▽レス始▼レス末
「終末の宴  そのじゅうご(金色のガッシュ)」シンペイ (2004.09.21 14:55/2004.09.21 18:12)
「やはりこの程度では効かんか」
 
「なんかも−どうでもいいわ。とにかくあいつを倒します!
 それでいいわね、ブラゴ」「勿論だ」
「しかし、はいそうですかとやられてやるワケにはいかんのだ。
 いくぞ、『ビレオレジア』」
ダロスの頭上に十数本の光が浮かび上がる。
いや、光でできた剣が。
「こういう時人間はどういうのだったか・・・ああそうだ。『光の護封剣』というのだな」
その言葉とともに光の剣は一斉にブラゴとシェリ−に襲い掛かる。
それらを拳で粉砕するブラゴだが、剣たちは次々と数を増していく。
そして、ブラゴの脇をすり抜けた剣はシェリ−を、いや彼女の手にある『黒い本』を目指していた。
「くっ」「なんの」「このぉ」
しかし何時までもはかわしきれず、ついに一本の剣が『黒い本』を貫く。
同時に炎と化す『黒い本』。
「どうやら終わったようだね。さて次は『赤い本』の
しかしその時ダロスは見た。会心の笑みを浮かべるシェリ−と、その手の中にある『黒い本』を。
「『ディオガ・グラビトン』」強烈な重力球に押しつぶされるダロス。
 
「オレが聞くのもナンだが・・・おまえ今その本燃やされなかったか?」
「わたしは戦いには万全を期するタイプなの。赤い本の使い手達のことは調べておいたのよ。
 基本的に甘いわ。本の使い手はおろか可能ならば魔物すら傷付けずに勝利したいというタイプ」「おまえの同類だな」
「なら本を狙ってくるのは判りきっている事。故にダミ−を用意しておいたのよ、こんな風にね」
そこまで言った時一本、光の剣がシェリ−の手にした本を貫き、焼き払う。
「ならばこれでいいんだな」「いいえ、本物はこっちよ」
重力球の底から出てきたダロスに勝ち誇るシェリ−。しかし次の本も焼かれてしまう。
「実はこっちなのよね」懐から次の本を出すがこれも焼かれる。
「嘘よ。本当はこっち」バッグから5,6冊の本を出し、全てが焼かれる。
「ホントはそこよ」ブラゴのポケットに入っている『黒い本』
「いえいえそこね」こんどは十冊以上がダロスの懐から湧き出してくる。
「そっちを御覧なさい」ダロスが手をついている石壁が、全て『黒い本』になっている。
「実はそこなのよ」いきなりダロスの足元の地面が抜け、下にあいている穴は百冊を越えるであろう『黒い本』で満載だった。
その時ポケットからライタ−を出したシェリ−は、手に持つ『黒い本』に火を付けると穴に放り込んだ。
猛烈に燃え上がる穴の中。「あちちちちちちち!」
 
「・・・・一応聞くぞ。あれはなんだ?」
「さっきも言ったでしょ、ダミ−だって」
「いや・・・しかし・・・」
「前話したわね、以前さまざまなジャンルのエキスパ−トに色々と鍛えられたって」「ああ」
「その中に居たのよ。ヘンなヒゲにヘンなサングラス付けたオ−ルバックの男が」
「・・・・・・なるほど」
 
燃え上がる炎の中から姿を表すダロスを眺めながら、二人は暢気な会話を交わしていた。
 
ちょっち短いけど続きます
 
前回ブラゴをはっちゃけさせたので今回はちみっとシェリ−をはっちゃけさせてみました。
 


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△記事頭
  1. わ〜い、ゆ〜ぎお〜だお〜(精神崩壊中)・・・・(再起動)。
    だからこいつら誰だーーーー!!!!本は持ってないと術でないんだから無意味なダミーもあんぞお〜い!
    ゾフィスもこんなんにおびえて魔界に帰ることになるとは情けないだろーなー。
    九尾(2004.09.21 16:59)】

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