―美神さん(だけではありません)が実物のものとは異なる場合がございます、ご容赦ください―
「はぁー、はぁー、はぁー・・・」
『ドウドウ、横島・・・おちつけよ?』
横島は美神を横抱きに抱いて歩を進める、手は心なしか震えているようだ。
扉は音もなく開き彼を寝室に導いているようだった。
『私の方から言うべきことは何もございません』
多分それは空耳だったのだろう、きっとそうだ。人口幽霊がそんなことを言うはずはないのだから。
キングサイズのベットにその身体を横たえ、パツンパツンの服を脱がす横島。ベットに膝を付きその肢体をながめると意識のないはずの美神のその顔が震えたような気がした。
「もうええか、ええのんか?我慢の限界やー!!」
『そうがっつくな、おぬし、情けなくないか?・・・美神殿は逃げない。・・・本当に・・・なぜだろうな?』
横島をいなし、訪ねる。・・・・だが誰に?
「御前が失神させたンや無いかー!だめか?やっぱりだめか?でも「いい」っていったし!!(いいとは言ってません。)」
『だからアレはオヌシだと・・・まあいい。ところで美神どの、いまさらながらお尋ねする。
続けてよろしいか?』
・・・あっ、青筋たった・・・顔はいつの間にか真っ赤で・・・・
「なっ、みっ、みっ、みっ、みっ・・・・」
『阿呆。・・・いつ目を覚ましたのだろうな、腕の中か?ベットの上か?服を脱がす前ではあろう・・・いずれにせよ逃げられたわけだ、な?』
・・・・・・・・・・・沈黙が痛い
『良し、か。では早速「ふざけるんじゃないわよーーー、この三角巾!!いやよ、いやにきまってんでしょー!!!」
跳ねるように上半身を起こし、睨む。・・・・何処となく迫力はないが。
『・・・・・では、何故逃げぬ・・・・』
「なんでっ?そんなのね、そんなの、そんなの・・・・・知らないわよーー、ばかーーー!!!」
ガスッ、という擬音語と共にいい感じのスマッシュが横島の顔面を捉えた。
『強情だな・・・その感情がなんなのか大体は解っているわけだ・・・』
横島は溜まっていた萌え血と共に大量の血液を(ry
「うーっ、うーっ・・・・」
これ以上無いというほど赤く顔を染めた美神の傍で頭をふらふらとさせた横島は(ry
『いまはあの約束に縋るといい・・・どうせ一人では何も出来まい』
半裸の美女の艶姿にかろうじて意識を繋ぎ止められていた横島は(ry
「・・・・わかったわよっ、ったくレディーには準備ってモンが・・・・ナニを遊んでいるの横島君?」
『そうだぞ、オヌシまじめにやらんか』
横島は・・・・・
「えっ?喋っていいの?」
・・・・・・・・どうぞ・・・・・・・
ふうっ、とため息を付き横島を抱き寄せるようにして再びベットに身を沈める美神。
「・・・・横島クン・・・・」とつぶやいた彼女は白い指先で・・・・横島の唇を撫で、尋ねた。
「歯、毎日みがいてるんでしょーね?」
「っみかみさーーーん!!!」
『ロマンの欠片も無いな、オヌシ等』
何の因果かGS試験でバンダナが語った黒い下着、重ねた唇を這わせるようにして首、鎖骨胸元を愛しながらその肩紐を広げるように肩からおろす。
「ええにおいやー、あったかいなーやわらかいなー」
そのまま美神の協力で身体に沿って抜き取ったあと、横島は一旦身を離してルパンダイヴを決行した。
右手でその豊かな乳房をもみしだき、左の乳首を口に含む。乳輪の小さめなソレは、持ち主の性格とは異なり大人しく桜色に息づいていたが、舌の動きにあわせやや緩慢に自己主張を始めた。そっと口を離して右手は遊ばせたまま顔を伺う。
「・・・・ンンッ・・・」
いつの間にか赤く染まった顔を血管の浮くような白い手で隠す。信じがたい大人しさとは裏腹に唇を強く噛みしめているのはラシイといえるかもしれない。
「顔見せて。っていったらシバかれるんやろーなー」
そんなことを考えながら体をずらし臍に口付け
「聞こえてるわよ」
という力の無い細い声はいつに無く女を感じさせた。
臀部を浮かせショーツを抜き取るさい、高々と持ち上げた足に一度唇を重ねる。
M字に押し広げるとき感じた美神の抵抗は些細なもので心の葛藤を表すような唸り声が耳を掠める。
残念なことにそこはさしてぬかるんでいた訳ではなかったが、蒸れて下着に押しつぶされていた陰毛の加減が卑猥ではあった。
「あんまジロジロ見るなら金取るわよ、早くなさい」
男を求めたわけではないだろうその言葉は誘っているとしか思えなくて・・・
「いただきます。」
横島は口を付けた、あまり発達していない様が嬉しい。
『文珠を使って濡れさせることも可「だまっとれ」』
内腿を撫ぜながら愛撫しあやすように嘗める。十分に濡れたと思えた時点で口を離した。
答えを求めず「いきますよ?」と尋ねた時、唇が動いたのは何を言いたかったのだろうか・・・。
押し入った・・・強い抵抗を感じ、血を見たとき、あっけなく理性は手放された。
※イタシテマス、しばらくお待ちください。
うつ伏せに寝そべる女の背中が汗にまみれ艶めかしく輝く、顔は上気していた。
むせかえる様な淫臭になぶられるまま、気だるげに平行にベットに寝そべる男女。
女は億劫に手を伸ばし男のほうへ・・・・
「・・・・・・・横島クン・・・・・・・・・」
「・・・・・・令子・・・・・・・・」
・・・・殴りかかった。
「このヘタクソーーーーー!!!!」
「嗚呼、しあわせっ、れいこーー!!なんていい響やっ!!!」
激しくいたぶられながら歓喜の雄叫びを上げる横島、M男も逃げ出しそうな責めだが。
「だまれー!!このクサれ外道、ヘタクソッ!ヘタクソッ!!その薄汚い口を閉じろっていってるのよ!!!」
だまれといわれて黙っていたバンダナが控えめに口を開く。
『オヌシ、抱いた男をシバくのか?』
「しばくわよっ!!へたくそだったしっ、痛かったしっ!!」
『・・・上手かったらシバかないのか?』
「しばくわよっ!!!むかつくでしょっ、気に入らないじゃない!!」
まさに正しくスプラッタな寝室でバンダナは考えた。自分は横島の頭に固定されているわけで、激しく嬲られると視界がその分揺れ動くわけで、いい加減気持ちが悪くなってきたわけで、あっ、血が飛んでる・・・・綺麗だなあ・・・・。
「次に会うときまでに責任という言葉を辞書で引いておきなさい!!アンタ馬鹿だからわかんないでしょ!!」
彼女はいい笑顔の横島を踏みつけて肩を怒らせこう告げた。
『寝るのか?世の人間は後戯とか囁きあったりするものでは?』
「寝るのよっ、すぐ寝るの、今寝るの!だって今までの全部夢かもしれないじゃない?!ベットに入ってきたら殺すわよ」
サイドボードの睡眠薬を飲みぐちゃぐちゃのベットに沈没する美神。少し、幸せそうに。
『ということがあったわけだ・・・・聞かんか!!』
「でへへー、れいこーー」
バンダナはシバかれている間、幸せの国に旅立っていた横島に語って聞かせていた。
『まあ、よい・・・煩悩も・・・凄いな、予想の斜め上だ。身支度は?』
「問題なし、自家発電に逝くぞ。でへへー、やーらかかったなー・・・・ところでこれ何?」
服を着た横島がいつの間にか手にしていた錠剤を詰めた小瓶。
『成分は睡眠薬だ、先ほど美神殿が飲んでいた。間違いない、渡せといわれた』
ラベルにはこう記されていた。「愛妻弁当(はあと)のこしちゃだめよ(キスマーク)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ああん?『見たままだ』」
そんな、くだらないやり取りをしながら照明を落とす。
そんな時だった、人口幽霊が珍しく切羽詰った声を出したのは。
『横島サン、隠れてください』
バタン
寝室の扉がいささか乱暴に開き、光が差し込む。
そこに浮かび現れたのは、腰まで届く髪の特徴的なシルエットだった。
あとがき
前回のレス返しにおいて不手際があったことを
深くお詫び申し上げます、申し訳ございませんでした。
たたないと思いますが、一応、15斤で、ゴメンナサイ
読んでいただいてありがとうございます。
バンダナが出る話としか考えてなかったんですが、物語の方向性は決めました。
そのとうりに逝くかどうかは未定ですが、楽しんでいただければいいなあと思います。
ヤマなし、オチなし、イミなし、のヤオイ構想から一歩前進しますた。
普通は考えとくべきなんでしょうね、ソレが当たり前ですよね。
すみません、ふざけた奴で・・・○| ̄|_