お口の恋人
第十八話 テストで0点 → 馬鹿にされる → 不良化 → 人生の落伍者 → 犯罪者 → タイーホ → 死刑!! そんな!? = エッチな課外授業でなんとかしなきゃ♪
「どこまでも本気だったのな」
日本が誇るGS育成機関。六道女学院、霊能科。日本中から集まった、霊力、学力ともに優秀なエリートの集まりである。続発するオカルト事件に対抗すべく、日本の未来を担う人材の育成を目的としている。
「ちゃんとお手当ても出ますのよ〜 こういう仕事もGSとしての経験になると思うわ〜」
六道女学院理事長、六道鈴音。彼女の依頼により、特別講師として招かれたのが、コザッパリトシタスーツに身を包んだ少年、横島忠夫。数日前、六道に講師を頼まれ、冗談と思って流していたら、本日迎えが来て(拉致られたともいう)今にいたる。
「はっはっは! てっきり本気で保健体育をやらされるかと思ってたッスよ」
「もう、横島クンはエッチなんだから〜」
故あって、横島にメロメロ〜ンな女学生が大量生産されたりしたので、彼にとってこの場所は色々な意味で鬼門である。だが、事前に令子に相談する暇も無く、この場に連れてこられたので、こういうのもGSの仕事なんだと覚悟を決めてやって来たのだ。
「で、具体的にはどうすればいいんですか」
「今日は一年のA組、B組を午前午後でみて貰うわ〜 それでね〜 週二回くらいのペースで三年生までみて欲しいの〜」
「いや、だから何をするかが一番重要なわけで」
つまり今は一年A組を目指して廊下を歩いているという事だ。六道と横島、二人で廊下を歩いているのだが、時折女生徒がキャーキャーと騒いでこちらを観察している。顔を真っ赤にしてトイレに駆け込む人数も少なくない。
「今回は私が助手をしながらの授業だから安心してね〜 私の言った通りにしてくれれば問題ないわ〜」
「さいですか。段取り悪いなー とかいうのは黙っときます」
「あんまり苛めると鈴音、泣いちゃうんだから〜」
六道は横島に対し、自分をオバサンと呼称するのを止めている。自分の年齢が一番のネックと悟っているからだ。横島のために女を磨く事に対し、一番積極的なのは彼女かもしれない。
「私を苛めた罰は後で受けて貰うとして〜 この教室よ〜 私が先に入るから呼んだら入ってきてね〜」
「罰ってなんじゃー!! ああ、もう、なんだかなー」
そんな横島に微笑んだ後、六道は教室に入っていった。教室内から彼女と生徒たちの声が聞こえてくる。聞き耳を立てようと思ったが、廊下のいたる所で女生徒が自分を観察しているのに気がつき、それを止めた。
「あははは、どもー」
制服のデザインからして一般生徒であろう。その女生徒は、顔を真っ赤にして手を振ってきた。周りの人間があまりに騒ぐから、芸能人か有名人と勘違いしてるのだろう。と、横島は考えていた。事実、一般生徒の中には周りの空気に感化され、横島に惚れてしまった娘もいる。横島グッズの売れ行きも上々だ………… 誰が儲けているのだろう?
「横島クン、どうぞ〜」
教室内から声がかり、緊張しながらそのドアを開けた。
「ちぃっス」
緊張しながら室内を見回す。一気に集まる熱狂的な視線。霊能力者よりも美少女を集めたんじゃないかと思うほどの上玉だらけ集団だ。
「知ってる人も多いと思うけど〜 彼が横島忠夫クン。今日は皆さんに沢山すばらしい事を教えてくれるのよ〜 では横島クン、挨拶お願いね〜」
そう言って、六道は横島を教壇の前に誘う。本来なら、彼は学生側の立場である。教室という雰囲気にどうしても気後れしてしまう。
「は、はじめまして。横島忠夫です。GS助手をしています。その、よろしく」
もう少し良く観察すれば、生徒の中にバスでヌッポリとヤった娘が混ざっている事に気がついたであろう。因みに、あのバスに乗った娘たちは、各クラスの成績優秀者とジャンケン勝利者たちである。
「うっきゃー!! 本物の忠夫様よ!! うわぁぁぁ…… どうしよう!」
「あふぅ…… やだ、止まらないよぅ」
「ついにこのときが来たのね! お父さん、お母さん、私、私―!!」
熱のこもった視線と歓声。自慰をはじめる娘や声を聞いただけで絶頂をむかえた娘など、反応は様々だった。
「ほらほら〜 静かにしないと横島クン帰っちゃうわよ〜」
六道のその台詞に、生徒たちはピタっと動きを止めた。必死に涙をこらえている娘もいる。ココで彼に去られたら自害する気の娘までいるのがなんともはや。
「あ〜 え〜 ちゃんと話を聞いてくれるなら帰らないッスよ。あー、だから泣かんといて!! で、何をすれば良いんでしょう鈴音さん」
「はいはい〜 ではこれより特別授業をはじめます。さてさて〜 ここ最近、皆さんの素行が著しく悪くなっているのは知っていますね〜 授業中の自慰行為、卑猥な写真の売買等など世間様に知られたら大変な事になってるのです〜」
横島の手前、六道の説明に恥ずかしそうに悶える生徒たち。その態度が彼女の説明が事実であるという証明であり、横島の抱く幻想が一つ砕かれた。まさにイマジンブレイカー。
「ですから〜 皆さんには正しい男女のあり方、及び接し方を学んでもらいます〜 では、保健の授業を始めますわ〜」
「こら待てーい!! ネタじゃなかったんか!! 何故に保健か!? どうして性教育か!? 赤ちゃんはキャベツ畑で生産されるんか!!」
最近暴走気味の女生徒が、横島への思いを別のところにぶつけたら困る。そうなる前に、彼女たちの思いを昇華させよう、そういう趣旨ですた。と、簡単に六道は説明する。
「コウノトリ役は横島クンね〜 さて、もう一人の特別講師を呼びますわ〜 入ってらっしゃい」
「なぬ!?」
もう一人って誰さ!? 横島の疑問に答えるように入ってきたのは、メイドさんの押すキャスターに乗せられた女性。身体中を服の上から荒縄で縛られた女の子。
「むむ〜」
口に猿轡をされ、涙声で横島に助けを求めるその女性。胸と一緒に腕が後ろ手に縛られている。
「冥子! なんでそんな縛られとんのじゃあ!!」
妙にエロチックな縛られ方をしている冥子に、横島は驚いて叫んでしまう。
「だって、この子ったら恥ずかしがって部屋から出てこなかったんですもの。お母さん恥かしいわ〜」
この人は本気で言ってます。
「いや、えっと、なに?」
「むぐ〜♪」
困惑する横島。冥子は状況を忘れて横島に合えた事に喜んでいる。そんな縛られた状態で、冥子は教卓の上に載せられた。彼女もなされるがままにチョコンと座る。視線は横島に向けられたまま。
「では〜 横島クンとこの冥子にお願いして〜 皆さんにで正しいエッチを教えていきたいと思いますわ〜」
「むがぁ! 公開まな板ショー!! 女子高の教育ってここまで進んでいたんくぅあぁぁぁ!!」
その言葉に、冥子の瞳が爛々と輝いた。将来のお婿さんに合わせる。ついでに契も交わしとく。冥子はそう聞かされていたのだ。だから抵抗した。もう自分の心と身体は横島の物。たとえ報われなくても、他の男などに触れさせはしないと決めていたのだ。
「んん〜♪」
「まずは〜 基本にして最も重要な接吻のやり方を見せますわね〜 いわゆるディープキスとフレンチキスと呼ばれるものです。貴女、知っていますか?」
唐突に女生徒の一人に六道が質問する。指名された女生徒は立ち上がり、知っている知識の中から答えを出した。
「両方とも同じ意味です。濃厚なキスの事だと記憶しています。確か、英語とフランス語で、互いの国で下品なキスという意味もあったかと。つまり、フランスではディープキスは下品なキスという意味で、もう一方ではその逆で」
「はいはい、よく出来ました〜 女性の口内も立派な性感帯です。このキスを疎かにするようでは立派な淑女にはなれませんのよ〜 では、貴女、此方にいらっしゃいな」
質問に答えた少女、夏樹が、嬉しそうに教壇前までやってきた。これから何をされるか理解しての事だろう。
「はい! うっしゃあ! じゅるり」
「む〜!!」
勢いあまって横島に抱きつく夏樹。冥子は珍しく非難の声をあげた。怒りと不満、悔しさと悲しみの混ざった声である。
「あらあら〜 せっかちさんね〜 最初はちゃんと見本を見せてからよ〜 はい、まずは私と…… 横島クンと冥子の実技を見学してもらいます」
冥子の非難のまなざしが自分に向いたのに気がつき、残念そうに六道は台詞を変えた。もう逃げ出す事も無いと、冥子の猿轡を取る。
「ぷへ〜 苦しかったの〜 あのあの、忠夫クン、こんにちは〜」
「あ、うっス。こんちは。って、おい! 大丈夫か? そんな縛られてさ」
「あのね、あのね、オッパイが痛いの〜」
その大きな胸は荒縄で縛られ、ギュウギュウに締め付けられている。同じ縄で腕も縛られているため、どっちも解かないとこのままだ。
「鈴音さん、解いてあげましょうよ」
「そうね〜 まぁ、これはこれで良いんじゃないかしら〜」
股間までギュッと締め付けられて良い筈あるか! そういうつもりだったのだが、股の部分の縄がしっとりと湿ってるのに気がつき、見なかった事にした。違う世界の扉を開くのは怖いのです。
「あのー! 私の燃えるパッションとかの行き場は?」
少し放置された夏樹が泣きそうな顔です。
「あ、悪い。はぁ…… 冥子、いいかな」
「ん〜♪」
改めて冥子に了承をとる。が、彼女は既に目をつぶり、唇を突き出した状態でした。準備は万全だ。
「なんだかなぁ、じゃ、そんな上手い事は出来んけど」
そう自信無さげに横島は冥子と唇を重ねた。少し唇を開けた状態で、舌を突き出すようにして重ねる。舌で冥子の前歯をノックして口を開かせる。そして、開いた口に舌を入れ、彼女の舌に絡める。
「ん!! んむ〜!! んむ!」
咥内の愛撫。舌や歯茎、唇のや頬の奥に、横島の舌が動き回る。それは初めてのものよりも、数倍は激しいものだった。されるが侭の冥子に、六道が自分も舌を動かすように薦める。
「あむ〜 はむ、ぴちゅ、んん〜」
朦朧としながらも、冥子も舌をチョロチョロと動かした。すぐにその動きに横島が反応し、それに合わせる。互いの唾液が混ざり合い、淫猥な音が教室に響く。たまに、真剣に見学する生徒の喉の音が鳴るのが聞こえるくらい、みんな静かに集中している。
「ん〜 んん〜!! ぷへぇ〜 ふにゃ〜」
キスの最中に、冥子は身体を数度痙攣させた。そして全身の力が抜けたようにクテっと横島に寄りかかった。虚ろな瞳に熱を持った表情。普段は見せない大人の笑みが口元に表れている。
「このように、ちゃんと技術を磨けば〜 キスは最高の前戯になりますわ〜 つまり、キスを疎かにするのはとても愚かな事なのです」
教卓の上でペタリと倒れる冥子の前で、ずっと待っていた夏樹と横島のキスが行われた。事前に六道から手を抜くように指示されていた為、多少大人しめのキスであった。が、それでもこの娘はキスでイかされるという快感を得たのだった。
「もう…… 戻れないわ」
ふらふらとしながら席に戻った夏樹に、嫉妬と羨みの視線が集まる。
「さてさて〜 もう二、三人実技指導して貰おうかしら〜? え〜と……」
こっそりと六道の指名する生徒たちは、成績や生活態度が優秀な者たちだった。すぐに周囲はその事に気がつき、普段の自分の行動に一喜一憂する。指名された娘たちはこの世の幸福を全て受けたような顔をしている。
「さて〜 そろそろ真面目にやりましょうね〜」
「今まではふざけてたんかい!」
横島のツッコミ。何人もの女性とキスできたのは嬉しいが、ある意味寸止めな状況で彼も荒れてきたのかも。
「ほほほほほ〜 では、ほら冥子〜 起きなさいな〜」
「ふにゃ?」
絶頂をむかえ、気持ちよさに気絶してしまった冥子が目を覚ます。いや、六道は彼女が目を覚ますタイミングを計っていた。
「ではでは〜 ちゃちゃっと次に進みます。冥子はここに座ってね」
「はぅ? あ、は〜い」
まだボケっとしていた冥子。母の言うとおりに教卓に座る。その彼女をスカートを捲る母親。
「はい、皆さ〜ん。ここが女の子の大切な場所です。はい、ここはなんて言うのかな〜?」
そういってまた生徒を指名する。
「え? あれ〜?」
クラス中に見えるように捲られたスカート。その中身、彼女の陰部が全員に晒された。パンツ履いてません。愛液で濡れた陰部が丸見えでした。
「あの、その、ま、マ ……コです。その、えっと、その」
その生徒は、横島の視線を気にしながら、小さい声で答えた。
「まぁ、良いでしょう。女陰や陰部、ヴァギナともいうわね〜 さて、ここを…… これじゃぁ、見え難いわね〜」
言うが早いか、六道は剃刀と石鹸を手に持った。影に控えたメイドさんの仕事である。さて、石鹸を泡立て、それを冥子の陰部に塗る。
「おいおい、そんなことする必要ないだろ?」
横島の呟きどおり、冥子の陰毛は濃いものではない。いや、むしろ薄いほうだ。わざわざ公開剃毛を行う必要など、まったく無いはずだ。
「お母様〜 怖いの〜 切れちゃったら痛いのよ〜」
自分の大切で敏感な部分に迫る刃。信頼する母とはいえ、怖いものは怖い。
「あらあら〜 なら横島クンに任せましょう。代わってちょうだいな〜」
ごく自然に剃刀を横島に渡した。彼もうっスと言って受け取る。そして慎重に冥子の陰唇をめくり、ゆっくりと陰毛を剃っていく。
「あう〜 あうぅ〜」
自分の恥かしい部分を触られている。顔を近づけて見られている。実は状況を把握していなかった冥子。しかし、今、この状況に困惑しつつも興奮している。
「は!! 俺は何しとんのや!!」
言われるが侭に剃毛をしていた事に、横島は今更我に帰る。が、既に冥子の陰毛はツルツルに剃られ、プクっととした恥丘が丸見えになっている。スジはパカっと割れ、陰唇が開きその奥の陰裂からトロトロと愛液が溢れるのが良くわかる。
「あうぅぅ〜 あぅぅぅぅ〜 ひゃふぅ♪」
丁寧に陰部を弄られていた事もあり、冥子は快感に悶えていた。初めて人に触れられた陰部は、桃色の肉弁に熱をもたらしている。
「横島クンも結構大胆ね〜 ぜんぜん照れてないし〜 もしかして慣れてるの?」
「いや、その、水着を着る前に処理とか何とか言われてその、って!! 何言わすんじゃ!」
慣れていて当然、経験者でした。水着を着るのに無駄毛処理をするから手伝え、そんな雇い主の頼みを聞いたらしっかりと剃らされました。ドキドキ感が良いそうな。
「ふにゅ〜 私、私ぃぃぃ〜」
泡を流すほど溢れる愛液。もっと触って欲しいとは恥かしくて言えず、ただモジモジするだけだった。そして次に困っていたのが先程陰部の名称を答えた女生徒。自分も皆の前で剃られるのか? ええい、まぁ良いか♪ といった感じでした。
「では続けますね〜 このポチっとしたのが陰核。おさね、クリトリスと言う所です」
「きゃう〜!」
改めて、六道の授業が続く。実際に彼女が冥子の陰核に触れ、そこを刺激する。横島に触れられた一番気持ちが良かった場所。もっと触って欲しかった場所だ。
「人によっては〜 ココを包む包皮に差があるの〜 後で自分のを確認してみてね〜」
「そういやみんな形が違うな」
数多の女性の陰核の形状を思い出し、一人で横島は納得している。その間に、六道の説明は大陰唇や小陰唇へと続いていた。
「あの、尿道です」
女生徒にまたも性器の説明をさせている。声だけ聞いていれば、真面目な授業に思えるが、冥子の甘い声と、我慢できずに自分を慰める女生徒の出す音が、それを否定している。
「あうぅぅ〜 そんなとこ触っちゃいや〜」
六道の指示で、冥子の性器を弄る役をやっている横島。彼も自分が何をしているかと思いつつも脳が麻痺していた。
「ほら、こっちも弄れば気持ち良いだろ?」
「うん♪ き、気持ち良いの〜 あうぅぅ、ひゃぁぁぁ!」
尿道付近と一緒に陰核を優しく擦る。その快感に、冥子は回りを忘れて嬌声をあげる。ココまで説明が進むまでに、既に何度か絶頂をむかえている。
「イッたよね? いま……」
「いいなぁ…… いいなぁ」
ほとんどの女生徒が自分の陰部を弄っていた。目の前で性器を弄られる冥子に自分を重ね、横島に優しく陰部を…… とか。クチュクチュとショーツの上から陰部を弄る音。抑え切れない甘い声。
「次にいきますわよ〜 女性の象徴とも言われる胸、オッパイです〜」
またも何時の間にか持っていたハサミで、冥子の着ていた服をチョキチョキと切る。すぐに冥子の大きめの胸がポロリとこぼれ出てきた。
「さてさて〜 今、冥子の乳首はこんなに硬くなってますけど〜」
そう言いながら、六道は冥子の乳首をつまむ。
「ひぅ!」
「はい、この状態をなんと言うのかしら〜」
ピンと硬くなった乳首。乳輪も薄めで形も小さいその場所を、母親に弄られ悶える。とにかく横島に代わって欲しいと願っていながら。
「はい! えっと、勃起…… ですか?」
自信無さそうにその女生徒は答えた。自分の乳首も固くなって、自分のブラに擦れて痛い。
「はい、よく言えました〜 勃起するのは男の子だけじゃないんですよ〜」
今度は六道の指示で後ろから冥子の胸を揉む。
「ひゃうぅぅぅ!!」
たわわに実った豊満な胸。思わず女生徒が嫉妬するほど、その胸は綺麗だった。そう、彼女が嫉妬するほど。
「横島クン、もっと強く揉まないとダメよ? 乳首もギュッと摘んでね、ぎゅぎゅ〜って引っ張るの」
「え? こうっスか?」
六道の言うとおりに、冥子の胸を強く摘んで引っ張る。張りがあり、柔らかいその胸は、グニューっとなされるが侭に伸びた。
「痛い〜 痛いの〜」
目に涙を浮かべて冥子は痛みを訴えた。慌てて指を離すが、なぜか冥子はそれに不満そうだ。
「あのね〜 もう一回なの〜」
迷ったが、横島はもう一度乳首を強く引っ張った。グニ〜っと伸びる乳首。胸の重さで摘むだけでも伸びるが、若さゆえの張りで普段は支えられいるのだろう。
「ひゃうぅぅ! あぅぅ、あぅぅぅぅ〜!!」
冥子が感じているのは、彼女の態度と溢れ出る愛液で回りに伝わる。
「やっぱりね〜 冥子も私と同じ〜」
「はぁ?」
「痛くされるのって…… 良いわぁ〜」
六道鈴音、いきなりのカミングアウト。娘に時分と同じ素質を見出していたらしい。確かに、彼女も激しく身体を打たれるのを好んでいた。その事を横島は思い出す。
「親子でマゾって、アンタ等なぁ」
「そんなに酷いのはダメよ〜 あくまで基本は優しくしてくれないと…… 泣いちゃうぞ〜」
「痛いの〜 でも、でもぉ〜 あぅぅ」
横島の行為は痛い。でも、同時に心と頭が狂いそうなほどの快感も与えてくれるのだ。
「あらあら〜 こんなに教卓を汚しちゃって〜 もぅ、悪い子〜!」
冥子から溢れる愛液は、彼女の足元をビチョビチョに濡らしていた。その事を指摘して、六道は冥子のお尻をペチリと叩いた。
「ひゃひぃ! お尻叩かれた〜 痛いの〜」
その威力は、ペチリという音からわかるように弱々しいものであった。子供をしかるときの威力よりも弱い。が、冥子には十分衝撃を与えたらしい。
「ささ、横島クンも叱ってあげてね〜」
「え〜 本気で言ってます? えっと、えい」
ペチ。 先程よりもちょっと良い音がした。胎児のように丸まった冥子。彼女の白く血色のよいお尻を手の平で叩く。
「きゃうぅぅぅ〜! ごめんなさい〜 痛いのやなの〜 あぅぅ〜」
「え? 痛かったの!? えっと、これならどうだろ」
ペチ。
「あぅぅ〜 はぅ、はぅぅ〜」
何度か威力を調整しながら、横島はお尻を叩いてみた。いや、本来なら叩くといった物ではないのだろうが。
「あうぅぅ〜 ひゃう! ダメ〜 ダメなの〜!!」
何度目かのペチっという音。その音と同時に、冥子はチョロチョロロ〜っと失禁してしまった。
「あぅ〜 見ないで〜 やぁぁぁ」
暫くしてソレは止まったが、冥子は恥かしくて死にそうだった。手は後ろで縛られているので、顔を隠す事も出来ない。すぐさまメイドさんが綺麗なタオルを用意して横島に手渡す。彼女は他の床などを既に拭き終わっていた。
「あぁ、ごめんな冥子。ほら、綺麗にしような」
そう言って横島は彼女の陰部を優しく拭いた。小水と愛液でグチョリとなったそこは拭いても拭いてもその滑りが取れない。
「怒って…… 無い?」
ゆっくりと、冥子は横島に尋ねる。
「怒るはず無いだろ? いや、自分の馬鹿さ加減には腹が立つが」
あまりに六道に言われたとおりにやり過ぎた。そのせいで彼女を晒し者にしてしまうなんて。が、しかし、女生徒のなかに冥子を馬鹿にしたり哀れんだりするものはいない。全員、次の自分の番を心から楽しみに待っていたのだ。
「あんな風になるほど気持ち良いなんて…… ごくり」
と、いった具合である。みんなマゾか? 綺麗に冥子は身体を拭かれ、縄も解かれた。とたんに、彼女は横島に抱きついた。そんな彼女を、横島は強く抱き返し、暫くたった後に唇を重ねた。
「んん〜♪」
十数秒のキス。唇から離れた互いの唾液が、ツゥっと糸を引いている。幸せそうにぼおっとしている冥子を押し倒し、横島は彼女の股の間に顔を埋めた。
「ほら、まだこんなに濡れてる。ちゃんと拭かなくっちゃな」
何て言いながら、横島は冥子の陰部を舌で舐め始めた。ヒクヒクと痙攣するそこは、既に愛液で溢れており、それが更に溢れ出してきた。
「ひぅぅ!!? ひゃひ! ひゃひぃぃ! らめぇ〜 そんな、くぅぅ♪」
今まで一番の快感が電気のように冥子の身体を襲った。先程のキスと同じくらい気持ちがいい。陰核を弄られたときなど、意識がどっかに飛んでしまったかと思ったほどだ。
「あらあら〜 もぅ、段取りを無視したらダメよ〜 でも羨ましいわ〜」
横島の舌技を知っているだけに、六道も体の疼きが止まらない。このままだと、自分の描いた工程が崩れると思い、彼女は多少路線を変更することにした。
「もぅ、若いからってやり過ぎよ〜 じゃぁ次は横島クンの番ね〜」
そう言うと、六道は横島の足元にしゃがみこみ、彼のズボンを下ろした。すぐにトランクスを突き破らんとするほど硬くなったペニスの形が見える。
「きゃー!! 凄いわー!!」
「嘘! あんなに凄かったの? 切れちゃったらどうしよう」
まだトランクスの上から形が浮かび上がった状態なのだが、女生徒たちは大興奮。その中に、少し不穏な動きをした少女がいた。その少女の机に、何かが高速で投げつけられた。
「ひぃ!!」
突然自分に何かが投げつけられた事に恐怖する少女。彼女の机には、金属の棒が数本刺さっていた。棒手裏剣である。
「いけませんわ」
そう言ったのは、先程からちらほら現れていたメイドさん。前髪に隠れていた鋭い眼光がキラリと光ります。彼女の視線の先にあるのは、少女の握った一枚の符。
「あらら〜 記録装置や情報伝達符はダメって最初に言ったじゃないの〜 もぅ、貴女は今回ずっと見てるだけね〜 厳しいけど罰が必要なの」
「え、ええええ!! そんな〜」
彼女が持っていたのは精神感応符。自分が見た情報を他人に伝えるものだ。他のクラスの生徒に無理を言われて頼まれたのだ。しかし、禁止された行為を行ったのは事実。六道の決定した処罰に、彼女はこの世の終わりを迎えるような表情を浮かべていた。今にも死にそうだ。
「もぅ、ダメなのね…… 疲れちゃったよ、私」
そんな不穏当な彼女の台詞を聞いてしまったのが横島。慌てて冥子の股から顔を上げ、励ますか慰めるか、そんなつもりで声をかける。
「ほら、な? 元気出せよ! 鈴音さんも、今回だけは許してやってくださいッスよ。ほら、過ちは誰にだって有るんですし、それを許して包みこむのも教育者の為すべき事って訳ですし。罰するだけじゃどうにもならん事もある! な、君も反省してるよな!」
「はい…… その、してます。反省してます。でも、なんで?」
何時の間にか輪触れていた涙。その涙で顔をグチャグチャにしていたその女生徒が、不思議そうに横島に尋ねる。彼が自分などに気を遣い、庇ってくれるなど思ってもいなかったのだ。
「可愛い娘に涙は似合わない…… じゃダメ?」
「ダメじゃ……ないです」
その時、彼女の力が密教系であった事もあり、横島の姿に後光とヴィローシャナが重なったと言う。その名の示す通り、彼女は横島が放つ光で心が浄化される思いだった。多分それって幻覚だぞ?
「もういい? ね〜 もういい?」
一連の騒動が終わるのを、冥子はじっと待っていた。愛撫を急に止められても、彼女は良い子で我慢していたのだ。
「ああ。良いッスよね。鈴音さん」
「もう、私が横島クンの頼みを断れるはず無いじゃないの〜 悪い人ね〜」
苦笑して六道は横島の頼みに応じた。その際、舌打ちしてシュタっと消えたメイドに気がついた者はいない。って、正体モロバレ? 氷雅さん、現在もバイト中。
「良かったな」
「はい! あぁ、生まれてきてよかった……」
実は、横島は自分の言った言葉の意味や行動を理解してない。普通に考えれば、横島はこの叱られた少女とエッチをするのを六道に了承させた、つまり、横島はこの少女とエッチしたい。そういう風に取れてしまうのだ。
「じゃ、続けるよ冥子」
「あふぅ! あう! あううう! あひぃ!」
そんなこととは露知らず、横島は冥子への愛撫を再開した。同時に、六道も横島のズボンを剥ぐのを続ける。脱がされるのに慣れすぎた横島は、彼女の動きに合わせて足を抜いていく。その手が下着に掛かっても、一向に気にしない。
「しゅ、しゅごい」
「ああ、じーざす」
「アレが私のココにズボズボと…… ズボズボと」
トランクスの中から姿をあらわした勃起したイチモツ。六道はそれに頬擦りしながら生徒達に質問をする。
「はい注目〜 皆さ〜ん、これはなんですか〜? はい、貴女」
「はい! お、おチンチンです! あうぅ、凄過ぎるよ」
呼ばれなくても教壇までやってきたその少女、春奈が、まじまじとペニスを凝視する。鼻につく特有の匂いに頭がくらっとするのをおぼえた。
「そうですね〜 他にもマラとか陽根とか陰茎とかペニスとかと呼びます。さて、これはこうしま〜す。あむ」
「あああああ!!」
女生徒たちの目の前で、六道は横島のペニスの先端、亀頭部分を咥えこんだ。パクっと。
「あむ、んむ〜 ふぉふぇふぁ〜 ふぇふぁふぃふぉふぉふぃっふぇ〜」
何言ってるかわかりません。それを見ている女生徒たちも、言葉の意味を理解するより、行為そのものを見るのに必死だ。
「ぷはぁ、もう、さて〜 もう一度言いますと〜 男の人のおチンチンをお口で愛撫する行為をフェラチオと言います。さて〜 折角だから貴女がやってごらんなさい?」
先ほど質問に答え、間近でそれを見ていた春奈。その彼女が指名されたのだ。
「はい! でもその、どうやっていいかわかりません」
「まずね、先端をチュっと吸うの。そこに溜まってるお汁を味わうのよ〜」
「はい! で、では! 横島様! 奉仕させてもらいます! ん〜」
春奈は言われたとおりにペニスの先端を唇で触れた。とたん、粘膜接触による幸福感の増加が発生し、トロンと彼女の目がたれる。
「次に〜 丁寧に舌でさおの部分を下から舐めるのよ〜」
「はい…… こうですか〜 ちゅぷ、ぴちゅ、んむ」
顔を横にして、春奈はペロペロとペニスを舐め始めた。ずっと夢の中で描いていたものより、ソレはグロテスクなものだった。が、これが愛しくてたまらない。こうやって口で愛撫できるなんて夢のようだと、彼女は思っていた。
「空いた手で陰嚢を優しく揉むのよ〜 あ〜 タマタマの事ね〜 きゃっ♪ 恥かしいわ〜 でね、もう片方の手の指で根元をシコシコと擦るのよ〜」
自らジェスチャーで動きを説明する六道。舌の動きまで再現し、それだけで淫猥な感じがする。春奈は言われたとおりにその行為を行い、カポカポとペニスを咥えていた。
「さぁ、そろそろ交代よ〜」
「え!! まだ、ちょっとだけ、あ〜ん」
ささやかな抵抗を無視し、次の少女がペニスをパクっと咥える。先程の六道の説明を正確に再現し、自分的に完璧にこなしたつもりでいた。
「はぷはぷ、ン〜 れろ、ちゅぷ、はむ」
「はいは〜い、考えながらやってるようならまだまだね〜 もっと沢山唾液を口に溜めるのよ〜 恥かしいくらいに音を立てるの」
確かに自分は上品にやり過ぎた。いや、作業をするようにやっていたと、その少女、秋穂は六道の言葉から気がついた。冥子の股にあるのでわからないが、横島は気持ちよさそうにはしていないはずだ。なんと自分は愚かなのだ。
「じゅぶ! じゅぶぶ、じょぼぼぼぼ! んぐ! けへけへ、 ん〜 んぶぅ、んぶぅ」
たっぷりと口に唾液を溜め、激しく頭を動かす。喉までペニスを飲み込み、口元を絞りながら吸い上げる。それを何度も繰り返す。この少女は最初、男など下らない生き物と思っていた。いや、今もそう思っている。横島だけは例外なのだ。
「はい、そこまで〜 次の人へ交代ね〜」
「うぶ!? んはぁ! う〜 あと少しあれば」
せっかくノッて来たところに水をさされ、秋穂は不貞腐れた。噂だけ聞いていた精液の味をどうしても知りたかったので残念でしょうが無い。
「んんん〜!! あ、あぅ、あぅぅぅぅ〜!!」
顔中を冥子の愛液で濡らしながら、横島は舌と指での彼女の陰部への愛撫を続けていた。もう既に数え切れないほど冥子は絶頂に達していたが、なんか下半身が大変な事になっているので止めるタイミングが掴めなかった。
「イく! またイッちゃうの〜!! あぅ、はああああぁぁぁ…… あぅぅ」
一回射精したら止めよう。そう思っていたのだが、先程からこちらのタイミングを計ったように射精寸前で中断される。そしてまたぎこちない舌使いに逆戻り。少し苛々するが、可愛い女子高生たちが交代で口で愛撫していると思うと、自分の苛つきが間違ったものだと思えてしまう。
「また! またなの〜 もう、ダメなの〜 欲しいの、欲しいの〜!!」
ずっと続く舌での愛撫。胸も激しく揉まれ、乳首も強く弄られている。しかしもう限界だ。入れて欲しい。舌や指でなく、その熱いペニスを挿入してほしいのだ。膣内を焼くような熱く迸る精を受け入れたいのだ。
「うふふ〜 そろそろかしらね〜 でもね〜 それはちょっと待ってね〜」
「え〜ん! お願いよお母様〜 私、もう…… あぅぅぅ〜」
瞳を母に向け、冥子は懇願する。この場を仕切っている彼女には横島も逆らえないと思う。だからこそ、代わりに自分が頼んだのだ。しかし、その思いを母は裏切った。
「だって〜 ちょっと文章量が多くなったから〜 一旦ここで続いておくからなのよ〜」
「それは仕方が無いわ〜」
と、いう訳で続く。
シリアスの後遺症? そうなんですよ(挨拶)
どもども、本当はエッチな話を聞いただけでハナヂぶーってなくらい純情なアマドです。嘘じゃないよ? 頑張りすぎで二話に別れます。エロエロしかない話というのも珍しいかも。なお、この話に登場する人物は全て成人しています。してるったらしてますのだ。
さておき、適当でも少女たちに名前を付けるべきですね。と、いう事で、彼女たちの名前は適当で一発ものです。でも顔などは単行本から脳内補完してください。六女の皆様は全て原作に顔が出た登場人物です。 ではでは