▽レス始▼レス末
「Legend of Devil vol.1 Opportunity その3(GS)」鱧天 (2004.10.16 23:24/2004.10.17 00:23)
 「あれは絶対何か隠してるわ! きっとママは知ってるんだろうけど・・・・・・・・・しばらくは適当に泳がせて絶対に尻尾を掴んでやるわ!!! ふふふふふふふふふふふ」

Legend of Devil vol.1 Opportunity その3

 「そこで横島さんには修行をしてもらいます」
 「なるほどそれで俺の出番となるわけだ」
 小竜姫の言葉に雪之丞が続いた。
 「えぇ、まぁそうなんですが・・・・・・・・・横島さん貴方にGSとして独立することを進めます。 あの環境ではこれ以上の急速な成長は望めません。 精神的成長も考えると独立することが一番の近道です」
 「なるほどそれを俺に手伝えってのか」
 「はい、そうです」
 雪之丞の言葉に即答する小竜姫。
 「ま、まって下さいよ。 いきなり独立なんていわれても手続きも必要だし、それにそんな金無いっスよ!」
 「それは大丈夫です。 私がスポンサーとして動きますし、オフィスの方も先日ビルを買い取って改装工事中です」
 横島の言葉に対し小竜姫は淡々と現状報告した。横島の了解も取らずに進める辺りがさすが小竜姫と言ったところだろうか。しかし誰でも安易に横島の答えは想像できた。横島はルシオラの為ならばどんなことでも出来てしまう男なのだ。
 「・・・・・・・・・俺、独立します」
 「うむ、それが良かろうて」
 斉天大聖が相槌をうつ。
 「待ってろよ〜ルシオラ〜例え魔族になっても必ず復活させちゃる!!
 「ちょっと妬けるわね
 小竜姫のそれは小さすぎて誰にも聞こえなかった。
 
 んで現在・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「という訳なんスよ」
 上手く”魔族化”の所を省き、ルシオラ復活の為という名目の修行がしたいからという独立の理由述べた。
 美神とおキヌは驚愕した。シロタマはルシオラの話を聞いたことがないためにいまいちよく分かっていなかった。
 (ルシオラさんが復活・・・・・・・・・私じゃどうにもならないや、横島さん私悔しいです。 どんなに頑張っても貴方の一番になれないんですね)
 こんなおキヌの考えなど横島は知るよしもない。
 (ルシオラか、横島くんが真剣になるのも分かるわね。 でも小竜姫の言葉は気に入らないわね、”あの環境では”って何よ! 私が横島くんの成長を邪魔してるみたいじゃない! でもたしかに精神的な成長はここでは無理ね・・・・・・・・・にしても横島くんも横島くんよ! ルシオラのこととなると急に真面目になるんだから! 少しは私に対してだって)
 「ってそんなんじゃないんだってば!!
 「み、美神さん? 俺なんか変なこといいました?」
 横島の声で我に返った美神は慌てて誤魔化す。
 「え、違うの違うの! こっちの話し(汗)・・・・・・・・・うおっほん! 横島くん独立の話し考えても良いわよ」
 「「「美神さん!!?」」」
 おキヌ、シロそしてタマモが叫ぶ。
 「ほ、ホントっすか!?」
 「ええ、ただし条件があるわ! 1週間に一度文殊2つを納めること!」
 「え? そ、それだけっスか?」
 「そう、それだけよ」
 意外な言葉に呆気にとられてしまった横島だったが、すぐ我に返った。週に一度文殊を2つ、現在一週間ごとに6〜7個の文殊を造り出している横島にしてみればこの上なく楽な取引だった。
 「あ、有り難うございます美神さん!!」
 「じゃぁこれに記入して。 プロGSとしての申請用紙よ。 後はこっちでやって置くから」
 横島は渡された用紙に必要事項を記入し、美神に手渡した。
 「そうね再来週にはプロのGSとして個人活動出来るようになるわ、あと今日は何もないからあがってちょうだい」
 「は、はい!!どうもっス!!」
 横島はそう言うとそのまま部屋を出ていった。
 「ちょっと美神さん!! なんで独立に許可出しちゃったんですか!!?」
 「そうでござるよ! 先生と散歩に行けなくなるでござるよ〜!!」
 おキヌとシロが美神に詰め寄ってきた。美神はそれを宥めるように話し始めた。
 「ちょ、ちょっと落ち着きなさいよ、あんた達は〜! いい? 横島くんのあの顔、妙に真面目すぎるのよね。 あれは絶対なんか隠してるわ! きっとママは知ってるんだろうけど・・・・・・・・・しばらくは適当に泳がせて絶対に尻尾を掴んでやるわ!!! ふふふふふふふふふふふ」
 不適な笑みにおキヌ、シロ、タマモの3人は背筋に冷たいものを感じた。
 「この女は敵に回しちゃダメね」
 タマモの言葉に2人は首を縦に振った。


続く



あとがき
 どうも初めまして鱧天(はもてん)と申します。鱧の天麩羅大好き人間です。
 今回の Legend of Devil vol.1 Opportunityはいかがでしたか?お恥ずかしながらこのLegend of Devil は鱧天の処女作品であります。出来るだけ多くの人に楽しく読んで頂けたら幸いです。
 この Opportunity(きっかけ)は横島くんが独立するきっかけを書いたものです。つまりは Legend of Devil の大まかな設定話であります。
 次回は Inauguration(発足)に進みたいと思います。しかし、今回は終わってみれば教育実習2日前いったい何をやってるんだろう・・・?次のお話しの投稿は遅れそうですが、今後ともよろしくお願いします。

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△記事頭
  1. [1週間に一度文殊2つを納めること!」ですと?
    原作は詳しく読んでいませんが、他のSSなどから推測するとこれは彼の文珠精製速度の限界に近いのでは?
    確か”数日に一個”だったはず。
    月面で消費して大気圏再突入前でようやく一個間に合わせたエピソードもありました。
    十分に暴利の気がしますが・・・。

    sirius(2004.10.16 23:39)】
  2. 横島のルシオラを取り込んだことによるパワーアップは数日で消えるとルシオラ(の残留思念)が言ってましたが、ここでは全然消えないどころかさらにパワーアップしたって感じですね。
    それで弊害も出てるけど、成長しだいでは復活させることもできそう。リスクとチャンスは表裏一体ってことですか。
    魔族化は隠したってことは横島が危機ってのも伝えてないんですね。あくまで成長のためであると。間違ってはいないし感づかれてますから、まあ気が楽ですか。
    プロローグが終わりましたけど、特に問題はなく(三年もあるし)むしろ今後が楽しみです。ほとんどない「美神が認めた上での」独立ってのも面白そうです。教育実習とか大変でしょうが、ぜひ続きをがんばってください。
    九尾(2004.10.17 00:22/2004.10.17 09:09)】
  3. 1週間に2個の文珠って…汗
    上納を求めるってホントやくざチックですねw
    R/Y(2004.10.17 02:17)】
  4. それ独立言わないし、なにより美神自身が一人立ちできてない。
    繋がりを持ちたいんだったらせめて、後任の助手が一人前になるまで一週間に一度手伝いにくるとかその程度に。
    そこで文珠を要求しちゃったら世間一般のアンチ美神が書く物と一緒になっちゃう。
    通りすがり(2004.10.17 05:52)】
  5. 一週間に2個‥今以上に犯罪犯す気か‥。
    (2004.10.17 08:24)】
  6. 一週間に二個の文珠はただ単に横島に会いたい口実って気がしました。
    文珠は貴重ですから、必ず横島本人が事務所に訪れ美神さんに手渡す。
    そうすれば一週間に一度は会えますからね。
    その文珠も使わずに取っておきそうです。
    ろろた(2004.10.17 09:27)】

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