お口の恋人
第四話 ホワイテルはリコの色
ある雪山の怪。とある山の中、吹雪にみまわれ、テントの中でそれをしのぐ横島忠夫を狙う二人の幽霊。
『横島サンは自分が守るッス!』
人骨温泉ホテルに現れた自分の遺体を求める男の幽霊。
『守るのは私です!』
300年以上山に縛られている巫女の幽霊。
「あ〜 コーヒーが美味い」
目の前の現実から逃避する少年。
「ってかこんな狭いところで暴れるなよ。怒るぞホンマ」
霊にもよく効くマグナムの弾装を確認しながら二人を睨む。
『ふえ〜ん、怒られちゃったじゃないですか〜』
『こ、ここは協同戦線を張るのはどうでしょう? 自分は横島サンしか手を出しませんし』
『え? ええー!! その初めてがさんぴ〜だなんて…… でも、その……私も横島サンしか触りませんよ? さーびすなんてもってのほかですよ』
『成立ッスね?』
『ですね』
キュピーンと目を光らせながら横島ににじり寄る霊二体。
「ちょっと待てや! 撃つぞ! 本気だゾ!?」
口では本気だと言っても実は銃など撃ったことがない横島。たとえ幽霊とはいえ、さきほどまで親しくしていた相手や少女の姿をした相手を撃つことが出来なかった。
『横島さん。不束者ですが宜しくお願いします!』
「ちょほいとまちなは!」
『誰ッスか!』
突然テントをがばっと開いて完全武装(どこぞの帝国のベーダ―卿仕様)をした救世主が現れた。
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『出たなおでんマン!』
「誰がおでんマンよ! しかしこっそりと盗聴していたから良いようなものを! ワンゲルにホモが多いってのはまさか本当だったのね。さぁ、この美神令子が極楽にいかせてあげるわ。待たせたわね横し……ま」
「むぐー!」
『んん〜♪』
横島の頭を抱え込んで濃厚なチッスを行っているキヌ。為されるがままの横島。
「人の…… 人の男に何しとんじゃああ!!」
『ぐああああッス!』
『やああん、もっと〜♪』
「何で俺までー!!?」
令子の怒りが頂点に達したとき、体内に蓄積された霊力が限界を越えて増幅され、天のイカズチをも上回る豪雷を召喚したのだ。俗に言う『だーりんうわきはゆるさないっちゃよ』である。
『う、うぅ……自分は友情を深めたかっただけッスよ〜』
『私はその…… 愛故に』
「俺は抵抗したんや〜」
とりあえず横島をホテルまで令子は運んだ。ほっておいたら死んじゃうし。それに当然のように二人の幽霊も憑いて来た。
「とりあえず―― 横島とワンゲルはいいとして、アンタ、キヌって言ったっけ。アンタは私の丁稚になんのようなのよ。ってかアンタ何?」
『その〜 説明したはずじゃ……』
「ああん!?」
それはとてもこわいめんちでした。
『あ! 説明します! 実は私、300年前にこの山に生贄として捧げられたんです』
「人柱ってやつね」
キヌの説明をはしょると、噴火する山を鎮める生贄になった。そういった生贄は死んだ後その山や地方の神様になるはずだった。しかし素質か才能がなかったのか、キヌはそれになれなかった。かといって成仏もできなく、徒に長い時を過ごしてきた。
「結構、不憫ですね」
『そうなんです! そんな私が恋に芽生えて愛に目覚めさせた人を慕い無理やりにでも契りたいってのは自然の摂理ですよね』
「なんでそうなる!」
またも横島に抱きついてスリスリしてる(股間を)キヌを令子がペシリと叩く。
『いや、本当は私の代わりに山に自縛する心の広い人を探していたんです。そんなとき、興味深くもいやらしい甘美な肉欲溢れるゴニョゴニョを目撃しまして。あぁ、この人となら成仏しないで永劫にえっちし続けるのもいいかなぁ……なんて思いまして』
「思うなや」
まさかキヌが自分を呪縛しようと企んでいたとは思わなかった横島が、泣きながら胸を押しつけてくるキヌの頭をはたいた。
『あぅ…… どめすてぃっくばいおれんすですぅ』
山の神の失敗作。それがキヌである。令子はそう解釈した。だとしたら、一見ボケボケでもキヌの霊力は相当な物のはずだ。苛立たしいがさきほど横島と粘膜接触したせいで力も増しているはず。
「ねぇ、ワンゲル。アンタ山の神様になってみる気ない?」
『じ、自分がッスか!? やるッス! なるッス! 俺たちゃ街には住めないッス!!』
急な令子の申し出であったが、幽霊山男はそれを喜んで受け入れた。相当嬉しかったらしい。涙流して喜んでいる。
『えっと、そうなると私は?』
「自縛が解かれるんだし成仏できるでしょ」
「良かったな」
『むぅ』
令子が地脈を操作し、キヌに向かっていた力の流れを幽霊山男に切り替えた。とたんに山男の神格が上昇し、そのジョブに相応しい霊位を取得させた。
『これで自分は山の神ッスね!! おお、遠き山に日が落ちるッスよー!』
「なんか誰かさんの影響でかなりの高位の神になっちゃったわね〜 でもその力をしっかり扱う為に修行を行い続けなきゃダメよ」
『委細承知ッス! 待った〜 掘るん♪ ッスよ〜 でも待たないッスよ〜!』
意味不明な台詞と角笛の音色とともに、新生山の神は旅立って行った。
「一見落着ね。さて、横島クン。実は家族風呂を借りきったのよ。そこって露店風呂でね、食事の前に一緒に入りましょ」
「ういっス」
なんか腕なんか組んで仲睦まじく立ち去る令子と横島。
『ちょっと待ってくださいよ〜』
それをキヌが呼びとめた。
「なによ? 成仏しないの」
『それが、その、成仏ってどうやるんですか?』
「あ〜 幽霊を長い事やりすぎたせいで安定しちゃってるのね。普通に幽霊も300年も過ごせばそれだけで神格化もするもんだけど」
『ふえ〜ん! 素質がなくてごめんなさーい!』
ドサクサ紛れに横島に抱きついて涙するキヌ。
「あ〜 よしよし。…… どうします美神さん。除霊してあげます?」
「誰がその除霊料金払うのよ。横島クン、諦めなさい」
まるで野良犬を拾ってきた子供を諭す母親のように、令子は横島を諭す。
『うぅ…… その、働きます! いえ、ご奉仕させてください! お願いします!』
ウルウルと涙をためながら令子にキヌが懇願した。実は令子もキヌの処遇には困っていた。実は強力な幽霊を放置するわけにもいかず、下手すれば悪霊にもなりかねない。そうなれば自分の評判もガタオチだ。
「日給30メセタ。それ以上は出ないわよ」
『はい! がんばってご奉仕させていただきます! 痛いのだってへっちゃらです! でも、最初は優しくしてくださいね横島さん。いえ、旦那様♪』
「なんでそうなるのよ!」
『ひえぇ! 申し訳ないです奥方様!』
「奥方様? …………まぁいいわ」
「いいのかよ。あ、俺は横島で良いから。」
「いいの! さ、早く温泉入りましょ」
『はい!』
「アンタじゃない!」
「んむ、んむぅ、んんん〜」
「くぅ、結局こうなるんかい!」
星が瞬く夜空の下。温泉の湯気に霞む家族風呂。岩縁にすわる横島の正面に傅き、丹念にペニスを愛撫する令子。
『むぅ〜 いいな〜 羨ましいな〜 グスン』
風呂に服着て入るなんて言語道断と、令子に怒られて入り口でキヌがうろちょろしていた。どうやら衣服の脱ぎ方がわからないらしい。はだけることは出来るのだが。
「んう? んぐ! ごぶぅ、ごきゅ……ごきゅ」
自分の胸の間に挟んだ横島のペニス。そこから溢れる大量の精液を、令子はゆっくりと飲みこんでいた。
「ぷふぅ、ん、んん」
口に精液を含んだまま、令子は胸からペニスを離した。そしてまだビンビンに勃起したそれに口から精液をつぅっと垂らし手で馴染ませた。
「な! 何するんですか!」
「ん〜 ちょっと勿体無いけどローションの代わりにね。ふふ、ついに試す時が来たわ! この日の為に恥ずかしくても我慢して専用の道具を通販し、ちゃんと慣らす為にせっせと自分で拡張したあの日々……」
「お〜い、美神さん?」
「前準備もしっかりやったし。事前にリサーチして横島クンにスカ属性が無いのを確めたからこっそりとやったし!」
「お〜い」
「ちょっと怖い。でも! でも! 新たな発見と新たな喜びの為にいざ参る! さぁ、横島クン、今日はこ、コッチを試すわよ……なによ」
四つん這いになってお尻を片手で広げて向ける令子に固まる横島。
「私だって恥ずかしいんだからね! ち、ちゃんと慣らしはしてあるから大丈夫よ」
「い、いや、かなりびっくりしました。でも平気ですか?」
「男でしょ! 根性見せなさい!」
「うっス!」
屈辱的な姿勢で男を誘う自分に羞恥心で頭が爆発しそうだ。しかし、ここで止めたら腸内洗浄までした努力が無駄になる。こっそりお尻を弄って慣らした日々も! 専用の道具だって買ったのに! 丸っこい数珠状のアレを。
「ゆっくりね、ゆっくりだからね。それと痛いって言ったら直ぐ抜いてよね」
「うっス。あ、本当に柔らかいな。指がちゃんと入るぞ」
一度口に咥え唾液をつけた人差し指を令子のアナルに指しこむ。
「あひゃ! うくぅ! あひ! やぁ、焦らさないでぇ」
「いや、ちゃんと確めないと。しっかし夜中に一人で何してるかと思ってたら」
「知ってたの!」
「まぁ、あんな可愛い声で喘いでいたら気が付きますって。いや、まさかお尻を自分で開発してるとは予想の斜め上でしたけど」
「むぅ、横島の癖にぃ! うぐ! きゅ、急に入れるなんてぇ! うぐっぐぐぐぅ」
指でだいたいの具合を確認した横島は、そこにペニスを当て、ゆっくりと挿入して行った。
「大丈夫ですか? 止めますか」
「んぐ! ぬぐぐ、ら、らいじょうぶよ。んん〜」
ゆっくり、ゆっくりと令子の腸内にペニスを埋没させて行く。そこは膣内とは違った温かさと絞め具合をしており、横島もその快感に驚いていた。
「ひゃひぃ! んぎ! んああああああ……んぬ! はぅぅ は、入った?」
「後、もう少しッス。しかし凄い気持ちが良いですよ。驚きました」
「わひゃひもなんか凄いなんか…… はふぅ」
ゆっくりと時間をかけ、令子のアナルはペニスを根元まで飲みこんだ。良い子の皆、アナルセックスはちゃんと色々準備しないととっても危険なんだ。腸を洗浄しないと男の子はおちんちんの病気になっちゃうし、女の子はお尻が切れて痔になっちゃうぞ。
「動いて大丈夫ですか? 俺もう」
「んん、ちょっと待って…… いいわ。滅茶苦茶にしてね」
令子の様子があまりに健気で思わずほろりときてしまう。見学のキヌも思わず頑張れ〜と応援していた。
「んグル! ひぐ! ひぐぅ! ぬぐ? あひぃ! 熱いよぅ! 熱い〜!」
最初は小刻みに、そして段々とその動きを激しいものに変えながら、横島はペニスを打ち続けた。そしてペニスは新たな快感とシチュエーションに絶えきれず、モノの数分で射精してしまい、令子の腸を大量の精液で満たした。
「は、はふぅ…… あ、まだ抜いちゃ嫌! もうちょっとそのままで、ね」
力なく倒れた令子の上に圧し掛かる形になっていた横島が、彼女を心配してどこうとした。が、それを令子が止めた。よって、彼女達は繋がったまま夜風を浴びる事になった。
「せめて逆になりましょうよ」
そう言って横島は、令子を抱きしめたままクルンと回転した。結果、仰向けの状態で令子は横島を下に布いて寝転がる形になった。勿論、挿入したまま。
「キャ! あ、ありがとね。でもこの格好もかなり恥ずかしいわ」
「今更何を言ってんスか。ほら、胸をこんなに勃起させてるし、ここだってびしょ濡れですよ」
「ひゃう! バカ! バカァ……あん♪」
自由に動く手を令子の乳首やぐしょ濡れの陰裂に這わせた。この辺はもう横島も馴れた手つきになっている。そりゃ毎晩やってればね。
「所でなんでお尻なんスか? いや気持ち良かったですけど」
「ほら、座薬って腸から吸収させるじゃない? だからザーメンもお尻から吸収させたらどうなのかなって思って。一度思いついたらハハ、なんか試したくてうずうずしちゃって」
「お尻がですか」
「バカ」
因みに霊力はかなり吸収されたそうで。そりゃ調子に乗って抜かずに6回とかヤりゃあね。ってか今も栓代わりに入れたままだし。
『さ、しっかりと学習させてもらいました! 次は私ですよね! ね?』
ここでおわり
『え〜!? なじぇ…… ひ〜ん』
スクールランブルをまとめ買い。うん、面白いよ(挨拶)
ども、近いうちに再入院が決まって今のうちに好きな事をいっぱいやるのに必至なアマドです。ま、普通に行けば十日くらいで退院できるんですけど。とりあえず、この次の話がちょっと私的に問題作。オフィスビルの話なんですが殆ど内容はオリジナル。えっと、ロリとショタが混ざったようなお話でして。【イ】でなんとかなりますかね?飛ばして女子校編に行くのが無難かな。 ではでは