
小さい口で亀頭の先端を咥え、舌でチョロチョロと舐める。口いっぱいに広がる横島の匂いと霊気。それだけで、冥子は気持ちよくなってしまう。
「あー その、まぁ、しゃーねーか」
しかし、先程から寸止めを受けている横島には不満があった。もっと強い刺激が欲しい。射精出来そうで出来ない、そんなぎこちない舌使いだったのだ。普段からのキヌや令子の技術に慣れすぎたせいかもしれない。
「我慢したらダメよ〜 ほら、冥子〜 もっと激しく出来ないの〜?」
「んむ!? んむんむ〜!」
幸せそうにペニスをしゃぶっていた冥子だが、六道の言葉を受け少しだけ動きを早める。が、それは微妙な変化であった。
「仕方ないわね〜 横島クン、貴方が動かしてあげなさい。頭を持って激しくね〜」
六道の台詞は、横島にとって魅力的なものであった。とにかく射精をしたい。その気持ちに負け、彼は無理やりペニスを冥子の口の奥にねじ込んだ。
「んぶぅ!! んぐぅ!! んぶ、んぶぅ〜」
驚きに目をぱちくりさせた後、冥子は涙目で横島を見上げた。しかしその彼は夢中で自分の口を使っている。自分が役にたっている。そう思うと、冥子はなされるがままに行為を受け入れた。
「はぁ、はぁ、はぁ、良いよ、冥子、はぁ、くっ!」
小さく窄められた冥子の唇。その中で激しく暴れる横島のペニス。冥子の頭を両手で押さえ、腰を激しく動かして口内を犯す。激しく喉を突くペニスに、冥子は咽る事も出来ずにいた。
「んぶぅ! げふ! んぶぶぅぅ〜 ぶぶぅ〜」
「はいは〜い、みなさ〜ん、このような強制フェラチオを〜 イマラチオ、あるいはイラマチオと言いますのよ〜 ってどっちが正しいかを言い争うととっても時間がかかる事で有名ね〜」
ジュブジュブと口から激しい音をだして口内を犯される娘をよそに、六道は生徒にレッスンを続けた。女生徒たちは、横島のその行為を夢中で観察している。冥子の立場を自分に重ね、想像だけで絶頂に達する少女もいた。
「くぅ、出る!」
射精感を感じ、腰を離してペニスを引き抜こうとしたとき、腕を腰にまわしてそれを止めたのは、誰でもない冥子本人だった。
「んぶ! んぐぐ! ぶふぅ!! んぶ、んん〜」
ウルウルと目を潤わせながらも、冥子は必死で精液を飲み込んだ。あまりの勢いに、口の端からもドロドロとそれは零れ出てしまう。喉に直撃したそれはや焼けるように熱く、身体中に回る霊気は、冥子の心まで燃やすようだった。
「けぷう!! きゃう〜!! あぷ」
懸命に頑張ったのだが、射精の勢いで跳ねる横島のペニスを口からこぼしてしまった。とたんに、彼女の顔に大量の精液がかかった。
「ごきゅ、ごきゅ、ん〜 ごっくん! はむ〜 あ〜ん」
夢中で口の中の精液を飲み込み、冥子は口を開けて射精される精液を受け止めた。よく見ると、周りに飛び散った精液をメイドさんが集め、こっそりと収集している。ある程度溜まったそれを影で味わってたりするのは役得というものだろうか?
「はへ〜 凄いですわ〜 もう、もう私ぃぃ〜」
大量の精液を口内で受け止め、体内で霊気に変換される。冥子の持つ強大なキャパシティをふり切ってしまうほどの霊力が彼女に補充されたのだ。
「じゅぶ〜 じゅぶぶぶぅぅ〜 ぷはぁ〜 ちゃんと残った分も吸わないと勿体無いでしょ〜 あぁぁ、熱くて素敵だわ〜」
辛抱堪らんと、六道はまだ隆起しているペニスを頬張り、残った精液を吸い上げていた。本当に堪らんのは女生徒たちである。強烈な精液の匂いに当てられ、せめておこぼれをと思っても、それすらメイドさんに奪われたのだ。初めて見る射精に心を奪われ、それが自分に向けられる事を心から少女たちは願っていた。
「あぅぅ…… ねぇ、忠夫ク〜ン、あのね、あのね〜 ご褒美…… 欲しいの〜」
今まであじわった事のない苦しみ。無理やりの頭を動かされ、喉をガンガンに責められた。最初、冥子は怖くてたまらなかったが、次第にそれが快感に為って行き、己を蹂躙するペニスが愛しくて堪らなくなった。
「え? あ! 大丈夫か冥子! 顎とか痛くないか!!」
「苦しかったの〜 でもね、でもね〜 忠夫クンがご褒美くれたら〜 えへへ♪」
顔に付いた精液をメイドさんに丹念に拭き取られながら、(舌で)冥子はにこやかに笑った。苦しかったけど気持ちよかったから我慢できた。泣かなかった! だから、先程以上に火照って収まらない子宮の疼きを何とかして欲しい。
「わかった。鈴音さん、止めてもやりますよ?」
少女のような微笑み、しかし、同時に年相応の女の妖艶な微笑。その二つを同時に放つ冥子に答えようと、横島は六道に言い切った。
「むぅ〜 ちょっと、じぇらし〜 でもね、これは授業なんだから〜 ちゃんと皆に見えるようにしてね〜」
「あ、うっス。えっと、どうすっかな」
少し悩んだ後、横島は冥子を持ち上げて教卓に座った。そして冥子の両足を持ち、生徒のほうに向ける。エム字型に持ち上げられた冥子の陰部が女生徒たちに晒される。
「はへぇ? あ! あぅぅ〜 恥かしいの〜」
ポタポタと床に零れるほど、冥子の愛液は溢れ出ている。が、そこ以上に存在力を示す上を向いて勃起した横島のペニスに、女生徒たちは釘付けだった。
「それでは〜 これが男女の営みの最も重要な行為、挿入を行いますわ〜 皆さんも必ず行う事ですので〜 ちゃんと見ておきましょうね〜」
『皆さんも必ず行う』この言葉が少女たちの心を捉える。即ち、自分もあのように愛されるのだ。ちゃんとあのペニスが自分の膣内に入ってくるのだ。そう思うだけで心が飛び跳ねそうになる。
「横島ク〜ン? ここは優しくしてあげてね〜」
「当然ッスよ」
ここが一番大事な場面だ。六道はそう思い、目でメイドさんに確認する。無言でそれに答えるメイドさん。この日、この時のために、全ての準備は進められてきたのだ。教室の四方に隠された呪符。それが発動をいまかと待ち望んでいた。
「ああぅぅ〜 あう! あ、ぐぅぅぅ〜!! ひゃ、ひゃうぅ〜」
己の体重で横島のペニスは冥子の膣内にゆっくりと沈んでいった。その感触に、冥子は目を見開いて悶絶する。陰裂をこじ開け、侵食していく異物。小さく狭い膣内はパンパンに膨れた。
「いいの〜! 凄いのぉぉ〜!!」
「へ?」
あっさりと横島の巨根受け入れ、ズブズブと下からの突き上げに喜ぶ冥子。その様子に六道は呆然とした。冥子は処女ではなかった。超絶縁結呪縛符が発動しないのが何よりの証明だ。
「ふふ……」
メイドさんがこそりと微笑を漏らす。彼女の細工が無駄になったとはいえ、結果が同じならそれでよいのだ。
「ちょっと〜! 冥子ぉぉ! 貴女いつのまに処女を散らしてたんですか〜! お母さんはそんなフシダラな娘に育てた覚えはありませんよ〜」
「ひゃうぅぅ〜♪ ご、ごめんなさ、あうぅ! あう! あうぅぅ〜」
横島の後首に腕を回し、自分でも腰を動かして快楽を貪る冥子。その動きは初めてのものではない。娘が既に男性経験があったことにショックな六道。年齢から考えれば不思議でもないのだが。冥子と横島が出会ってから、彼女の事はずっと見張っていた。というか、冥子は外出すらしていなかった。つまり、冥子の純潔を奪ったのは横島ではない?
「ああ〜 もう、ダメなのね〜 がっかり〜 ショボ〜ン」
計画が完全に砕かれた。しかも原因が娘の素行で。なんだかとってもチクショー、な六道であった。所で、冥子の相手って誰よ? そう思おいの方もいるだろうが、それにここで答えよう。あれは2日ほど前。
「あぅ! 凄い! 凄いのぉぉー!!」
膣内にディルドーを入れたまま、アナルをガンガンに責められている美神令子。お風呂のタイルに胸を押しつぶすほど身体を預け、後ろから激しく突きつけるペニスに耐えている。
「凄いの! お尻が凄いのー!!」
腸内をかき回すペニスに歓喜する。窓からじ〜っとこちらを見るキヌの視線を気にしつつ、横島はリズム良く腰を振っていた。
『がうがう』
十二神将の一柱、トラを模した式神、メキラ。そのメキラが令子たちの情事を興味深そうに見学していた。頭の上に、ネズミの式神クビラが乗っている。
「え?」
突然の闖入者に令子と横島の動きが止まる。
『がうがうー』
メキラが大声で鳴く。強力な霊力を含んだ遠吠えだ。
「はらら〜?」
すると、令子たちの目の前にショーツに指を入れ、自分の胸を揉んでいた常態の冥子が現れたのだ。
「め、冥子―!! 何でアンタがここにいんのよー!!」
横島をアナルに咥えたまま、令子はいまだ状況がつかめていない冥子に怒鳴りつけた。
「あ〜 令子ちゃんだ〜! こんばんは〜 あ、あぅぅ、その、忠夫クンもこんばんは〜」
裸の横島に照れてしまい、冥子はモジモジしていた。自分が胸をポロンと出したままなのは良いのだろうか? 愛液でねとねとの指をモジモジと顔の前で絡めつつ、視線は令子と横島の結合部に向けられていた。
「あ、こんばんはッス。凄いな。テレポートってやつか」
「テレポート? そうよ! メキラの瞬間移動! でもそれって短距離しか出来ないんじゃないの!? ってかさ! 何で今この場所に来るのよー!!」
ヌポっと令子からペニスが抜け出る。既に発射された精液がコポコポっと溢れ出た。
「あれれ〜 ここは令子ちゃんのお家〜? なんで? なんで〜?」
説明しよう。令子と横島の情事を式神を使って覗き見して二日目。横島への恋心を完全なものにしてしまい、愛する人を思うあまり、ずっとその姿を追っていたのだ。事あるごとに、横島の性行為を見せ付けられ、冥子のストレスがピークに達したとき、影から突然メキラが飛び出した。
「でね〜 気がついたらここに居たのよ〜」
「覗いてたってあのな」
冥子の告白に、横島は彼女が怖くなったりもしたり。
「って待ちなさい! 愛する? 誰が? 誰を!! 私を!? よっしゃ! ばっちこーい!!」
多少錯乱気味の令子が、両手を広げて冥子に抱きつく。
「きゃうん♪ 令子ちゃんのお胸柔らか〜い! でもね、でもね〜 ちょっと痛いの〜」
ゴリゴリと背骨が鳴る音が風呂場にこだまする。
「私も冥子の事好きよー! でもね、それは友達としてなのよ!! ごめんね!?」
鬼の形相で冥子を抱きしめる令子。互いのオッパイがつぶれてムギューです。
「あのね〜 私も令子ちゃんはお友達なのよ〜 私が好きなのは忠夫く」
「言うなー!! ちぃっ! やっぱ記憶が残ってたのか! 忘れろー 忘れろー」
冥子の瞳を覗きこみ、目をミュンミュンと輝かせながら、令子は洗脳光線を発射。
「はれれ〜 忠夫クン助けて〜」
「ないやってんスか」
裸で戯れる美女二人に、横島は呆れていた。膝の上にキヌを乗せながら。
『困った、くぅ、人たちですねぇ…… あぅぅ!』
「横取り禁止!!」
「ごーるでんはんま〜」
「と言う事が有りまして」
「痛かったけど気持ちよかったの〜 血が出たのよ〜 でもね、でもね〜 えへへ〜」
何て事があり、なし崩しで冥子は横島に抱かれました。その経緯を、力なくボケっとしていた六道に説明した。
「瞬間移動ね〜 メキラがそんな力を出すなんて〜 もぅ、冥子の横島クンを想う気持ちには負けたわ〜」
「負けた? 何の事っスか」
「あのね〜 そろそろ続きを〜 お願いして良いかな〜 んしょんしょ、んん〜!!」
六道への説明の間、二人の動きは中断されていた。その事が不満だった冥子が自分で動き出す。横島たちの周りに鈴なりになっていた女生徒たちの視線も集中する。
「なんかやりにくいな」
そう言いつつも、横島は冥子の胸を片手で揉みながら、腰を動かすのを再開した。冥子が腕を絡めているので、ある程度の自由が出来たからだ。生徒が周りに居るので高いところでなくても良いだろうと、冥子と繋がったまま教卓から降りる。
「よっと、あぁ、女子高生の視線が身体に刺さる…… なんかゾクっとしてきた」
「せっかくの作戦が失敗か〜 上手くいかないものね〜」
教室に仕込んでいた超絶縁結呪縛符を、こっそりと六道は回収していた。別の娘で発動したらまずいからだ。四つん這いになり、後ろからガンガンと攻められている娘をみる。今思えば、失敗して良かったとほっとしている自分に気が付く。
「暴走してたのは私だけだったみたいだしね〜」
膣内に射精され、歓喜の声をあげる冥子。羨ましがる少女達。
「はいは〜い、では皆さんの番ですよ〜 でもその前に〜 次は私〜」
衣服を脱ぎ捨てながら、六道鈴音は娘を押しのけて愛する男の肉棒を求めたのだった。
「その後がもうっっっっってなくらい大変でした。最初の何人かは愛撫して挿入してってヤってたんですけど、時間の都合とかで最後は希望者がお尻並べて順番に後ろから入れるって事になりまして。そしたら何故か冥子や鈴音さんまで並んじゃって。でもほら、初めての娘にはおざなりにヤるのって気が引けちゃいますよ」
教室内にずらっと並ぶお尻。愛液でグチョグチョの陰部を晒し、肉襞をヒクヒクとさせながら横島を誘ってくる。数人はそこから精液をトロトロと流したままで、更に注ぎ込まれるのを望んでいる。
「でも結局ヤったんでしょ? その絶倫っぷりは感心するわ」
結局この授業で全員少女たちは望みをかなえた。中にはこの後、時間をとって個人的に処女を貰って欲しいと言う娘も居た。が、仲間はずれはそれはそれで嫌と、お尻の方を差し出してきたのだ。
「餓狼の群れって感じですか? 喰わなきゃ喰われるって状況でした。それにしても殆どの娘が処女でしたし、さすがお嬢様学校って感じでしたよ。最近の娘は乱れてるって言うマスコミの話も適当なもんっスねぇ」
「十分乱れとるわ」
一日かけてA組、B組の女生徒と絡み、夕方も希望者と濃厚なプレイに励んだ。午後のB組は凄かった。最初に六道が自ら教材に立候補したが、クラス委員長がそれを拒否し、自らがその役をかってでた。冥子は疲れて眠っていたし、正直六道もヘロヘロだったので、クラス委員長の望みはかなった。結果、彼女は見られる喜びに目覚めてしまったという。
「あのう、お話も良いのですが、私の事を忘れては困りますわ」
「忘れてないって。ほら、あーん」
「ん〜♪ 美味しゅうございます」
横島の膝の上で腰を振る九能市氷雅。六道のメイドに化け、六道鈴音の計画を阻止を計画していたのだ。その計画とは?
「あぁー! くぅ! あ〜んなんて私もしてもらった事無いのに!」
縁結び。これがただの縁結びではなく、六道がある専門家から入手した代物で、その威力は絶大。強力で大量の乙女の想い、そして横島、冥子の内包する霊気。それを贄に発動し、冥子の純潔を捧げる事で完成するものであったのだ。
「え? 美神さんって……意外と」
「むきー!!」
「ささ、次は白滝などを」
血と一族、来世と魂。全てを永劫に結びつける力を持つ超絶縁結呪縛符。それを発動し、横島を六道に縛る計画だったのだ。世界が終わって新たなときが刻まれようとも、彼と私が一緒であるように。そんな恋のおまじないでした。
「おまじないってか呪いッスよ! あ、肉が煮えた」
『お呪いも呪いも漢字にしたら同じですからね〜 はい、お肉ですよ〜 あ〜ん』
「あーん。ん! 美味い! こらいける!」
何て事を話しながら、令子の自宅で彼女達は鍋をつついていた。横島のために裏で活躍したご褒美に、氷雅は横島の膝の上に居たりする。エッチな事してたんじゃないよ。
「ちっ! ね、ね、私豆腐が食べたいな〜 ね〜 あ〜ん」
負けじと令子もあーんとねだるが、ちいと豆腐はきついだろう。
「ってか令子さん、今回の件ってアンタも噛んでたんだって聞きましたよ」
「あ、それね。結局私も騙されたんだけど、ちゃんと忍者を送りこんどいたしね。ほら、マイタケって美味しいのよ? あーん」
暴走する女子高生対策。横島を求め、街を徘徊し、発見と同時にホテル行き。もしくはその場で性交開始。ろくに外が歩けないと横島が困っていたので、令子は根本的な解決策として、今回の特別授業を承認したのだ。
「モグモグごっくん! 確かに美味い。ちゃんと餌として俺とヤるってシステムを作るってのでしょ? なんか悲しいものあるんスけど、これで安心ッスね。その辺は感謝してますよ。まぁ、遅かれ早かれって話で、ただ早くなっただけって感じもしますけど」
一週間かけて、六女霊能科の女生徒全員と肉体関係を持ってしまった。何故か一般科の女生徒に希望者が現れ、その娘ともヤってしまったり。これこそが、六道の仕掛けた乙女の猛襲な妄執計画の影響で、六女の乙女たちの想いが呪いとなって街に充満していたのだ。
「処女100人切りすら生温い。ご主人様は英雄の素質がありますわ」
「自分でも自分が怖いわ」
互いが互いへの呪いの元凶となり、彼女達は暴走していたのだ。きっかけはバスの乱交騒動。そこから横島への想いが暴走し、女生徒達の気持ちを凄まじいものにしたのだ。が、横島が言うとおり、それは遅いか早いかというものだった。きっかけはどうであれ、横島に彼女たちがべた惚れなのは事実。それが肉欲に変わるのに、時間はいらなかったであろう。
『旦那様のスケベー』
まぁ、今回の結果、定期的に横島が六女に通う事になり、成績優秀者や順番で決まった娘と契まくる事になった特別授業の特別講師はこれからも続くと言う事だ。これで、一部の抜け駆け以外は安心だろう。
「最近の若い娘のパワーって凄いわ。このままだったらここ近辺の彼女たちの同年代、その全ての娘が呪いに感化してた可能性もあるわ。霊能に関係なくね。うわぁ、始末に苦労するところだったわ♪」
『ですねー』
「呪いねぇ。そんなモンで気持ちが狂わされるって嫌やなー」
ふと、横島は思う。自分の魅了能力も呪いなのではと。そうなると、いま一緒に鍋をつつく彼女たちも、自分の呪いにかかった犠牲者なのかもしれない。そう考えたらとても怖くなった。
「いっとくけどね、私は私に自信がある。呪いとかそんなモンに操られるほどヤワじゃないの。それだけ覚えといて」
真顔で突然、令子は横島にそう言い放った。
『寧ろー 私は呪う方でーす♪』
キヌも笑って続く。彼女達は横島の考えくらい読む事ができる。それくらいの付き合いはあるのだ。氷雅だって自分の気持ちに迷いなどない。心から、もう骨の髄まで横島の事を愛してる。それが事実、と。
「そッスね。ほら、豆腐取れたっスよ。あーん」
「あーん♪ って熱いわ!!」
「アンタが取れって言ったんやないかー!!」
今回、横島は改めて自分の能力に疑問を持った。魅了とはなんなのか、霊能力者が自分に惹きつけられるのは何故か? エロパロで真剣に考える事の馬鹿らしさを思いつつも、それなりに真剣に考え始めた横島であった。
「遅すぎだと思うのですけどね。あの娘たち、全員マジ惚れですよ」
さてさてさてさて、ポンポがヒリヒリ痛い(挨拶)
車椅子で外を散歩してましたら、バイクに当てられたです。しかも逃げられたです。幸い擦り傷で済みましたが、ナンバーも控えて通報したし、面倒な事になりそうです。どもどもアマドです。とりあえず、ヘイロー2です。そして双子の心霊撮影ツアーです。×箱フル活動です。
さて、次回はオマケ話です。このお話のオマケに付けるつもりでしたが、それだと長すぎになるので独立させました。エロエロがお好きな方は飛ばしても大丈夫な話だと思いますので安心してください。 ではでは