お口の恋人
第十二話 砂浜でやったらアソコがジャリジャリするって事を何故わからん!
それはエロだよ!
『ちゃんと洗わないとダメですよ〜』
都会の空を突然襲った謎の怪異。美神除霊事務所の一行は、その怪異が原因で騒がしい都会の雑踏を逃れ、リゾート地でおこる怪事件の調査にやって来ていた。
「あ〜 黄色い太陽が眩しいわ」
「海は広いな大きいな〜!! うおー!! 金も払わず目の保養が出来るなんて素晴らしすぎる!!」
『ぶー』
海のお約束レジャーセットを展開し、チェアに横たわって日光を浴びる美神令子。過剰に露出度を極めた水地用決戦着衣を装備し、今にもポロリとしそうなオッパイで周りの男を悩殺している。
「どうしたおキヌちゃん?」
せっせとビーチパラソルを組みたてていた横島忠夫が、いつもの巫女装束のキヌに話しかけた。
『だってだってー! 私も水着を着たいです〜 私だって昨夜の美神さんみたいに水着の隙間からヌプッとズブブっとして欲しいんです〜 月光に照らされながら波の調と共に身を任せたいんですー!! ひーん』
胸や股間を手で弄りながら空中でクルクル回るキヌ。ちょっと声が大きい。
「おいおい……」
横島でもかなり声をかけ辛いです。
「なにハレンチ極る発言を世間様に発信してるのよ! 横島クンも止めんか! いたたた、怒鳴ったら腰にきた〜 うぅ、情けない」
周りの男達がキヌの発言に目を見開いて驚く。流石に恥ずかしくて怒鳴ったのだが、行為があったのは事実でして。しかも今も腰に来るほどの。
「ほら、大人しくしてなきゃ。流石に昨日はヤり過ぎましたし、夜まで大人しくしてましょうね」
「何でアンタは平気な顔してんのよ。まったく、体ばっか丈夫になっちゃって」
昨夜、雰囲気に流されて一晩中、性交に励んでいた令子と横島。なんとなしに浜辺の散歩を二人でしていたら、他のアベックのイチャイチャ雰囲気に当てられてしまい、そのまま人気の無い岩場へ直行。気が付いたら朝日が昇ってました。
「まぁ、日々の鍛錬の賜物というか。もう貧弱な坊やとは言わせないぜ!! あぁ、なんて素敵な俺の筋肉……」
除霊の度に大量の荷物を背負ったまま走りまわり、それが終われば夜のお勤め。少し前に軍隊に投げこまれたりもした。結果、横島は肉体的に成長していたのだ。霊的な方はサッパリだが。(能動的に扱える霊能力は皆無)
「変な方向に目覚めるんじゃないわよ。はぁ、夜まで休憩しとかなきゃ」
リゾート地のホテルに毎夜徘徊する謎の怪異。その謎の解明と排除が今回、令子に与えられた依頼の内容であった。が、初日を調査と称して遊び尽くした彼女達。それを心配した雇い主は、今も令子の背後でオロオロしている。
「本当に大丈夫でしょうか?」
「あ、平気、平気♪ 結局、夜のオタクのホテルに出てきたのを祓うのが一番ってわかったし、まあお任せください。あ、夕食は七時でお願いしますね。スタミナコースは予約が必要だったかしら?」
不安そうな依頼人を笑顔で説得する。一応、最高のGSと評価されている彼女の事を信頼するしかない依頼人。因みに、夜もバッチリ新婚さん向けのスタミナコースはご予約無しでも頼めます。
『うえーん! 悲しみのフナムシ攻撃!! えーい、えーい!』
「くは! んなモン投げんな!! あ、美神さんオイル塗りますよ」
『はい、旦那様、これサラダオイルです。ひっく、これを塗ってあげてください。ひーん』
エグエグと泣きながら、キヌはからっと揚がりますよと、徳用サイズのサラダ油を横島に手渡す。あいよっと、ソレを令子に塗ろうとして鉄拳制裁を受けたりと、彼女達は楽しそうに夏の海をエンジョイしていた。
「本当に大丈夫なんかこいつ等……」
日光浴をしながら身体を休める令子をキヌに任せ、横島は海岸をぶらついていた。つい習性でナンパをしてみたのだが、案の定それは上手くいかなかった。基本の会話テクニックを習得していないのが原因である。雰囲気を悟るのに疎いというのもある。なにより―――
「やっぱ俺はこんなモンかな」
自分への不信。普通の女性にモテる事などないという思いこみが、中途半端な態度を横島にとらせてしまうのだ。もう少し強く出れば上手く行くパターンが何度もあったんだが。そもそもあれだけの美女達の心を掴んでおいて何やってんだこの男? というツッコミがきそうだ。
「でも、涙が出ちゃう…… 男の子だもん」
人気の無い岩場。そこで蟹と戯れる横島。そんな彼に接近する人影が。
「あ、あの…… お一人ですか? あの、そうでなければ困るというか、その、あの〜」
「はい?」
一人、岩場で空を見上げ、涙が零れない様にしていた横島。そんな彼に声をかけてきた一人の女性。ビキニの水着の上にシャツを羽織った、多少、童顔気味のその女性が、横島の座る隣に腰を下ろした。
「あの、はじめまして。私、ナミコといいます。貴方が沢山の女性に声をかけているのを見てたんですけど、その、私に声をかけてくれるのを待っていたら急に姿が見えなくなって、その、探したら人気のない所にいて、その、チャンすかなー! って声をかけた次第です!! というわけでお名前は!!?」
「よ、横島忠夫!! ピッチピチの17歳ッス! いやぁ、お美しい」
ナミコと名乗る女性の不自然さをまったく気にせず、彼女の手を握り締めながら横島は突然の幸福を受け入れていた。
「ふふふ、面白い人。あら、意外と逞しいのね?」
さり気なくナミコは横島の胸を撫でた。シャツの上からはわからなかい、意外に存在感ある胸筋にうっとりとしている。
「いやぁ、鍛えてますから」
「着痩せする男の人って素敵ですね。ふふふ…… ね、少し私の事話して良いかな?」
横島の胸にピットリと顔を埋めながら、ナミコは上目使いで彼に尋ねた。
「も、勿論かまわないッス!! 俺でよければなんだってやりますよ!!」
「優しいのね。すごく嬉しいわ。私ね、ずっと付き合ってた人がいたの。でも、その人って浮気ばっかりして。もう辛くって別れて来たんです」
ギュッと目を閉じて悲しみを堪える。手は何時の間にか横島の背に回っており、胸が潰れるほど強く抱きしめてきた。
「ぐが! いぎぎ! ひ、酷い男だな。そ、その、ちょっと痛いかな〜 とか」
「あ!! ごめんなさい!! 私つい、うっかりあの人への怒りが出ちゃって!! あぁ、なんて事でしょう。とりあえず人工呼吸を」
「ナイス!! って、違うだろが! むぐ」
横島の台詞を無視し、ナミコはキスを無理やりした。それは人工呼吸のソレではなく、普通に恋人同士の行うキスであった。
「んむ…… はぁ、素敵!! こんな情熱的で甘美なキスは初めて!! あぁ、ついに見付けた私の王子様…… はぁぁぁ」
急にテンションをあげ、自分のオッパイを抱きしめながらナミコは興奮に打ち震えた。なんかこのノリに覚えのある横島は、逆に冷静になってたりする。
「そりゃ良かったッス」
「ちぃ、あれで動けるなんて。流石ですね横島さん。でも、これしきの事で挫ける私じゃないですよ? ふふふ、大人の女性の身体を教えてあげますね」
あのベアハッグは横島の行動不能を狙ったと申しております。
「そーりゃないぜセニョリータ!! アンタ普通の人間じゃないな!!」
「そ、それは…… それは置いときまして。さ、寂しい女を慰めてください」
横島の能力に惹かれるのは霊能力者か妖怪の類。女限定のそれが発動してる事に気が付いた横島は、とりあえずこの場を逃げだそうとした。しかし、意外に力のあるナミコはそれを許さず、強引に横島の顔に胸を押しつけた。
「ぬあ! おっぱー!」
「あぁ、人間の肌の温もり…… 素敵です。私、本当に王子様を見つけたのね♪」
いそいそと横島の海パンをずり下げ、堅くなって来たペニスを露出させる。
「ふあぁぁぁ…… なんて素敵な! こ、これが噂に聞く殿方の……」
「くわ! もう我慢してられっか!! 俺を本気にさせた事を後悔させちゃる!!」
覚悟を決めた横島。ナミコのビキニを口で剥ぎ取り、互いの上下を逆にして押し倒す側につく。最初何が起こったかわからなかったナミコだが、すぐに甘い声を出して彼の行動を受け入れた。
「ふぇ!? そんなに胸を強く揉んだらぁ…… あふぅ」
「ぬあ! これ母乳? ナミコさんアンタ」
吸いついていた乳首から少量ではあるが母乳が染み出してきた。その事に横島は戸惑う。母乳=子供=出産? って事は?
「いえその、前の人が酷い人で…… うぅ、これ以上は聞かないでください」
「あ、ゴメン」
悲しそうに過去を拒むナミコの態度に、ついこれ以上の詮索をする自分が悪いやつに思えて言葉を止めてしまう。
「いいの…… でも、いっぱい抱きしめて! そう、その熱いソレで私を慰めて!!」
横島に見えない所でニヤっと笑った後、萎えかけてきたペニスを握りながらナミコは懇願した。
「うーん、いいのかな〜 ま、仕方ないよな」
ちょっと前に、除霊先の人妻にノリで声をかけたら、何故かヌッポリと上手い事いってしまったのだ。(モガちゃん事件)まぁ、その旦那さんに斧持って追いかけられたが。除霊の一環として浮気ではないと事を納めた後、令子とキヌに死ぬほど精子を搾り取られた。
「じゃ、後悔はさせませんよ」
岩部に寝そべっているナミコの口に、強引にペニスをねじ込む。
「むぐ!? んぐ、んぐ〜!!」
その行為に馴れていないのか、ナミコは苦しそうに声を出す。しかし、ソレを無視して横島は彼女の陰部に指をいれ、激しく出し入れしだした。少し湿っていたそこは、あっという間に愛液に塗れ、淫靡な音をたてながらナミコは快感に腰をうねらせた。
「ほら、ちゃんと舌を使って。俺のも気持ち良くしてくださいよ」
「むは! けへ、けへ、そんな〜 だってわひゃひ、ひぅ! やった事無いんで〜」
胸や陰部への愛撫を続けたまま、ナミコに口での愛撫を強要してみる。
「そのわりには咥えて離さないじゃないですか」
「だってコレ素敵過ぎなんだもの〜 あはぁぁぁ…… んむんむ」
やり方がわからないといいながら、必至で唇で吸ったり、舌で舐めまわしたりとしている。先っちょからじわっと溢れ出る液を、彼女は嬉しそうに舐めていた。
「淡白な相手だったんかな?」
摘む度にピュウっと母乳が飛び出す乳首を愛撫しながら、この男はそんな事を考えていた。ってか、考えが口に出てるし。
「んむ! ぐむぅ! んんん!! ゴキュ、ゴキュ」
しかも彼女の口に出してるし。口いっぱいに射精された精子を、ナミコは涙目で飲みこんでいた。その味に脳が麻痺するような快感を味わっている。
「もっと…… 横島さんのミルクもっと〜」
射精を終えた後のペニスを咥えこんで離さない。竿に残った精子まで、チュウっと吸上げていた。
「ほら、次はコッチですよ」
ナミコを一度立たせ、岩場に手をつかせて後からペニスを挿入した。
「いぎ! う、あががが、うぐぅ、ちょ、ちょっと、あう!」
まるで初めてペニスを受け入れたような反応をナミコは示す。ペニスは何も抵抗を感じずにその膣内に埋まっていくのだが。
「くひ! くひぃ! あう! あうぅぅ! こ、これが性交なのね…… 凄いわぁぁ」
痛みと苦しみに歪めていた顔が、次第に熱をもった愉悦の笑みに変わって行く。肉壁のの抵抗は最初からなかった。そこがさらに汁気を増し、ニュニュっと内部を荒らすペニスを絞めて受け入れる。
「な、なんか急に感度が上がったッスね。いや、良いんですけど」
「だって〜 こんなに気持ちがいいなんてー!! うはぁぁ、はひぃ!!」
よだれを拭おうともせず、快感に歪んだ顔で嬌声をあげる。最初に見せた清楚な雰囲気はそこに無く、今はひたすら肉欲を満たすのに必至な女がいた。自分から横島の動きに合わせて腰を振り、何度も快感を訴える声をあげた。
「く、なんかどんどん気持ち良さが凄くなってくような…… 射精しますよ」
「ええ!! 早く! 早く射精して〜!! くぅ、あ!! ああああぁぁ〜♪」
ドクドクとナミコの膣内に精液が流れこむ。その予想もしなかった熱い奔流に、体が焼けるような衝撃をうける。彼女は一瞬気を失い、再度膣内に流れる精液の熱ですぐに目を覚ました。
「凄いです…… はぅ」
彼女の目から嬉し涙が零れる。それは地面に届く前に白い結晶へと化して転がった。
「人魚!?」
「はい。実は私人魚なんです。任侠と書いてにんぎょです…… すいませんパクリました」
今、ナミコの下半身は魚のそれになっている。三回戦目に入ろうとした頃、波の高さが変わったせいか、二人にそれがザバーンとかかった。たいした事無い物であったが、横島の足元でピチピチ跳ねるナミコには凄く驚いた。
「人魚ってあの王子様に会うために薬の力でなんかしちゃったとかの?」
「はい。確かカウパー線のお話でしたね? 素敵」
「違うわ!!」
カウパー氏は関係ありません。
「では前立腺でしたっけ?」
「アンデルセンだ!! あの再生者として有名ななんとか判事の!!」
間違ってます。
「あぁ、あの人魚の肉を食べて不老再生の力を手にした。なんて恐ろしい…… 横島さん、私怖い!!」
えいめん
「じゃあ、ナミコさんも王子様とやらに恋をしてドラッグ極めて海の泡?」
「そんな海魔女なんかの力は既にローテクですよ。2足歩行薬なら近所のスーパーで買えちゃいます」
人魚のスーパーなら魚介類が新鮮そうですね。
「そうッスか。で、そんな人がなんで俺なんかと?」
「あら、ちゃんと言ったじゃないですか。浮気な男に愛想を尽かしてたって。そんな時に理想の王子様に出会えるんだから幸運です。その、凄く気持ち良かったです。驚きました。コレなら昔の人魚が薬で体をダメにしても、男に走って地上に出るはずです。泡の国にいっちゃうんですよね? お話の最後って」
人魚の性交は魚に近い。つまり、女性が卵を生んで、男性がそれに精子をかける。その際に女性には快感など無く、男性だけ射精感に打ち震える。そのくせ、男性は、いや、彼女の男は複数の女性の卵に射精を行うのだ。
「なんだかなー」
そしてあろう事か、その男は他の海洋女性妖怪にまで手を出しているのだ。と、ナミコは語った。やはり卵に精子かけてんだろうか?
「つまりです。処女膜なんて無くても、私の初めては全部横島さんに捧げちゃいました♪ あぁ、幸せでした〜 精液を飲むなんて思いもしませんでしたし。あぁ、思い出しただけでキュンと身体が……」
恐らく卵が出るであろう場所をおさえながら頬を染める。そんなナミコの今後の対処に横島は悩んでいた。つまりこの女は人妻だ。そう、淫乱人妻、見知らぬ男と浜辺で処女喪失ってな感じなのだ。
「俺は洗濯屋のタダちゃんか!! 人生はトラップばかりや」
「頑張れ男の子!! うふふ。あのね、私あそこのホテルに部屋をとってるの。211室よ。だから今夜…… ね? もっとお話もしたいし。それ以上の事も…… 楽しみにしてるわ」
横島の返事も聞かず、ナミコは海に飛び込んで消えてしまった。2足歩行薬を買いにスーパーに向かったのだ。彼女を無視して何事も無かった事にする。横島は一瞬そう考える。しかし、彼女の示したホテルこそ、彼の雇い主の依頼先のホテルだったりするのだ。
「ど、どないしよ」
自分の行為が浮気である気がして、ある女性(何故か複数)の鬼相が脳裏に過る横島であった。
おキヌ黙示録
朝五時。ベッドの上で目を覚ます。令子の所有するキングサイズのベッド。横島が真中で、その左右に令子とキヌが寝ている。たまに、キヌを押しのけて氷雅が乱入してくる事もある。
『おはようございます。あなた』
まだ眠っている横島に軽く唇を合わせる。それを数度繰り返し、我慢できなくなって舌を口に入れ、濃厚なヴェーゼをブチュッと極める。
『至福の時です〜』
これ以上は横島を起してしまうので我慢。台所に向かい、朝食の準備をする。令子は朝が苦手な為、朝食はキヌが一任されていた。白米に味噌汁。季節の野菜の漬物に焼き魚。昨晩から味を染みこませておいたサトイモなどの煮物。
『ん〜ん、ん〜ん、んんんんんん〜♪』
鼻歌を歌いながら煮干で味噌汁の出汁をとる。調味料や食材にお金をケチらないので、時間さえあれば市販の出汁などは使用しない。
『御飯が炊けましたー』
鍋で炊いた御飯をひつに移し、食器の準備を始める。それらをテーブルに並べた後、まだ寝ている主人の元を訪れる。
「んにゃ〜 もっと〜」
「むにゃ、よっしゃよっしゃ〜」
そこには寝ぼけて抱き合う令子と横島の姿が。この二人、寝る時は裸なので、柔らかく大きい令子の胸にモロに横島が埋まっている。
『い、いひ! もう、美神さんは寝相が悪いんだから。てりゃ!』
「くぱ!」
強引に令子を引き剥がし、彼女に布団をかぶせる。かけ布団を奪われた横島だが、室内は適温に温度調整されているため、寒い事はない。
『エジプト伝来女体布団ですよ〜』
裸体モードになったキヌが、横島の上に覆い被さる。彼の胸に何度も顔をスリスリとすりよせた後、自分の乳首を横島のそれに擦ってみたりとやりたい放題している。朝の元気現象でおったってるペニスに陰裂を擦り付け、ヌルヌルとその割れ目でこすりつける。
『ひゃう! はぅぅ! 入っちゃいますぅぅ! 旦那様のおチンチンが入っちゃいますよー!!』
微妙な腰の動きで横島のペニスを膣内に導く。
「朝から盛るな!!」
『きゃん!』
流石にキヌの声で目を覚ました令子が、霊符を束ねたハリセンでキヌのお尻を叩く。
「まったく、朝から暴走してんじゃないわよ」
『あ! あ、あぅぅ、美神さんが急に叩くから〜 お尻に入っちゃいましたよー まぁ、これはこれで』
狙いが狂い、ニュルっと滑ったペニスは、キヌの菊門にヌッポリと挿入されていました。
『あぅぅ、でも私は前の方が好きですよ〜 んん!、んあ!』
「腰振ってよがっておいて何言うかー!!」
『あ、朝食の準備が出来てますよ〜 あうぅ、はあああ!!』
自らの胸を揉みながら、横島の上に跨って腰を振るキヌ。結局、ムラムラとこみ上げる衝動に負けた令子も参加し、彼女達が朝食にありつくにはもう少し時間が必要だった。
朝八時。令子たちが御飯を食べた後の片づけをする。令子や横島は、新聞やテレビで朝の情報を集めている。
『て〜けて〜け てけてけてん♪』
裸の上にエプロン。知人の伝手で手にいれたこのエプロンを、裸体状態で着る。令子がいないときは、辛抱堪らなくなった横島が飛びかかってくる素敵な装備品だ。フリフリと動くキヌのお尻に、ついつい目が行ってしまう横島のスネを令子が蹴る。
「痛いッス!!」
「このアホが」
十時。事務所にて書類整理。令子と横島の机は横に並んでおり、二人とも忙しそうに書類をまとめている。キヌも何か手伝いたいのだが、お茶くみやコピー、電話の受け付けといった雑用しか仕事をまわされない。
『あ、ジルオールのリメイクが出るんだ〜 わーい』
ソファーで雑誌を読みながら、令子たちの指示が来るのを待つ。なんとなく横島を見てみると、わからない所があるのか、真剣な顔で悩んでいる。しばらくし、自分なりの答えが見つかったのか、彼の動きが進む。出来あがったデータを令子に見せ、彼女は少しの間黙りこむ。
「ん、上出来」
良い評価が出たらしい。横島が嬉しそうにしている。その姿を見ているとキヌも一緒に嬉しくなる。が、その後に行われたご褒美のキスにムッとしてしまう。
『わー エースコンバット用の操縦桿がリメイクですかー へー』
雑誌を読みながら、キヌはそーっと横島に近づく。するっと障害物を透過し、彼の机の下に現れる。
『へー 疲れた愛する人には粘膜接触による治癒行為が最適なんだー』
何所にも書いていない情報を棒読みで呟きながら、神速の技で横島のチャックからペニスを取りだす。それを舌でなんおも舐めた後、パクッと口に咥えてしゃぶった。
『ん〜 んむ あむあむ。ちゅぷ、んぐー んぐんぐ』
舌で丁寧、丹念にペニスを愛撫し、喉の深い所でも受けとめる。
「なーにしてるかな〜?」
『ふぁれふぁ!』
気が付いたら、令子が机の下を覗き込んでいた。チュパチュパと音をたてまくっていたのが見つかった原因ですね。因みに、キヌが言ったのは『ばれた!』 です。
「そりゃ気づくわ! まったく、ちゃんとヒーリングしてるんでしょうね」
『あむあむ』
ペニスを咥えたまま、令子の問いに首を振って答える。意味はイエス。
「実際、疲労が回復してますし、責めないでやってください」
「わかってるわよ。もぅ、おキヌちゃんには甘いんだから」
至福の表情を浮かべながら横島がキヌを庇う。
『んむ〜♪』
キヌは優しく頭を撫でられ、歓喜の笑みを浮かべる。ジュルジュルと涎の音をたてながら、彼女は激しく頭を上下に動かした。
「次は私も宜しくね。肩が痛くて痛くて」
巨乳特有の肩こりを令子は訴える。キヌのヒーリングは接触を条件としているので、肩揉みを受けながらのヒーリングをたまにしてもらっているのだ。
『ふぁーむ。んぐぐ! んぐんぐんぐ! んむ!! んんん!! んぐ、んぐ』
令子に返事をしようとしたとき、キヌの口の中に大量の精子が放出された。それは凄い量の射精なのだが、それに馴れているキヌは、上手にそれを喉に通していく。ゴキュゴキュと喉を鳴らしながら、幸せそうにそれを飲み込んで行った。
「ぶー」
その様子を令子がつまらなそうにじっと見ている。もう次は自分の番と決めているが、羨ましいのは仕方がない。
『けぷ! へろへろ〜 えへへ〜』
高濃度の霊気にあてられ、酔った状態になっている。キヌはこの高揚感が大好きだった。その状態でも、横島の精子を一滴でも逃すかと、真剣にペニスをジュブブっと吸引する。
『しゃーわせです〜』
朦朧とした状態で、キヌは令子の元に壁抜けして現れた。当然机の下である。
「ちょっと、なんてとこに出るのよ」
『約束は守りますよ〜 ちゅぷ』
「ひゃうぅ! 違う! そうじゃないのよー あぁぁぁ」
何を勘違いしたのか、令子のスカートに頭を突っ込み、素敵ショーツのチャックを下ろし、ネトネト状態の陰部を露出させてそこを舐めだした。
『むふぅ〜 私と旦那様の口淫を見てこんなに濡らしちゃって〜 美神さんは淫乱ですねえぇ』
「ひゃう! ちが、違うもん!! くふぅ、やぁ、そんなとこ噛んじゃダメェェ」
包皮を剥いた陰核をこりこりと噛みながら、キヌは十分に濡れた指を令子のお尻に挿入させ、腸内を掻き回した。
「らめ! そっちはらめぇ! あぅぅ! 助けて忠夫クン〜!! げ!!」
「うん、良い表情ですよ令子さん! ささ、もっとカメラ目線で」
キヌと令子の痴態を、何時の間にかビデオにおさめる横島に、呆れて良いのか、怒鳴って良いのかと令子は混乱してしまう。
「もう! 良いから混ざれ!! んむ!」
キヌに下半身を責められながら、横島の腰にしがみつき、ペニスをパクッと咥えた。
『あれれ、午前中だけでページが終わっちゃった』
夜、今日の出来事を日記につけるキヌ。
『ま、いいか。今日も素敵な一日でした。明日はもっと素敵な一日だと良いですね、アナタ♪』
日記帳を閉じ、自分の横で眠る横島に優しく唇を重ねる。何度か彼の唇を吸った後、我慢できずに―――
湘南の海も随分と変わりました(挨拶)
ども、アマドです。なんかまた台風が発生してるそうですね。怖いな〜 さて夏の海編です。結構あっさり終わります。たまには本編のような展開もいいかなーとか。と、言いつつ次回変なキャラが登場。
今更ですが、夏子の宝捜し話。元ネタっていうか、世界設定は九龍妖魔學園紀(機種PS2、発売元アトラス、開発シャウト)のものです。レリックドーンとかHANTとか。ジュヴナイ〜ルな奇作です。あ、ゲモゲモは私の創作ですけどね。