お口の恋人
第七話 ヨコタマってあれ? 金タマがポロっと横から目視できる現象
「ぎゃおー!」
度粉園女学院に現れる悪霊を退治しに、我等が美神令子とその仲間達がやってきていました。しかし、挙動不審な横島に事情を説明させた時、その内容に令子ちんはブチ切れ金剛でした。重機バトル?
「話したら少し落ちつきました。考え様によっちゃ凄い体験したんですよね。あの娘達全員を抱いたんだし役得と思わんと。しかし、しばらくあの辺りに近寄れないな」
『絶対近づいたらダメですよ! いくら横島さんが絶倫でも限度があります! で、その〜 お話を聞いてたらなんかムラムラ〜 というかその〜 あ! そうだ治療の続きをしなくてはいけないんですよ! さ、旦那様、患部を診せてくださいな』
色んな所をウズウズさせながら、キヌが横島の衣服を剥ぐ。
「ちょっと! 待てや!」
「あ、横島クン、私ちょっと用があるからそこで待っててね。おキヌちゃんも程々に」
『がってんです!』
今、令子の背には鬼の形相が浮んでいるのあろう。そんな感じの雰囲気でした。
「程々ってアンタ! こんな女子校でそんな! ってもう脱がされてるし!」
『やっぱり〜 自分のえっちな話で興奮してるじゃないですか〜 ダメですよ安静にしてないと。では触診します♪ あむ』
「触診って口でするもんじゃないだろ! はぁ、ひゃっこくて気持ちえぇ」
自分で話しをするうちに、昨日の痴態が物凄いものだと改めて思いだし、勝手にペニスは勃起していた。確かにこんな状況で女子校の校内を探索することなど出来ない。令子もそれをわかっていたのでキヌに一任したのだ。自分は冷静でいられなかったから、という事もある。嫉妬で横島を傷つけたくなかったのが一番の理由だ。
『ちちー? しり! ふともも〜?』
その様子を実はこっそりと悪霊が見学していた。令子がいればすぐにその存在に気が付いたであろう。が、今ここにはミコミコナースなキヌと愛撫に悶える少年しかいなかったのだ。悪霊は目の前の淫靡な状況に困惑していた。あぁ、自分の行為はなんと幼いものだったのか、と。
『はむ、んむんむ。ひむ! ん、んん〜♪』
横島のペニスを幸せそうに愛撫するキヌ。そのキヌの胸を服の上から激しく揉む横島。服の上からでも乳首の先端を指で摘みながら愛撫する。自分がちちを揉んだら女は嫌がって逃げるのに、あの男がやるとどうして喜ばれるのだろう? と、悪霊は真剣に悩んでいた。
「おキヌちゃんは胸が弱いな」
『んむ〜♪ ひゃっふぇ、ごふゅふぃんふぁまふぁ〜』
咥えたまま喋る癖があるキヌ。当然なに言ってるかわからない。しかし、その様子から彼女は嫌がっておらず、むしろ喜んでいる事は理解できる。そう、悪霊には理解できたのだ。
『ちちー! しりー!!』
つまり自分の行為は甘すぎた。もっと濃厚なスキンシップが必要だったのだ。そう悪霊は悟ったのだった。ってマジですか?
「おキヌちゃんって何所でこの手の知識覚えてんの?」
『ふふぇ?』
いわゆるシックスナインの形で互いの陰部を舐めあっていた二人。最近服を脱ぐ技術を身につけたキヌ。どうやら力をこめると全裸モードなれるらしい。まぁ、キヌとしては脱がされる喜びが味わえないのが不満だそうだが。
『ちゅぷ、え、えっと、他の幽霊の方とかいんたーねっととかです。あのですね、ねっとの中に幽霊とか妖怪さんとかのねっとわーくがあるんですよ。あ、秘密ですよ? 旦那様だから話たんですからね』
「へぇ、幽霊、妖怪のネットワークね。って、そんなんがエロチャットしてんのか!」
『そうなんですよ。日本全国にそういった拠点があるそうです。その拠点ごとにほーむぺーじを持ってるんですよ。あ、これも秘密ですよ。で、その、そろそろ続きを』
「あ、ゴメンな。んむ」
途中で止められた愛撫をキヌが腰を振ってねだる。横になってる横島の頭上にあるキヌの濡れた陰裂に改めて舌をねじ込んだ。
『ひゃひ! ふふぇ! ひぃぃ♪ 凄いですぅぅぅ』
ペニスを顔で撫でながらキヌが喜び喘ぐ。自分の冷たい身体に横島の体温を感じるのがとても大好きなのだ。接吻も好き、口に含むのも好き。
『ひゃぷ! んぐ、んぐ! あ、あの、もうそろそろ〜』
しばらく互いの性器を唾液で濡らした後、我慢の限界に近づいていたキヌが羞恥心を抑えて挿入をねだった。
「ああ、じゃ、いくよ」
『はい♪』
キヌは横島の抱きしめ、その温もりを一番あじわえる正常位が大好きだった。
『んあ! あうぅ、あぅぅぅ!! 温かい! 温かいですぅ♪』
初めてのときもすんなり横島を受け入れたキヌ。確かに幽霊の処女膜を破るというのもおかしな話だ。つまり彼女は初物の苦しみを知らずに快感をあじわえたのだ。令子のアナルプレイも真似したのだが、なにも問題なく出来た。その事に令子がとても悔しがっていたり。
「おキヌちゃんの膣内って冷たいけどさ、別の温かさがあるよな」
『旦那様のお陰ですぅ! はう! ひゃあ! はひ、はひぃ』
力強く横島の背中を抱きしめる。心の中では横島の事を夫を意味するあなたと呼んでいたりする。口に出さない辺りはまた強かです。
『うくぅ! 凄いですぅ…… 私の中に旦那様が溢れてますよ』
数度目の射精を体内で堪能しながらギュッと横島を抱きしめる。しばらく離す気はない。令子さえ居なければとはよく思う。しかし、今の環境も幸せではあり、ずっとこんな状況が続く事をキヌは願っていた。
『ずっと一緒ですよ、あ・な・た♪』
一通りの行為を終え、のんびりしながらキヌが用意したお茶を啜っていた横島。何時までたっても戻ってこない令子を待ちながら、彼は自分に出来ることはないかと考えていた。
「なぁ、先に聞き込みとかしといた方がいいんじゃないかな? そんくらいせんと助手として問題あるし」
『でも〜 女子校を男の人が歩いてたら拙いって美神さんが言ってましたよ? 特に旦那様一人で歩かせるなんて、狼の群れに肉片を投げるようなものだって』
「う〜む、その評価はなんか納得しかねるような」
普通なら『羊の群れに狼』のはずだ。しかし、令子には違った。彼女には横島に近づく女は全て餓狼に等しかったのだ。前もって令子はキヌにそう言い含め、彼が被害にあわない様に見張りを言渡されていたのだ。報酬は先ほどの奉仕を認めること。
『あ、でも〜 私に良い考えがあるんです! 横島さんが男の人だとばれない様にすれば良いんですよ♪』
「んな事出来るか!」
少しでも令子の役に立ちたいのだが、今回は場所が悪すぎたと横島は諦めようとしていた。しかし、そんな彼にキヌは素敵なアイデアを提案したのだ。
『じゃ〜ん! せーらー服です。これを着てお化粧すれば誰も旦那様が男の方と思いません! もし気がついても、女装した殿方に近づく女子高生はいないと美神さんもこの考えに賛成してくれました。じゃ、着替えましょう』
「って、計画的犯行! 流石に女子校で女装なんて俺でもできんわ! こら! やめろ!」
『嫌で〜す』
なら何所なら女装が出来るんだろう? 服を脱がすのならお手の物。そんなキヌがちゃちゃっと横島の衣服を剥ぎ、用意されたセーラー服を装着させていった。
『うぷぷ! か、可愛いですよ旦那様』
「じゃかましいわ!」
無理やりではあるが、薄く綺麗に化粧までさせられた横島。そのせいもあり、彼の姿は決して面妖な物ではなかった。が、最近は力仕事と成長期のお陰で体格が良くなっていた事もあり、肩幅は広く、腕や足も筋肉がガッシリとしている。結果、彼の姿は体育会系マッチョ女といった風体となっていた。美人ではないが吐き気をもよおすほど不細工ではない。何所かに居そうなちょっと厳つい女。そんな感じであった。
『でも旦那様って肌は綺麗なんですね。化粧のノリが良くて驚きました』
「多分ヒーリングや霊力共有の作用じゃないか? よくわからんけど」
横島の霊力はここ最近、急激に成長していた。理由の一つに女性との性交が挙げられよう。令子との霊力共有は彼のポテンシャルを著しく上昇させ、キヌとのそれは、高度な霊的な存在との共有による魂の励起効果を横島に与えていた。特にキヌはなんちゃってでも地脈に長期間繋がっていたのだ。本当は彼女は神霊とも言える存在である。いや、あった。
『そう言えば気がついてますか? 今日の旦那様って凄く霊力が向上してるんですよ。なんか色んな力を吸収したみたいな強い力を感じます』
「そうなの? 自分じゃなにも感じんけど」
まさか自分が霊力を持った女性と交われば交わるほど色々強くなる。そんな体質などと気がつく事もない横島だった。先日のバスの行為で横島の身体と魂は色々なタイプの霊気、霊能力を学習していたのだ。これが霊力共有の真の力である。
『もう王者の貫禄ってのが私のゴニョゴニョにジンジン感じます! あぁ、私は三国一の幸せものですね〜』
つまりは裏設定の大放出である。このお話はギャグエロなので、まぁそんなんになってるんだ〜 といった程度の認識でお楽しみください。
「あ〜 もしもしオバ様? お久しぶりです美神令子です」
職員室にある電話を使い、横島を襲ったと思われる人物に令子は連絡を取っていた。
『あらあら〜 令子ちゃんが電話をくれるなんて珍しいわね〜』
六道女学院の理事長、六道鈴音。令子の考えでは今回の黒幕と思われる人物である。令子も所属するGS協会に大きな影響力を持つ名家の人間で、六道家の現当主でもある。
「単刀直入に申します。オバ様、貴方私の助手に手をだしませんでしたか」
『う〜ん、え〜と〜 その〜 ごめんね? てへ』
「てへじゃない! 一体なにを考えてるんですか! あんなに酷く衰弱させる様な事して! もし彼に何かあったらどうしてくれるんですか!!」
『え〜 ちゃんと色々考えてたのよ〜 治癒能力のある娘も待機させてたし〜 ショウトラちゃんも冥子から預かってたし〜』
「そういう問題じゃない! 今は元気なったから良いものを! これで彼に何かあったら絶対に許さないから!」
経済界、GS協会に力を持つ六道家に宣戦布告を行ったのである。それほど令子の怒りは凄いものだった。
『え〜ん! 本当にごめんなさ〜い! でもね、でもね、令子ちゃんももっと自分の事を把握しておくべきだったのよ〜』
「なんの事ですか!?」
横島を助手にし、その能力で活動を活発にしていた令子。以前からその能力はGSの世界で注目を集めていたが、最近の彼女の活躍は凄まじいものだったのだ。どのGSも投げ出すような強力なゴーストをも倒す手腕。一日に何件も仕事をこなす行動力。そんな彼女の秘密を探りたいという者が現れるのも不思議ではなかった。
『私もすごい心配してたのよ〜 令子ちゃんの事だからいけない力に手をだしたとかはないと思ってたんだけど〜』
それとは別の方向で、令子についてある話題が持ちあがっていた。彼女が男を作ったらしい、と。しかも大層な溺愛っぷりで。良い恋愛をしてるのか、最近は性格が丸くなったとさえ言われていたのだ。
「あ、え? ちょっと横島クンは助手よ!? そんな変な風に憶測をたてないでよ」
『でもでも〜 令子ちゃんが変わったのと横島君が助手になった時期が一緒だとどうしてもね〜 でね〜 噂を聞いたうちの生徒も〜 その真相を確めるってちょっと暴走しちゃって〜』
六道女学院の女生徒に、憧れの人間として令子は人気が高かった。そんな彼女に男ができたという噂は少女達にはショッキングな事件であり、その不埒な男を成敗しようという動きがあったのだ。
「なんて馬鹿な事を!」
『本当よね〜 でもね、そこから話がおかしくなっちゃって〜』
令子の男を確認しに行った女生徒の様子がおかしい。顔を赤らめ、呆け、時折溜息をつきながら物思いに耽る。まるで恋に落ちた様な症状を見せていたのだ。
「あ、アホー!」
『気が付いたらクラス全員がそんな感じになっちゃった所もあって〜 流石に私も興味が出てきてね〜 ちょ〜っとだけ色々やって彼に直接会ってみたんだけど…… はぁ、オバさん彼の子供なら産んでも良いかな〜』
「私の男に手を出すなや!」
六道が何所まで真実を話しているかはわからない。しかし、このオバさんが本気で横島に気があるのだけは理解できた。
『やっぱり令子ちゃんの良い人なんだ〜 うふふ〜 羨ましいな〜』
「んな!!」
六道の話が何所まで本当かはともかく、彼女は令子の口から聞きたかった台詞を言わせる事に成功した。
『そういえばね〜 横島君の忘れものを私が預かってるのよ〜 良かったらウチの学校にあるから取りに来るように伝えてくれないかしら〜?』
窓を破って脱出というアクロバティックな脱出劇を行った横島。当然、彼の買物袋はバスに置き去りにされていたのだ。それを六道が回収したというのだ。
「わざわざすいません。ちゃんと私が取りに行きますので宜しくお願いします」
『あら〜 一緒に来てくれるのね〜 オバさんうれしいわ〜』
「いえ、彼は安静の身です。どこかの誰かの仕業でですけど。今から行って宜しいでしょうか」
『楽しみに待ってるわ〜 それにしても残念ね〜 横島君に会いたいって娘もいっぱい居るのに〜』
「がるるるるる!!」
何所まで本気かわからない六道に苛々がつのる令子。とりあえず電話を切り、つい勢いでこれから行くなんて言ってしまった事に気が付き、反省した。今現在、彼女は除霊の為に仕事中だったのだ。
「ま、すぐに戻ってくれば良いでしょ。長居する気もないし」
反省しながらもそう思い直す事によって冷静さを取り戻すよう令子は努めていた。そして、その事を横島等に伝える為に借りていた教室に戻ると―――
「あ、美神さんおかえんなさい」
『見て見て美神さん! 可愛いでしょ』
「ぶふー!!」
女装した横島が待っていました。
『これなら男性とばれずに学校を歩けますし、聞き込みもできますね』
「あ、あのねぇ。そんな男の声で聞き込みしたらモロバレでしょう! もう、それはこれを使ってから着るの!」
横島の女装はキヌの化粧の技術によりそれっぽく成功していた。しかし、声代わりを終えた横島のベジータ声は男性のソレであり、とても誤魔化せようもない。勿論、横島の女装を承諾したのは令子であり、その辺にたいする準備もぬかりはなかった。
「じゃじゃーん! エクトプラズムスーツ!」
『えくとぷらずむすーつ?』
「これはね、霊力の布地を身体に纏わせて顔や体格、性別まで変える事が出きる物なの」
『わ〜 すごいです美神さん』
なんかの子供番組のような説明をする令子と、それを素直に感心して聞くキヌ。
「どうしてそこまで女装をさせたがるんスか!?」
「勿論、ぶを弁えない雌ガキ対策…… 冗談よ、これを着ればね、横島クンのフェロモン能力を防げると思って。この学校に潜在的に霊能力をもった女の子がいても大丈夫って訳よ。勿論、女子校なんだから女の姿をとるのは当たり前ね」
「な、なるほど」
横島から発散される霊気は、霊能力を持った女性を惹き付けるものである。これ以上ライバルを増やさないため、令子はなんだってするつもりだ。
「さ、とりあえず服を脱ぎなさい。これは地肌の上から身につけるものなんだから」
「うっス。はぁ、なんだかなー」
言われるが侭にセーラー服を脱ぐ。下着まで女性のものを着させられていたのでかなり変態チックだった。ブラジャーも装備している。
「アンタも好きねー」
「これは無理やり着せられたんじゃあ!!」
『えへへ♪』
可愛らしく笑って誤魔化すキヌ。
「変な癖つけるんじゃないわよ? ね、横島クン」
裸で座りこみ、落ちこんでいる横島を無理やり立たせ、令子は彼に優しい口付けで励ました。
『ぶー』
「さ、これを使うわよ」
壷のような容器に入った霊気の塊を横島に纏わせる。ソレはウネウネと横島の体を包み、人の形を形成していった。
『うわ〜 うにょうにょですらいみーですね。なんか素敵かも。うふふふ』
「一応横島クンが女だったらって感じの姿になるわ。まぁ、どんな風になっても笑っちゃだめよ?」
『へぇ、それは面白そうですね』
やがてエクトプラズムは形を固定し、横島の姿は女性の姿に固定された。
「へぇ、特に違和感とかないんですね」
自分の体の変化に違和感がないのに、最初は戸惑っていた横島は感心していた。
『うへー!』
「へ、へぇ、横島クンって女に生まれたらそんななんだ」
「はい?」
本来の身長は変わらないので女性にしては背は高め。それでいてスラッとした輪郭。少し鋭さが目立つ釣りあがった猫目。綺麗に整った顔は冷たさを感じさせる。胸も令子には及ばないが存在感溢れるボリュ―ムを誇っている。
『ぼん、きゅっ、ぼんってスタイルですね〜 いいなー! ずるいです!』
「へぇ〜 ふ〜ん、ほ〜う…… ね、お姉様って呼んで良い?」
「なんじゃそら!」
髪は肩まであり、それは黒く綺麗な艶をもっている。横島の口から出ているとは思えない澄んで凛とした声。そのケの無い令子であったが、何故か身体を許しそうな気になってしまう。心はとっくに彼のものだが。
「いいから服着なさい。その、ほら私が耐えてる内に! おキヌちゃんもよだれを拭け!」
『は!? ジュルジュル』
中身が横島であるのだからこの魂を揺さぶる衝動は問題なし。令子もキヌもそんな感じでした。奇妙な視線を感じながら、横島は何故かなれた感じに下着を着け、セーラー服を着る。髪が邪魔に感じ、軽くアップにまとめてみた。
「なんか変な気分ですね。って、美神さん…… よだれ拭いてくださいよ」
「は!? ジュルジュル」
『はい横島お姉さま! 手鏡をご用意しました♪』
「あ、あんがとなおキヌちゃん」
澄んだ声と男口調が妙にまマッチしている。自分の名前を呼んでもらえたとキヌがそれだけで喜ぶくらいだ。
「ね、ねえ? 一度で良いから令子って呼んでくれないかな〜」
それを羨ましく思った令子が自分もとせがむ。
「はぁ? その、れ、令子さん?」
「はふぅ!」
それだけで腰が抜けたように令子は座りこんでしまった。
「一体どうしたんだよ…… げ!」
二人のおかしい様子を気にしながらも、横島はキヌに渡された手鏡を覗きこんだ。そこには彼が良く知った顔が映し出されていた。その事に横島はとても驚いた。
「うわぁ、おもいっきり妹の顔じゃねーか。そういや声も似てるな。えっと『兄上、お茶がはいりました』うわ! そっくりだ」
一人で声真似をして一人で驚いている。それほどその声、そして姿は彼の妹とそっくりだったのだ。
「面白いな〜 妹に化けるとは思わなかった。じゃ、そろそろ調査を始めましょう…… どうしたんスか美神さん?」
「令子って呼んで! じゃないとお姉様にいけない事しちゃうんだから♪」
『勿論、私も参加しますよー』
「なんでじゃ! 二人とも目を覚ませえええ!!」
はぁ、入院って何時もものいりですね ゲームとかゲームとかゲームとか(挨拶)
ちっす。入院日が決まりました。明後日ッス。まぁ、なんか一週間で退院してまた自宅療養で済むそうです。身体に溜まった血溜まりをポンプでチューっと吸うだけですし。ま、場所が問題なんですけど。
ちゃんとこの女子高編だけでも全部投稿しとこうとは思っていますので、続きは暢気にお待ちください。あ、妙に設定を出してるのは代わりに誰か書いてくれないかな〜 とか思ってたりとかそんなこんな。本編の再構成のはずがどんどんオリジナル話になってしまって。それがアマドの習性ッス。