-細部は省略-
「ちょっとアンタ!いい加減にしときなさいよ、横島ーー!!!」
眦を吊り上げる美神令子、美観だけは損なわれないのはなぜだろう。
ドンとデスクに手を突き勢いよく立ち上がる。
怒りにプルプルと身を振るわせる彼女と同じようにプルプルと頭を抱えて震える横島。
「ちがうんやー、おれ・・・ぼ、ボクじゃないんです・・・おっ、おちっ、おちついて!ねっ?」
『何が違う?安い給料ぶん抱かせろといったのだ・・・何が不満かわからぬな・・・』
「バッ、バンダ「全部よ全部!!ふざけんじゃないわよ!!!」
怒り狂う美神を尻目に淡々と告げるバンダナ。
『・・・文殊は奪い、除霊は金の掛からぬ横島にやらせる、256円でだ。・・・・せめて師として煩悩の役に立て。
だいたい、おぬし・・・・・この男を憎からず思っているのだろう?手間が省けてよいではないか・・・・』
修羅 一匹
「なっ、なっ、なっ・・・・・・・・・・」
『阿呆か?・・・首にしないのが何よりの証拠、無理にやってもよいのだぞ?
それとも・・・・・・・・・・・出来ぬとでも思ったか?(これで乗ってくれれば)』
怒りのあまり言葉にならない美神、再起動。
「できるものならねっ!!やってみなさいよ、コノあほ横島ーーー!!!」
モデルも怯む美脚をひるがえし、デスクを飛び越える美神。顔は怒りか羞恥か真っ赤に染まっている。
それと同時だった。デスクの引き出しが勢いよく開き、そこから『紐』のようなものが美神の足に絡みつく。
いつになく隙だらけで飛び掛った美神は完全に不意をつかれ、そのまま勢いよく壁に叩き付けられた。
「クッッ・・・・」
ドン・・・ドサッ
『他愛ない・・・・しかし、挑発のつもりがよもや図星とはな・・・わからんものだ』
尻餅をつきガタガタと震える横島。
「ハァ、ハァ、ハァ、死ぬかと思った・・・・バンダナーー!殺すきかーー!!」
『ナニをいまさら・・・これで「ふざけんなーーー!!」』
・・・・・しばしの沈黙
『おぬし・・・・・これは2次創作だぞ・・・差し障りない事では話が進まん・・・って、聞かんか!!』
「しぬっ、しぬっ、いっ遺書を・・・いや、辞世の句を・・・・」
・・・・人生17年
エロビの歴史とくらぶれば
汚ギャルはものをおもわざリけり・・・・
―よこしま―
『おぬし・・・・一応、主人公なんだぞ?・・・あれを見ろ』
「おれは忙しいんだ・・・・・・はっ?」
ぐったりと力なく横たわる美神令子、意識のない彼女は無防備に四肢を脱力させていた。
一人とヒトツは口を揃えてこういった
「『・・・・黒だな・・・・』」
「こっ、これは罠・・・・やってしまえば死ぬきがする・・・・だが!しかし!!嗚呼、餌はおいしそうだ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それに、やってしまわなくても死ぬ気がする」
美神の黒い部分から・・・失礼、失神した美神から視線を外すことなく苦悩する横島。
『何を悩む?よいか?あの『紐』はおぬしの文殊で作られたものだ
・・・そう、おぬしだ・・・おぬしが勝ったんだ・・・文殊には様々な使い道がある
それと同時にさまざまな使い方もある、デミアンを倒した時、遠隔操作は出来たではないか』
失神した美神から視線を外すことなく生唾を飲み込む横島
「うう・・ん・・・ゴク」
『そして勝った。おぬしが、だ・・・・ところで横島、美神令子・・・なんといった?』
「・・・・ああ、う」
憶えている・・・憶えているが、しかし・・・といった顔で失神した美(ry
『いいか?こういった・・・・「やってみなさいよ」・・・・どうだ、問題は?』
「ううっ・・・わいはっ、わいはっ!!」
GS美神事務所、所長室、二人とヒトツ、人口幽霊は気配も感じさせずだまったまま・・・。
『男を見せろ、横島忠夫』
「っみかみさ〜〜〜ん!!ってゆうか、もう、もう、れいこーーーーーーーーーーーー!!!!」
あとがき
・・・・・ ○| ̄|_ すんませんでした
>">九尾様
ち、ちょっと待ってください!!!心眼が逆行(かな?)って、あなたどっかの掲示板でこの構想を発表してませんでした?ご本人じゃないとすれば、同じことを考えた人がいたってことになりますが。偶然かな〜?
まあ似た構想くらいいくらでもありますから問題はないですけどね。すっげえ面白そうですし。
なんせ、横島が文珠に目覚めた頃に復活ですか。すでに能力は全部開花ずみで、この状態で力を100%活用できる心眼が加わるとなると・・・無茶苦茶すごいことになるじゃないっすか。新アイディアを出し続けた結果霊能力と関係ない世界に突入していった横島に+心眼ですよ?どえらいことになるな。しかも力をあげるために煩悩を推奨かい!?妄想でなく現実で!三界最強の煩悩魔神になるーーー!!
ここまで短くまとめるなら、最初からひとつでUPしてほしいと思うのですが。最初の0はいいとして、1と2はわけることなかったですよ。
それはそれとして感想です。人工幽霊、黙ってただけで忘れられてなかったんだ。でもなんとなく何考えてるかわかる気がします。心眼も言ってましたけど、美神の気持ちなんてはたから見てればばればれですよねえ?特に事務所の中は全部見えてるあいつなら、とうに気づいてることでしょう。ようするにあいつも応援してくれてる、と。
次回、すんげえ楽しみです
・・・・消しちゃってゴメンナサイ、とりあえず直そうと・・・
心眼、逆行したわけじゃありません。
横島くん、強くなってもかわらなそうじゃないっすか、なにも。
ミスしてばっかだろーなー→強くなりたいんだろーなー→でも、「自分ほど信じられんものがあるかー(本人談)→信じられるもののを復活(再構成)
と、単純に。その構想というのは知りません。
ただ、心眼逆行は天魔さんのサイトで近いものを読みますた。面白くて好きです、あれは良いものですね。
煩悩を推奨は心眼の存在意義ですね、主人の強化。
次回の予定は未定です